『週刊少年ジャンプ』2026年14号 感想
『魔男のイチ』 (第72狩 一瞬でも長く) 胎児がつくりだした父の最期の45秒。 「私の最期の言葉を聞いてくれ ミィ」 この言葉に悲しみをこらえるような表情を浮かべたミネルバが、すぐにきりっとした強い顔に切り替わった。 最期の言葉をひとつも聞き漏らすまい、と。 泣くのは後でもできるから、と。 たった45秒で何を伝えるのか、と思ったら、なるほど子供の名前か。 これから先、ミネルバは子供の名を呼ぶたびに、得たものと失ったものに想いをはせるんだろうか。 泣くミネルバをみつめるジキシローネは、悔しさと怒りにふるえているようにみえる。 自分の能力を限界まで駆使したのに犠牲を出してしまったことが悔しいのかな。 あと、大事な存在を失った時の自分を想像させられて不愉快なのかな、という気もする。 ナイフを置いて静かに頭を下げたイチ。 イチはいつでも命に対する敬意が深い。 それがつきぬけて「死対死」というポリシーにたどりついたんだよね、きっと。 ラストの見開きのデスカラス様が禍々しすぎてすばらしすぎる! 『さむわんへるつ』 (#23 夏休みになったら) 生徒会長のお仕事で夏休み前の注意事項を話すミメイくん。 「夜更かしなどは控えて」と言うミメイくんに、ひっそり「うそつきだ」ってニヤってするくらげちゃんがかわいい。 大勢がいるところで、ひっそりふたりだけのやりとりを交わすって、なんかいいよね! 夏休みに入ったらくらげちゃんと会う機会がなくなる、ってひそかにあせってるミメイくんもかわいい。 やりすぎなくらい気遣いする子だし、いまだにくらげちゃんとの距離をはかりかねてる状態だから、学校とは関係ないところで会う機会を自分からつくろうとするの、めちゃくちゃむずかしいよね。 このマンガ、なんでこんなにあまずっぱいの。 『カグラバチ』 (第113話 石) 新章突入したらちょっと大人びたチヒロくんがみられるんじゃないかとわくわくしていたら、なんと過去編に突入した! 斉廷戦争をがっつり描いてくれるとは予想外。 六平パパが妖刀を作るきっかけは柴さんだったっぽい。 柴さんがやたらチヒロくんに弱いのはそういうことも関係してるのかもしれない。 自分が余計なことをしなければ、チヒロくんは普通に学生やってたかもしれないのに、隔離生活を送らせて一度も学校に通えてない状況にしてしまった、という罪悪感が、チヒロくんに甘々...