『魔人探偵脳噛ネウロ』第157話 昔【かこ】 感想

奴隷たちが命がけで働いている間、魔人様はおヒマ。
そんなわけで弥子ちゃんの顔をポリゴンでつくってゲームに仕立て上げるつもりらしい。
事務所の公式サイトでバラまくつもりなんだろうか……。

手近な警察署に駆け込んだ弥子ちゃん、笹塚さん、吾代、本城博士。
さすがに居心地悪そうな吾代。まあ、警察署にいい思い出なんかあるわけないよな。
オカマ警官のフラグを立てるため(?)にせっせと通ってた時期もあったらしいけど(サブリミナルもハートマーク入りに!)。

警察にお世話になっているチー坊をわざわざ出迎えにいく、面倒見のいい吾代。
この時期のチー坊はかわいいなあ。
チー坊のケータイには親と吾代の番号しか登録されていないらしい。ホントに友達いないんだな。
もしかしたら、チームを抜けた時に吾代以外のデータを消去しちゃったのかもしれないなあ、とか思ったりした。

「肉食動物なんざこの世で一番弱えーんだよ」とゆー吾代の台詞はなかなか含蓄がある。
「みんな陰で俺等を笑ってるぜ」とゆーことは、自分は「肉食動物」だと吾代は思ってるんだ(周りに「肉食動物」だと思われてると思ってるってことかも)。
でも、吾代は結局、「草食動物」にはならなかったし、なるつもりもないらしい。
それはまあ、自分で選べるようなものではないんだろうね。
そして、吾代の見立てでは、チー坊は「肉食動物」にうまれついてないんだから、そんなものにあこがれるだけばかばかしいということになるのか。

「生き残れる者」が「強い者」。
では、「人間」を皆殺しにして生き残るつもりの「新しい血族」こそが、チー坊がなりたかった「強い者」?

本城博士は「コンクリートジャングルをいかにしてダンボールジャングルに置きかえるか」という重大な研究をしていたらしい。
今時は古紙が高騰してるから、かなりむずかしそうだよ(←そーゆー問題ではない)。
で、実態調査のために雇っていた連中の中に、チー坊がいたとゆー話。
う~ん、そんなことよく調べたな(一応、プロだから)。

本城博士の「思い出探し」の旅につきあうことになった、弥子ちゃん、笹塚さん、吾代。
かなり詳細な日記をオリジナルの暗号で記述しているらしい本城博士。
しかし、かさばるんであっちこっちに埋めてしまっているから、それを掘り返さないと、笹塚さんと吾代さんが欲しがってる情報を提供することができないとゆーこと。
う~ん、後々ちゃんと掘り返すつもりで埋めたんだろうか。それとも、取り戻す時の手間をあんまり考えないで埋めたのか?

弥子ちゃんは120kg分の魚を喰い尽くしたらしい。うん、そんな感じしてた(笑)。
きっとあれだよ。見た目は普通でも、プールにフローティングマット浮かべて、それに弥子ちゃんを乗せると、ぶくぶく沈んでくんだよ(←元ネタわかる人はかなり少ないと思われる)。

「新しい血族」に狙われていることがわかっているうえでの危険な外出に、あんまり弥子ちゃんを連れていきたくないらしい笹塚さん。
だけど、魔人様を信頼すると決めたからには、魔人様&弥子ちゃんがそれを希望するんなら連れていこうと考えたらしい。
それにしてもホントにヤコちゃんは度胸あるな。
「ここで帰ったらあいつに骨何本折られるやら」と言う顔が、やたらと凛々しい。
言ってる内容はかなりとんでもない気がするんだけど(苦笑)。
吾代もついてきたけど、魔人様に言われたから? それとも、本城博士からチー坊の情報を引き出す、とゆー仕事が終わってないから?(意外と仕事熱心な人なんで後者かな?)

あいかわらず笹塚さんと吾代はよくじゃれる(?)。
吾代がなんで自分をマルチーズに例えたのかがよくわからない。
もしかして、吾代的に「高級な犬」=マルチーズだったりするのか?

案の定、弥子ちゃんたちのあとを追ってきていた葛西&チー坊。
葛西はパトカーの足止め役で、あくまでも本城博士の暗殺はチー坊の仕事らしい。
血族としてのチー坊の名前は「ヴァイジャヤ」。なんか、インドっぽい名前だなあ。

ついに本気を出したチー坊、あらため、ヴァイジャヤ。
ようやくこの子の本当の能力がわかりそうで楽しみ。