『暗殺教室』第27話 克服の時間 感想、もしくは、期待外れと期待通り

祝! 『魔人探偵脳噛ネウロ』の集英社文庫版刊行開始!
というわけで、買いましたとも。
なんといっても表紙が描きおろしだし、初回版にはポストカードがつくからね!
ところで、1巻の表紙は魔人様であいかわらず美人なんだけど、2巻の表紙の弥子ちゃんがなんか微妙なことにっ(汗)。
今の松井せんせーの絵の弥子ちゃんは、若干、ふくよかというか、若干、自律思考固定砲台ちゃんはいってるというか(苦笑)。
松井せんせー、男性キャラの絵はそんなに変わってないのに、女性キャラの描き方がずいぶんと変わった印象があるよねえ。
あの弥子ちゃんのかわいさは、微妙なバランスの上に成り立っていたのだなあ、としみじみしてしまった。
ちょっとさびしい気もするけど、マンガ家さんの絵は変わるものだし、これも松井せんせーが進化を求めた結果だものね。


それと、『暗殺教室』がマンガ大賞2013にノミネートされてた!
私が知る限り、こういった賞に『ジャンプ』のマンガがノミネートされるのは珍しいので、めっちゃうれしい。
あと、どの関連記事でも『暗殺教室』がトップで紹介されてて(←単なる五十音順だと思われる)、なんかちょっとお得な感じが(笑)。


さらに、この装丁がすごい! ~漫画装丁大賞~ 2012で、『暗殺教室』の1巻が6位にランクイン!
これまた、ジャンプコミックスが入るのはめずらしい。

『暗殺教室』のコミックスの装丁は本当に見事だよね。
本屋でめっちゃ目立つし、奇抜だけど、品の良さを感じる。
奇抜だけど上品、って、松井せんせーのマンガもそんな感じがするな。


さて本題(←最近、前置きが長すぎる)。

柱の「寝ても覚めても殺りんワールド!! 暗殺させちゃうぞ♪」を読んで、「ころりんワールド」ってなんやねん! とベタなツッコミをいれてしまった件。
今年も編集さんは絶好調のようです(←これ考えてるのって編集さんだよね?)。


前回、烏間先生にこてんぱんにやられた師匠はリタイア宣言。
諦めがいいというよりは、見極めがはやいというべきか。
プロだからこそ、感情にはしらない、ということなんだろうね。

でも、イリーナ先生が成功する見込みもないと思ってるので、早々に引き分け宣言。
しかし、イリーナ先生はあきらめの悪い子だった(笑)。


得意の色仕掛けがまったく通用しない烏間先生に対して、通じないのを覚悟で色仕掛けと思いきや、トラップとの併用で見事に烏間先生をひっくり返したっ。
一定の行動を繰り返していた(同じ場所でごはんを食べてた)という時点で、すでに烏間先生にミスがあったような気がするけど、烏間先生はあくまでも暗殺する側であってされる側ではなかったわけだから、そんなことにまで気を配ってはいなかったんだろうね。

しかし、あそこできっちりナイフを止めた烏間先生の反射神経もすごいよね。

それにしても、はあはあしてるイリーナ先生のアップの顔がかわいすぎるっ。
なんだよ、この萌えキャラっぷりわっ!

で、「殺りたいの、ダメ…?」って……。
なんなのこのかわいさ……いろんな意味でダメすぎる……。
この体勢でこの台詞って、『週刊少年ジャンプ』的に大丈夫なんですか~っ!(爆)

そりゃあ烏間先生も白目むくわ(苦笑)。


そんなこんなでイリーナ先生に降参した烏間先生。
「極上のサービス」目当てではないと思うけど(笑)、もしそうでも仕方ない。
うん、あのかわいさには負けても無理はない。てか、負けてあげるべき!(笑)
まあ、軍人としてそれはどうなんだ、というのはあるけど。

結局のところ、まだ日数的に余裕がある段階で、1秒の攻撃チャンスを得るよりは、イリーナ先生が成長して暗殺成功の可能性を広げる方に期待した方がよい、という判断なのかね。


それにしても、「…しょせんこの程度か」という烏間先生の表情がなんかよいね。
怒ってるとか、あきれてるとかいうより、さめてる感じ。
こういった表情をみせるあたり、烏間先生の中にはイリーナ先生に対してかすかな期待があったんだろうね。

しかし、期待外れもへったくれもなく、イリーナ先生はやっぱりイリーナ先生で、それだけのことだったんだな(苦笑)。

まあ、イリーナ先生の株が生徒たちの間で爆上げしたということで、烏間先生にもメリットはあったんではないかね。
同僚(?)が生徒たちから信頼されるのは、烏間先生にとって悪いことじゃないだろう。


そんでもって、殺せんせーにとってこれは、期待通りの結果、といえるんだろうなあ、多分。


烏間先生のかっこよさと、イリーナ先生のかわいらしさが満載だったこのシリーズ。
めっちゃ楽しかった。
今度こそ転入生が来るか?