『魔人探偵脳噛ネウロ』第156話 異【ちがい】 感想

ホテルでチー坊と葛西に襲われた、弥子ちゃん(&あかねちゃん)、笹塚さん、吾代、そして、本城博士。
毒ガスと火で狩りたてられて、地下の駐車場まで追い込まれた。
ご丁寧にも救援を呼べないないように電波障害までおこす念の入れようだけど、弥子ちゃんのケータイはあかねちゃんががんばってるから大丈夫!
めいいっぱい背伸び(?)しているあかねちゃんの姿が、本当に健気すぎて泣けるっ。

こんな非常時に、弥子ちゃんに危ないことさせる魔人様のことが気にかかるらしい笹塚さん。
自分の命も危ない時に、弥子ちゃんに危ないことさせてる魔人様に対して怒ってる。
笹塚さんはやさしいだよ! 弥子ちゃんをホントに大事にしてるんだよ!
「んな事ァどーだっていーだろーが」と言う吾代は、魔人様の弥子ちゃんに対する扱いを見慣れてるんで、これがデフォルトだと思ってるから気にならないんだろうな。

しかし、離れていてもやっぱり頼りになる魔人様。
チー坊たちの策略にいちはやく気づき、弥子ちゃんたちを助けた。
それでも、魔人様の指示に対して、まったく疑問をはさまず、即座に忠実に従う弥子ちゃんがいるからこそ、こーゆー芸当が可能なんだろうな、と思う。
魔人様を信じて、毒ガス(に見えていたもの)の中につっこんだ弥子ちゃんて、本当に魔人様の推理に疑いを持ってないんだな。

チー坊の能力は「毒」だったらしい。
そうか、「泡」じゃなくって「疱」なのか。
DRやテラの能力に対してちょっとスケールダウンな感が否めない(苦笑)。
まあ、確かに毒ガスだと自分たちも巻き込まれてヤバいよね。
すでに耐性を持ってる、とかいう可能性もあるけど。
毒ガスも一応バリエーションとして持ってるのかもしれない。

笹塚さんは的確にチー坊の関節を撃ったみたいだけど、チー坊はピンピンしてる。
強化細胞がさらに強化されてるのか?
頭とか心臓とか狙ってたら殺せてたのかな?
笹塚さんはあくまでもチー坊を生け捕りにしたかったようだけど。

笹塚さんと吾代が来てくれることを信じて、チー坊と葛西の前に立ちふさがる弥子ちゃんがめっちゃカッコイイ。
そして、バイクに乗ってる笹塚さんと吾代がサイコーにカッコイイ。
ここんとこ笹塚さんがアクティブだ(笑)。

「笹塚さん、あのねっ…ネウロは人間をゴミのように使うけど」って……弥子ちゃん、正直すぎ(笑)。
「人間を捨て石にして殺したりは絶対にしない。全力で立ち向かえば…必ず開ける道を用意してる」
この言葉を言った時の、弥子ちゃんの表情の清々しさがステキすぎる。
人間をゴミのように使うけど捨て石にはしない。
字面だけ見るとちょっとおかしな感じするけど、弥子ちゃんの表現は的確だと思う。
人間の可能性を人間よりも信じている魔人様だもの。
捨て石なんて、もったいない使い方しないよね!

「全力で立ち向かえば、必ず開ける道を用意してる」って言葉に、HALのパスワードを求めて必死で歩いているヤコちゃんの姿を思い出した。
弥子ちゃん自身が無理だと思っていたパスワード探し。
だけど、全力で立ち向かってなんとか探し出すことができた。
あの経験が、弥子ちゃんにこんな台詞を言わせているのかなあ、と思って。

あのホテルは気の毒(死者多数で、ロビー部分がボロボロじゃ営業できない)なことになっちゃったけど、なんとかピンチを切り抜けた弥子ちゃんたち。
道交法に違反しまくりな状態でどこに向かうのかな。警視庁? 事務所?
この場合、警視庁の方がまだ安全っぽい気がするけど(魔人様、戦える状況じゃないから)。

松井センセ、笹塚×弥子キャンペーン中ですかっ? と思った今回。
そしたら、最後の最後でネウロ×弥子に落ち着いたよ(笑)。