『逃げ上手の若君』(最終話 エピローグ2/2) 感想
見開きカラーで主要キャラが勢ぞろい! が、やっぱり最終回には欲しいですよね。 夫たちの一周忌を機に、残された妻たちは散り散りになる。 北条党の解体に伴いやることも多かっただろうし、魅魔、亜也子、雫は出産もあったから、一年間は慰め合い、想い出を語り合いながら、身を寄せ合って暮らしていたんだろうね。 魅魔と亜也子は、父から譲られた土地を拠点に生活する。 土地からあがる収入があるし、親の庇護も受けられるから、ひとりでも子育てには困らないんだろう。 何かしら人災や天災が発生することもありうるので、三人かたまってるよりもバラバラの方が時行の血筋を残せる確率があがる、という考えもあるのかなとも思う。 雫は南朝のためにまだ働くつもりか。 秕さんは正宗殿の元に身を寄せる。 元の職場に戻るってことね。 駿河四郎は「北原」を名乗り、家族と共に信濃に移住。 この家族大好きな人が、家族と共に生きていけてよかった。 一方、三途の川にたどりついた時行、弧次郎、吹雪。 出迎えたのは戦車に乗った頼重殿。 水上バイクの次は戦車か……乗り物好きなのかな? 「微生物一匹でも喰ったり踏めば殺生になるので ほとんど皆 地獄に落ちまする」って、天国行きの条件が厳しすぎるな! 微生物しかいない天国とか、設定が斬新すぎる。 今川殿は瑪瑙と再会できて幸せそう。 そうだね、馬が微生物を踏まずに走るのは不可能だよね。 地獄において、アレクサンドロス大王やナポレオンよりも恐れられているのが結城殿! 地獄で虐殺しまくりでうっきうき! まさかの結城殿がラスボス! 父親が地獄で迷惑をかけないように成仏を促したいと息子が出家したの、まったく意味なかった。 てか、父親が地獄で迷惑かけまくる、という考えが当たっていたとは……。 そして、時行の地獄での壮大な鬼ごっこがはじまる……。 ラストは頬を紅潮させて逃げ回る時行! いや、最終回がこんなわちゃわちゃ展開になるとは……。 松井せんせーのいつものやたら横長な字で「逃げ上手の若君」「松井優征」ってサインが入ってるのみて、しみじみと、終わったな~、ってなった。 あいかわらず松井せんせーは作品の締めがうますぎる。 『魔人探偵脳噛ネウロ』、『暗殺教室』、『逃げ上手の若君』。 松井せんせーの連載の最終回はいつでも、人間の可能性への期待にあふれているんだよね。 どれだけ残虐なシーンがあっ...