投稿

5月, 2015の投稿を表示しています

『ワールドトリガー』第103話 「玉狛第2・7」 感想

『ワールドトリガー』の感想が長くなりそうな気配だったんで、別記事にしてしまいました。 当初、『暗殺教室』⇒『ワールドトリガー』⇒『ジャンプ』の順で書こうとしたら、『暗殺教室』感想のテンションで『ワールドトリガー』の感想を書きかけて、自分でもよくわかんないことになったので、ワンクッション置くことにしたという。 さて、本編。 一戦終えて、具合が悪そうな那須さん。 やっぱり持病があるのかね。 みんな心配そうだけど、驚いてはいないから、いつものことっぽい。 これまで、本体を鍛えることでトリオン体をうまく動かせるようになる、という話は出てても、トリオン体を使うことで本体(?)に影響が出る、みたいな描写はなかったと思うんだが、できるだけベッドで安静にしてなきゃいけないような状態の人だと、影響が出る程度には体力削るってことなのかもしれない。 それにしても、ひとりで3点も取ったのに「ごめん……4点取れなかった」って……。 本気で東岸側をひとりで制圧するつもりだったんだな。 いや、オサムがチカちゃんを逃がし続けてなかったら、本当にそうなってた可能性は高いけど。 茜ちゃんが「どぅわあぁ」って泣いてるのを、「はいはい泣くな泣くな」といなしてるのは熊谷ちゃんだと思うんだけど、茜ちゃんはいつもこんな感じで、じゃんじゃん泣いて発散して翌日はけろっとしてる、ということをやってそう。 一方、鈴鳴第一はあいかわらずみんな来馬先輩大好き(笑)。 律儀に頭を下げる鋼さんが、非常にらしいなあ、と。 で、来馬先輩の「次はきっと勝てるさ」という言葉がね。檄を飛ばすとかそういう感じじゃなく、本気でそう思ってる、っていう信頼感にあふれてる。 ああ、これがあるから、鋼さんはこんなに強くなったんじゃないかな、って思う。 サイドエフェクトがあったから、じゃなく、勝たせたい隊長がいて、その人が「勝てる」って言ってくれるから、というモチベーションが鋼さんを強くさせたんじゃないかと。 だから鋼さんも、はりきってる感じというよりは、当然、という感じで「はい」と静かに応える。 太刀川さんの言う通り、鈴鳴は本当に来馬先輩ありきのチームなんだなあ。 さて最後に玉狛第2。 あいかわらずチカちゃんがかわいいどす。 オサムの礼に「隊長の指令とあらば」と軽く応えるユーマもかわいいどす。 ところでユーマはなんで「迅さん」だけ漢字なんだろう。 ...

『週刊少年ジャンプ』2015年26号 感想

『ONE PIECE』 (第787話 “4分前”) 「以後、ルフィのバックにはおれがついてる!!!」でギロッですよ。 サボ、そこまで念入りにお兄ちゃんアピールしなくても(笑)。 で、やたら周囲を威嚇してるのに、ルフィに向かってる時だけはやたらにこにこしているところがまたよい。 エースの分までお兄ちゃんをやろうとして、はりきりすぎちゃってんのね、きっと。 とか思ったんだが、元々、そういうキャラのような気もする。 『暗殺教室』 (第140話 過去の時間・7時間目) 別記事(死神の「手」と先生の「触手」) 『食戟のソーマ』 (119 十傑との距離) やたらきらきらした一席の司先輩は、気弱系な人だった。 そうか。十傑ともなるといろいろと雑務があって大変なのか。 堂島先輩とか、うまく下をこき使ってそつなくこなしそうだよな。 てか、選抜って十傑プロデュースなの? まあ、料理のうまい人、誰もかれもが、店をきちんと運営しつつ、スタッフをうまく使いこなしつつ、鮮やかに接客をこなせるキャラなわけないよな。 司先輩なら、いいスポンサーがついて、自分は料理のことしか考えなくていい、って身分になれそうな気がするけど。 あっ、一色先輩なら経営も指導も接客も見事にこなしそうな気がする。 『ハイキュー!!』 (第158話 助太刀) アニメの二期、TOKYO-MXでやるということは、TBSの日5枠からはずれるということなんかな。 普通に『アルスラーン戦記』の後番組になると思い込んでた。 センターカラーは牛若。 「白鳥」といってもハクチョウではなく白鷲のイメージなのか。 うん、猛禽類っぽいよね、白鳥沢。 と思っていたら、監督さんの名字が「鷲匠」だった。 やっぱり監督ごとに思想の違いみたいなのはあるんだねえ。 白鳥沢みたいな、黙っててもいい選手が集まってくるような学校は、鷲匠監督のような方針でもやってけるんだろうが、部員全員がベンチ入りしてるような烏野がそんな方針とれるわけないと思うんだが。 まあ、鵜養監督(←祖父の方)はそれが可能な環境を与えられても、新しい戦術、新しい強さを探し求めるんだろうね。 それにしても「見合いなら女とやれやァァァ」って、まだ高校生なのにそんなこと言われても(苦笑)。 山口くんが積極的になりすぎて、鵜養さんにプレッシャーかけるまでになってる件(笑)。 そして「力を貸せるところま...

