『週刊少年ジャンプ』2008年26号 感想

おっそろしく字の多い表紙を見て、店頭でうっかり笑ってしまった。
いや、いかにも『銀魂』らしくってよいなあ。
今週で『初恋限定』が終わって、来週から『どがしかでん!』というバスケマンガが始まるらしい。
どうでもいいけど、先週まで「どがしかでん」を「とがしかでん」と読んでいた。「冨樫花伝」?(苦笑)

『ONE PIECE』(第500話 “歴史の残り火”)
連載500回記念!! とゆーわりには、扱いが地味だな。ナニユエ……。

差別やら階級やら奴隷やら、世界政府の暗黒面がそのまま具現化されているかのようなシャボンディ諸島。
そんな中でも、まったくいつも通りの麦わらの一味が頼もしい。

やたら強いという噂のコーティング屋は、元ロジャー海賊団の副船長。海賊王の右腕だった。
そりゃあ、ハンパなく強そうだ。
副船長とゆーことは、シャンクスの上にいた人ということだね。
ゴールドの右腕だからシルバー。わかりやすい。左腕はブロンズか?

海賊王になる男・ルフィと海賊王の右腕だった男・シルバーズが出会う時、この物語は大きく転回するのかもしれない。

『ダブルアーツ』(第9話 “そして彼は歩き出す”)
キリが「フレア」の力を持っていることを知り、「興味が沸いた」という理由でキリたちを殺さずに消えたルーシー・ゼズゥ。
どうやら他にも同じ力を持つ人物がいるらしい。
「唯一無二」とゆーからには、一人だけなんだろうな。

とりあえず、誰も殺されずにすんだ様子だけど、キリの心の傷は深い。
できると信じてがんばればなんでもできるはず。
今までの生活の中で、キリはそう考えていたんだろうな、という気がする。
でも、それはあっさりくつがえされた。
圧倒的な暴力、圧倒的な悪意の前に、キリはなすすべもなく、ただ「気まぐれ」が彼らを生き延びさせた。
ある意味、結果オーライではあるけれど、キリはそれでは納得できない。
この理不尽な状況を、ひとつたりとも受け入れることができない。
だから、強い決意を胸に秘め、キリはエルーの手を握る。
それは今のところ、キリが支えられるたったひとつの命だから。

なんかもう、キリが痛々しすぎて、読み終わった後でかなりヘコんでしまった。

『ぬらりひょんの孫』(第十一幕 リクオ、捩眼山に留まる)
烏天狗の息子たちがやけにかっちょええ! どーゆー遺伝子のマジック?
それとも、年を経るとあーゆー姿になるの?

『銀魂』(第二百十三訓 見開きを使うとジャンプっぽい)
めずらしく見開きがある。うん、確かに『ジャンプ』っぽくなるね(笑)。
ていうか、私の中では「見開き」=「車田正美」なんだけど。

神楽の兄ちゃんが登場。顔は神楽と沖田の中間て感じ?
なかなか鬼畜っぽくって、S度でも沖田とはりそうな感じ。

人情話になるのかと思っていたら、夜兎やら春雨やら出てきて、結構、ヘビーな話になりそうな気配がしてきた。

『D.Gray-man』(第160夜 黒の教団壊滅事件再び)
先週に引き続き大騒動。なぜかゾンビ大増産。ちょっとしたバイオハザード。
どうやら来週まで引っ張るらしい。作者のストレス解消?(笑)

ミランダに首を噛まれて真っ赤になるマリに激萌え!!
うぉ~っ、やっぱマリ×ミランダはアリだよ!! この体格差がいいんだよ!!
ミランダもどんどん美人さんになっていくなあ。よく眠れるようになったのか、眼の下の隈も消えたし。
あっ、食生活がよくなったせいもあるかも。

コムイとコムリンが並んでる絵を見て、「なんでコムイが二人?」と思った私は、かなり眼が疲れていたか、マリ×ミランダの妄想に浮かれていたかのどちらかだと思われる。

『サムライうさぎ』(第六十羽 大将戦!!)
うさぎ道場の面々の言動に、動揺を隠せない流人たち。
うさぎ道場には彼らの定義するところの「侍」は一人もいないから、困惑してしまっているんだ。
でも、ここで負けたら確かに「皆で獄門に首を並べる」事態になるんだろうなあ。うが~っ。
「わかった…」とだけ言ったモズクは、一体、何を承知したんだろうか。
おまえらの心が折れても、おれは戦うぜ、ってことなのかな?

志乃ちゃんお手製のうさぎ面をつけて試合に臨む伍助。
なんか、摂津殿と鳳の試合と違って、ちゃんとした剣術の試合だ(苦笑)。
両手に刀、左足に刃、と三刀流のモズク。ゾロの三刀流よりは現実味があるような気がする(だって口にくわえてたら絶対、歯が折れるって!)。

伍助が負けたら「がんばったね、ごっちん!!」と志乃ちゃんは言って笑う。
うん、確かにそうだろうね。
そして、勝っても多分、同じことを言うんだろうな。
モズクは命を懸け、伍助は志乃ちゃんとの平穏な生活を懸ける。
どっちも負けないルートはないものかなあ。

なんか、ずっと解説役になっちゃってた伍助が前面に出てきた途端に楽しい。
私は単なる伍助×志乃好きなんだな、と実感した次第。

ところで風間の出番はあるんだろうか……。

『初恋限定。』(第32話 ハツコイリミテッド。)
そうか、終わったか~、とゆー感じ。
なんとなく好きだったけど、私的に燃えどころがなかった。
でも、千倉ちゃんのかわいさにはグラグラしたなあ。