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『幽遊白書』 「それぞれの決心!!」の巻 感想

今週の心の叫び うれしいんです~!! 不親切なあらすじ 幽助は魔界の雷禅のもとに行くことを決意し、それを螢子に告げた。 そして、蔵馬は黄泉から、飛影は骸(旧漢字らしく本来の字がみつかりません。これで許してやってください)から誘いを受け、飛影は蔵馬に自分は骸のもとへ行くと告げる。 一方、幽助は螢子に3年間で戻ってくると約束し、帰ってきたら結婚しようと言う。 ?回目のプロポーズ ごめんなさ~い。 私はもう、うれしくってうれしくって、ちょっとキレてます。 現在の状況が決して楽観視できるものではないとわかっているの。 4人がばらばらになることはほぼ確定的だし、下手すると皆が闘うはめになっちゃうってことはよくわかっているの。それはとっても哀しいし、つらいことなの。 それでもそれでも……私はうれしいのよ! これはもう、幽助×飛影至上主義者の看板を降ろした方がいいかも、と思っちゃうぐらい、今週の幽助の螢子ちゃんへのプロポーズがうれしかったの。 もともと私は、幽助×螢子、飛影×雪菜が大前提の幽助×飛影ファンだから(つまり、それぞれが螢子ちゃんと雪菜ちゃんを大事にしたうえで、お互いを想い続けていて欲しいと思ってるのね)、幽助が螢子ちゃんと仲良くしてるのはとってもうれしいんだけど、まさか、こんなに幽助×螢子な人だとは、自分でも思ってなかったのね。 ああ……幽助×螢子……幽助×飛影よりさらにマイナー……まだ、飛影×雪菜の方が……(私はもともと健全onlyの人だから、その私が幽助×飛影にハマったってことの方がすごいのよ!)。 それにしても、螢子ちゃんも温子さんもすごい神経してるよねえ。 基本的に変わってないならそれでいいとか、魔界とアメリカとどっちが遠いかとか……。 う~ん、なんか論点がずれてるような……。 螢子ちゃんは本気で怒ると、かえって無表情になるタイプのようですね。で、やけになって幽助のタバコを奪って吸ってみたりするあたり見ても、相当にすねてるんだけど、それを言葉に出そうとしない。 そのくせ、自分が受ける女子高の隣には男子校があるとか言って、幽助を引き留めたがってるようなそぶりを見せる。 ここらへん、すっごい巧妙だよね(笑)。 幽助みたいなお子様では絶対にかなわない、女特有のしたたかさを感じさせますよ。 そのうえで、勝手にどこにでも行っちゃえば? 私には関係ないことよ! みたいな調...

『幽遊白書』 「同類の証!!」の巻 感想

今週の心の叫び それだけはやめてくれ~!! 不親切なあらすじ 雷禅国王の使者は、1週間後の来訪を予告し、魔界に戻っていった。 黒呼は幽助に魔界に行くべきだと言い、佐藤晶吾は“血をともなった戦友との別れ”という不吉な占いの結果を告げる。 そしてその頃、蔵馬と飛影のもとにも、それぞれの来訪者が現れていた。 属すべき世界 幽助は人間なのか、魔族なのか……。 これは、幽助が生まれ変わって以来の大問題だった。 私はそれを、“幽助は幽助”と結論づけていたし、幽助自身も“おれはおれ”と言っていた。 もちろん、桑原くんも蔵馬も飛影ちゃんもコエンマさまも幻海師範も、そう思っているからこそ、幽助に対する態度をまったく変えていなかったんだろうと思う(螢子ちゃんと温子母さんは、幽助が魔族になってしまったことを知っているのだろうか?)。 けれどもう、誰もが“幽助は幽助だから、今まで通りに生きていていいんだよ”と言って、幽助を居心地のいい場所に置いておいてはくれない。 なにしろ、幽助自身が現在の自分のポジションを定め切れず、今まで、何の不思議もなく存在していた空間に居心地の悪さを感じているのだから。 生まれ変わってしまった時点で、幽助は魔族になったのか、それとも人間でも魔族でもある者になったのか、はたまた人間でも魔族でもない者になったのか……。 それだけは、幽助に選んで欲しいと思う(幽助が決めてくれるのなら、それを受け入れます……泣くかもしれないけど)。 ところで、コエンマさまはおそらく、幽助の抹殺指令を知りませんね。知っていたら、あの時、幽助に警告していたはずだものね。 ああ、コエンマさまってば……霊界で仲間はずれにされてるんじゃないのかしら? 守る者 “幽助は人間界の住人ではない” それは、誰かが告げなければならないことだったのだろうと思う。 黒呼さんだって、そんなことを言いたくはなかったのだろうと思う。 幻海師範は自分と幽助のために生きているから、幽助のために死んでも悔いはないだろうと思う。 けれど、黒呼さんには大事な家族があって、それは当然のごとく、幽助よりずっとずっと大事なものなのだから、幽助よりも家族を守ろうとするのは当然のことだ。 逃げることを、ごまかすことを許さない黒呼さんは、多分、幻海師範によく似ている。黒呼さんもきっと、あんなふうに老いていくのだろうと思う。 強いからこそ、...