『暗殺教室』第140話 過去の時間・7時間目、もしくは、死神の「手」と先生の「触手」

殺せんせーの過去編、ラストの表紙は、雪村先生と出席簿と「手」と「触手」か。 託されたのは出席簿だけではなく、生徒たち。 そして、それを受け取るのは、「手」と「触手」。 「手」の方も「触手」になりかけている、ぎりぎり人間の「手」で、これが雪村先生が最期にみた、「死神」の両手なんだよね。 雪村先生のシャツに何気に殺せんせーの口というのもいいなあ。 今の殺せんせーの姿は、雪村先生の美的センスからいって、めっちゃ喜ばれるんじゃないかな。 「死神」をどうしても止めたくて、「死神」に飛びついてしまったという雪村先生。 自分を見てもらえてない、ってわかってても、それは「死神」を見捨てる理由になんかならなかったんだね。 死に瀕している雪村先生の姿に、おそらくは人生ではじめて後悔した「死神」。 大事なものを失って、人生のすべてを変えるほどの後悔をした。 これは理事長先生と同じ構図なんだな。 雪村先生が最期にE組の生徒たちを託したのは、「死神」に残りの時間を後悔だけで過ごしてしまわないように、人を殺すことしか知らない人が、これから何をすべきか迷ってしまわないように、「やるべきこと」をさししめしてあげたいという想いもあったのかな、と思った。 雪村先生からの誕生日プレゼントはあのネクタイだったのか。 殺せんせーのあのサイズであの大きさなんだから、普通の人がつけたら相当でかいんだろう。 確かに、なにかの余興ぐらいしか使う場面が思い当たらないよな。 触手に”どうなりたいのか”と問われて、「死神」は「弱くなりたい」と答えた。 人類最高レベルの強さになっていた彼が望んだものは弱さか……。 強さゆえに愛する人を見失った彼は、弱きものが見える弱さを望んだ、ということか。 だからこそ、殺せんせーは弱点だらけなのか。 茅野ちゃんもイトナくんも「強さ」を願い、結果、触手を暴走させた。 殺せんせーが触手を制御できているのは、「弱さ」を願ったからこそ、なんだろうか。 「君になら殺されても悔いは無い。だが、君以外にそんな相手がいるとは思えない」 「死神」が求めるものは、殺されても悔いは無い、と思えるほどの相手か。 そしてきっともう、E組のみんなはそんな存在になってる。 殺せんせーは、茅野ちゃんに死ぬ危険がなかったとしても、あの茅野ちゃんに殺される気はなかっただろう。 きっと、暴走した茅野ちゃんは、暴走して大事なも...

