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『週刊少年ジャンプ』2025年31号 感想

『カグラバチ』 (第84話 傷の者たち) 剣聖と真打の問題にチヒロくんを巻き込みたくない座村さんの気持ちはよくわかるんだよ。 座村さんはかつての戦友たちを巻き込みたくなくて、ひとりで全部かたづけようとしてる人だから、何の罪も背負っていない子供たちを巻き込むなんてあり得ないよね。 でも、チヒロくんはそれを全身全霊で拒否してくる。 「俺は 六平国重の息子だ」って叫ぶ。 座村さんの気持ちをしっかり理解したうえで。 これもう座村さんどうしようもないな。八方ふさがりじゃない? それでも、自分だけが犠牲になる道しか選択できないのが、座村さんのつらいところというか哀しいところというか。 ここで、座村さんの戦闘をさまたげない巻墨の存在が、座村さんをさまたげる存在として再登場するの、そういう前振りはあったけど実現するとやっぱり燃える! 座村さん、チヒロくんもイヲリちゃんも巻墨のみんなも、誰一人納得させられてないの、ちょっとかわいそうにも感じるけどね。 『魔男のイチ』 (第40狩 継承) 国名を元の「カガミ国」に戻したのに、ゴクラクの追放は解除されないの? ゴクラクが断ったのか、追放に関する問題についての話し合いをまだしてないのか……。 リチアはそこらへんをはっきりさせるために来たんだろうけど、なんとなくゴクラクはイチと一緒に来そうな気配。 『逃げ上手の若君』 (第209話 伝説1351) 別記事になりました。

『逃げ上手の若君』(第209話 伝説1351) 感想

センターカラー絵の構図、なんとなく見覚えがあるな、と思ってコミックスで確認したら4話の扉絵に合わせてるんだな。 時行が成長して、頼重ポジに頼継が入ってる。 だから「はじまりの地はずっとここに。」っていうアオリがついてるのかな。 玄蕃の「逃若党じゃ 坊に次ぐ逃げ上手だぜ」ってなんかいいな。 その分野で時行に張り合う気はまったくないって感じが。 玄蕃、なんだかんだで指示出しがうまい! ずっと孤高の存在なイメージだけど、夏ちゃんにいつも指示を出してるもんな。 夏ちゃんが指示通りに動くように訓練されている子だから、動かしやすいのかとも思ったけど、考えてみれば玄蕃は人の考えを読むのがうまいし、頭の回転もはやいから、本人がめんどくさがったりしなければ、指揮官としてかなり有能なのね。 「人生で結んだ たった一度の契約は守る」 自由を求める玄蕃を縛り続けている時行との契約。 たとえ国をもらえたとしても、めんどくさい、で放り出しそうな気もするんだけど、玄蕃の性格的に、契約があるから、という口実が必要なのかも、と思う。 時行たちと行動を共にし続けることへの建前というか。 ところで玄蕃にもちゃんと元ネタがあったんですね。 巻末コメントによると秕さん以外はすべて元ネタがあるということだけど、このマンガ、キャラがいろいろと濃すぎるけど、秕さんがもっとも非実在っぽいな、確かに。 「玄蕃祭り」からコラボの話が来ないらしいですが、実際のところお祭りの主催者の方々は逃げ若をどう思ってるのかが気になります。 このマンガの存在を知らない、はさすがにないと思うんだけど。 逃げ若はよいけど、あの玄蕃はちょっと~、だったらめっちゃ納得する。