『幽遊白書』 「魔界への招待状!!」の巻 感想

今週の心の叫び 幽助は王子さまだった!! 不親切なあらすじ 黒呼の家で楽しい時間を過ごしている幽助の前に、3匹の妖怪が現れた。 彼らは幽助の“本当の父親”である闘神・雷禅の部下であり、死に瀕している雷禅のために、幽助に魔界に来て欲しいと言う。 幽助は彼らの力を試すために、戦いを申し入れたのだが……。 闘神・雷禅 あの扉絵って、やっぱり幽助ですよねえ。 なんだか、すっごくコワクて、こいつは何者だよ……とか思っちゃったわ。 ただでさえ、幽助が魔族になっちゃって、こちとらビビッてるのに、これ以上、驚かせないで欲しいもんです。 う~っ、二重人格の幽助なんて……(泣)。 それにしても、幽助ってば国王の子供……ということは、魔界の王子さまだったのね。 すごいぞ! コエンマさまが霊界のプリンスなら、幽助は魔界のプリンス! 無印良品だと思ってた幽助か、こんなブランド品だったなんてね(大笑)。 蔵馬が、幽助のご先祖は“闘神”らしい、と言っておりましたが、まさかこんなにお偉い方だとは思いませんでした。 それにしても、雷禅さまも無茶を言いますね。 人間をエネルギー源にしている妖怪に、人間食べるな、だなんて、彼らに他に何か食べられるものはあるんですかね。 人間に肉を食べるな、って言ってるようなもんでしょ? そりゃ、受け入れられないと思うわ(しかし、1000年も食事をしなくても生きているというのは……)。 もしかしたら、1000年も前に雷禅さまは本気で人間の娘を好きになっちゃって、子供までつくっちゃったのかもしれないわね。 その影響で、人間を食べたくないと言い出したのなら、かなり一途でかわいい方だなあ。命を縮めてでも、貴女のことは忘れません……っていうんだからね(何もわからないうちから、ラブロマンスをでっちあげる私って……(苦笑))。 シルエットだけを見ると、結構、美形っぽい(なにせ、美人の温子母さんと、かっこいい幽助のご先祖さまだもの(笑))ので、雷禅さまのご登場をわくわくして待ってる私です。 秩序ある魔界 それにしても、そんなわがままを言う国王さまに、どこまでも尽くします! っていう国民たちもすごいですね。 使者であるS級妖怪さん(名前がわからない)も、やたらと礼儀正しいし。 魔界ってのは、どこまでも無秩序な世界だと思っていたけれど、実際にはそんな中にも秩序はあるんだね。 それに、A級、...

『幽遊白書』 「初代霊界探偵・真田黒呼!!」の巻 感想

今週の心の叫び 黒呼さんは美人だった!! 不親切なあらすじ 平穏な生活を取り戻した幽助だが、そんな平和にも飽きて、ものたりなさを感じて苛立っていた。 コエンマは幻海のところへ相談に行くことを勧め、その幻海は初代霊界探偵である真田黒呼のところへ行くことを勧めた。 そして、幻海に教えられた場所を訪ねた幽助の前に現れたのは、幸福な結婚生活を送っている真田黒呼とその夫と2人の子供だった。 嵐が過ぎた後 しょっぱなから得体の知れない姿をしている幽助……一体、その格好でどうやって戦うんだい!(桑原くんといい幽助といい、最近、なんだかこういうの好きよね、冨樫先生(笑)) けれど、今の幽助ならあの程度のオモシは何の障害にもならないような気もしますね。 どうせなら桑原くんと喧嘩すればいいのに、と考えて、いや、それは困る。桑原くんが殺されてしまう、と考え直しました。 だってね、桑原くんはハンデつきの喧嘩も手抜きの喧嘩も承服しないと思うのよ(それにハンデつきはともかく手抜きは幽助自身もやりたがらないでしょうね)。たけど、そんなものなしで本気でやられたら、やっぱり桑原くんが死んじゃうわ。 仙水という“嵐”が過ぎ去った後に残ったものは、“嵐”の最中のワクワクで、幽助はそのワクワクを求めて、不謹慎にも“嵐”を待ちこがれているというわけだ(何度、死んでもこりない子ですね)。 それにしても笑ったのはコエンマさま! どうしてこんなところに八雲(『3×3EYES』参照)がいるんだいと、一瞬、考えたのは私だけですかね。 おおっ! 普通の格好をしてるコエンマさま……ようやく人間界でのTPOをわきまえるようになったんですね(それとも、あれは幽助と密談するための、おしのび用の格好だったのかしらん)。 しかし、コエンマさまのところって、見事に親子断絶してますのね。「油断できん」だなんて、ハードな親子関係だなあ。 そういえば、私ときたらレシートとコインを見て、どっちがお金を払ったんだろう、なんてことまで考えちやいましたよ(ワリカンですかね)。 幻海師範もあいかわらず元気にゲーマーしてて、うれしい限りです(幽助もゲーム勝負では幻海師範に勝てないのね)。 変な話ですけど、「まず、あたしの命をくれてやる」と言った時の幻海師範の表情が、なんだか「馬鹿な男のわがままには慣れている」と言ってるように、私には見えたんですよ。 ...