『週刊少年ジャンプ』2015年25号 感想

徐々に更新が遅くなっていって、ついにこんな間際になってしまったという。 そろそろ、無理してでも『暗殺教室』を水曜に、『ジャンプ』を木曜に、という線に戻さねば。 そもそも、自分がなんで木曜を最終ライン目標にしてたのかというと、だいたい木曜深夜あたりから次号のネタバレが出始める気がしたので、金曜以降は意識的に検索を避けるようにしてるから、とりあえず当週中に読んでもらうためには、そこらへんをタイムリミットにした方がいいんじゃないかな、という考えだったんだよね。 ということを思い出したのは、『ワールドトリガー』のアニメ感想を検索してたらうっかり次週の『ジャンプ』のネタバレを踏んでしまって、うが~! ってなったからです(苦笑)。 『レディ・ジャスティス』 (第1話 『世界最強の少女は正義の心を持って生まれた』) 新連載。 なんとゆーか、潔い設定だな(苦笑)。 『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』 (STEP2 背すじをピン!と) 電車の中で背すじをピン! とさせているふたりが微笑ましすぎる。 で、そのままホームで踊っちゃってるとことか、じたばたするぐらいかわいいよなあ。 いかにも内気そうな亘理ちゃんだから、「明日もダンス部いく…?」ってきくのも勇気がいったんだろうな。 でも、それをどうしても言いたくなるくらい、土屋くんと過ごした時間が楽しかったのかな、とか思って、かわええ~! ってなってる。 『暗殺教室』 (第139話 過去の時間・6時間目) 別記事(見てくれた人だけが見えない) 『ハイキュー!!』 (第157話 理性と力) 天童は読みで動いてるだけに、読みはずした時はちょっとこっぱずかしいことになるな(笑)。 「まちがえたァァァ」とか叫んじゃう性格は好き。 トスがもらえないこと承知で囮とばれないよう全力で飛ぶアタッカーとか、読みが外れた時の保険でも全力で飛ぶブロッカーとか、バレーボールってつくづくしんどいスポーツだな。 『食戟のソーマ』 (118 遠月十傑) タクミくん、すっかり元気になってて何よりです。 ところで、現在の一席は、ラストのコマのやたらきらきらしたお兄ちゃんということでよいんだろうか? 『火ノ丸相撲』 (第48番 “本物”か否か) 変装した親方がなんかちょっとかわいい。 『ワールドトリガー』 (第102話 那須玲) 別記事

『ワールドトリガー』第102話 「那須玲」 感想

チカちゃんの居場所がわかったことで、固定砲台から一転してアクティブになった那須さん。 それでもなおエレガントな感じが崩れず、なんとも美しい。 鋼さんと太一はどんな状況でも来馬先輩を守る。「鈴鳴第一ってのはそういうチームだ」という太刀川さんの言葉。 本当にB級チームのこともよく知っているなあ。 そして、鋼さんと太一がどうあっても隊長を守ることを、否定も肯定もせず、「そういうチーム」と言ってるのが、なんか太刀川さんらしいなあ、と。 ところでヒュースが「ナス隊」ってカタカナで言ってると、どうしても「茄子」を連想してしまってなんか笑ってしまう。 ところで、ヒュースまで「砲撃」言ってるし、もうチカちゃんの射撃は「砲撃」で確定なんかな。 まあ、地形を変えられるほどの威力を「射撃」とは言わないよね(苦笑)。 来馬先輩まで「人型ネイバーに比べたら、那須さんなんてかわいいもんだ!」とか言い出して笑ってしまった。 あれは、一人になってしまった自分を鼓舞するためのものだったのかね。 絶対的な頼もしさの鋼さんを失って、太一にかばわれて、だからこそ、自分は気持ちだけでも負けてはいけないと、ふたりの気持ちに応えないと、と必死なんだろうな。 ラストの3人の隊長の三つ巴戦は、それぞれに引けない理由があって、みんな必死で、なんかちょっとうるっときた。 最後に那須さんの前に姿を現したユーマ。 チカちゃんが東岸側に水を流したから、それに乗って戻ってこれたのかな。 ユーマがなんだか意味深な感じで那須さんをみてたのはなんだったのか。 玉狛第2、3連勝! 8位だったオサムたちがここで勝ったということは、次回はついにB級上位チームに挑戦かな? そろそろ謎の「カゲさん」とかにも登場して欲しいものです。 太刀川さんがオサムを「曲者」と評したのは、あれだけの頭脳戦を展開しておきながら、最後に安全圏で那須さんのベイルアウトを待たず突っ込んでいったことに対するものなのかな、と思った。 だって、あと1点がなくったって、三雲隊は勝ててたもんね。 勝利が確定してなお、「もう1点」を取りに行く貪欲さと、リスクをみずからしょいこむその姿勢があることが、三雲隊の動きを読みづらくするんじゃないかな。 だからこそ「曲者」という表現になったんじゃないかな。 それにしても、地形戦に活路をみいだしているオサムについているのが、地形をかえられる...

『暗殺教室』第139話 過去の時間・6時間目 感想、もしくは、見てくれた人だけが見えない

今回の表紙はラピュタか。 表紙だけでも出してもらわないと、殺せんせーの存在をうっかり忘れそう。 アニメで殺せんせー成分を補充してるからいいものの。 さすがに殺せんせーを忘れることはないけど、なんだかんだで「死神」に感情移入しちゃってるんだよね。 そいでもって、いまだに殺せんせーと「死神」が直結してないんだよ、私。 柳沢は「死神」の体内に自爆装置を埋め込んでいたのか。 まあ、それくらいはやるだろうね。 そして、部屋にもいつでも「死神」を殺せるように、さまざまな仕掛けをほどこしていたらしい。 それを知っていたから、「死神」は雪村先生をあの部屋から追い出したのかもね。 柳沢の「拾ってやった恩も忘れて」というのは、やっぱり雪村家が経済的に柳沢家に依存しているということなんかな。 で、そんな家庭の事情を茅野ちゃんは知らないから、あんなのと別れちゃえ、と簡単に言ってる? 知ってたら、仕事をバリバリ入れて、稼ぎまくりそうだけど。 でもそれって、妹の未来の選択肢をせばめてしまいそうだし、雪村先生はそれを望まないだろう、きっと。 柳沢にとって、「死神」は「モルモット」だし、雪村先生は「所有物」。 そのふたつが自分の思い通りにならない。 そして、頭脳こそがプライドの根幹と言っていい柳沢にとって、自分の研究が「モルモット」によって操られていた、というのは何よりも屈辱だっただろう。 そして、操られていた結果としても、自分がすべての情熱を注いできた研究が、人類史に残る大失敗状態。 これはもう、平静でいられるわけがないよなあ。 見開きで出てきた触手人間な「死神」がなぜだか美しくみえる。 この姿が固定化されていたら、どういう展開になっていたかなあ、と脳内でいろんな殺せんせーのシーンを、この「死神」に置き換えてみたんだが、なんだか拒絶反応がっ。 いや、こんな人に、エロ本の山の上で正座して欲しくないよな(爆)。 「この程度じゃ死にませんねぇ」というセリフに、ちょっと殺せんせーを感じた。 雪村先生はやっぱり「死神」を見捨てていなかった。 1年後に死ぬ身だとわかっていても。 そうだよな。今の「死神」は「死神」だもんなあ。 心を通わせた彼が「死神」として死んでいくことを、受け入れるのはどうしてもいやだったんだろうな。 だから、必死でつなぎとめようとした。 「戻れる場所」に。 すべてが見えた気になっていた「...

『週刊少年ジャンプ』2015年24号 感想

『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』 (STEP1 競技ダンス部へようこそ) 新連載。タイトルが長すぎだと思います(苦笑)。 何年か前に載ったこれの読み切り版はおもしろかったよなあ。 連載になっていろいろとグレードアップすることを期待! やまき先輩、男子たちから超ヤジがとんでたけど、めっちゃ人気者なんだろうなあ。 競技ダンスってマイナーなイメージだけど、校内では相当、有名な存在なんだろうなあ、というのがうかがえて、そこにあのおとなしそうな一年生ふたりが入ったら、かなり苦労しそう。 『暗殺教室』 (第138話 過去の時間・5時間目) 別記事(死期を知り「死神」は「怪物」になる) 『食戟のソーマ』 (117 威風堂々) スタジエールを終え、寮に戻ってきたみんな。 伊武崎くんは「ふつーにこなしてきただけだ」とか言ってるけど、かなり必死になってたよね。 そういう、苦労しました! って感じを出すのが嫌いなんだろうけど、一色先輩は見抜いてるっぽい。 一色先輩って、本当に後輩ズが好きだなあ。 ぼろぼろになっている寮生たちだが、ソーマは超元気で、食戟を受けまくり。 食戟で手に入れるものは、相手が持っている技術か……。 「包丁狩り」ならぬ「技術狩り」。 まあ、それで相手から技術が失われるわけではないしな。 ご老体方が、もみじのイラストや字体について話し合ってる姿がなんか微笑ましい。 あれでも一応、若い生徒たちに親しみを持たれるよう、気を使っているのだな。 ついに十傑が総登場? 濃いキャラがぞろぞろ出てきそうで楽しみ。 『ハイキュー!!』 (第156話 GUESS・MONSTER) いや、いくらなんでもネット越しに目つぶしとかしたら、一発退場だからね。 牛若みたいな超正統派のエースがいる一方で、天童みたいなイレギュラーな強さを持つ選手もいる。 さすが、県トップの強豪校は選手層が厚いな。 てか、天童相手に、大王様&岩ちゃんはどう対応してたんだろう? 「自分がスパイク止められるより。自分のセットアップからのスパイク止められる方が、百万倍腹が立つ」ってあたりは、やっぱ、影山くん、セッターだよねえ。 そして、スパイクを止められないために、影山くんがとった行動は、トスからスパイクまでの時間を極力、短くすること。 なるほど、トスを読まれないようにするんじゃなく、読めても飛ぶのが間に...

『暗殺教室』第138話 過去の時間・5時間目 感想、もしくは、死期を知り「死神」は「怪物」になる

今回はセンターカラー。 表紙で堂々と単語帳の宣伝をしてるあたりがさすがです! 雪村先生と茅野ちゃんの会話。 なんとも微笑ましいんだけど、これが姉妹の最期の会話だったんだなあ、と思うとせつない。 茅野ちゃんは本当にお姉ちゃん大好きっ子なんだなあ。 さすがに、姉の婚約者の存在は知ってたようだけど、茅野ちゃん自身はそれを認めていなかったっぽい。 まあ、本人をみちゃうとねえ(苦笑)。 大人に囲まれて仕事をして、外面だけいい人を見抜く目が養われちゃったんだろうなあ。 柳沢が手品してて、それを茅野ちゃんがつまんなそーにみてて、柳沢的には、子供を喜ばせてやってるぜ、的に悦に入ってるんだろうなあ、これ。 そういえば、シロも初登場時に教室に入った途端に手品で生徒たちをびっくりさせてたよ。 柳沢、やってることが変わらない……。 てか、もしかして、しょっぱなに手品を繰り出してきたことで、シロを柳沢だと看破したのかね、茅野ちゃん。 姿を隠しても、声を変えても、体格とか何気ない動きとかは変わらないんだろうし、そのうえ、同じような手口で子供たちの関心を買おうとしたから。 姉が死んだ場所が柳沢の職場だということも知っていたから、殺せんせーと柳沢の間になんらかの関係があるということも、あの時点ですでに知っていたんだろうし。 月爆破の犯人は殺せんせーではなかったか……。 いや、もともと、爆破の手段が謎だったからね。 いくらなんでも宇宙空間は飛べないだろ、とか、地上から月を攻撃したとして7割も消し飛ばすってどんだけのパワーだよ、反動で地球もいくらかえぐれそうだよ、とか。 まあ、月が7割ほど欠けても地球に影響がない時点で、そういう科学考証的なものを気にしちゃいけないんだけどね(苦笑)。 だけどまあ、「死神」の反物質生成細胞を移植されたマウスが月を壊したというのなら、完全に嘘というわけでもないのか? う~ん。 いずれにせよ、殺せんせーが月爆破犯を名乗ったのは、自分の価値をひきあげるためだろうね。 自分のバリューをあげて、交渉を有利に持っていく、というのは普通に考えそうなことだ。 「真犯人」がわざわざ名乗りを上げることもないだろうし。 殺せんせーの命は3月13日まで。 あとは、殺せんせーだけが死ぬか、地球まるごと道連れになるかの違いだけ。 殺せんせーの最大の後悔は、ここで自分がおとなしく殺されていれば、雪村...

『暗殺教室 殺たん 基礎英語でわかる! 熟語の時間』ちょこっと感想

『暗殺教室』の英単語帳・第2弾『殺たん 基礎英語でわかる! 熟語の時間』が出ましたですよ。 前回とかわらず、文字がびっしりですよ。 小説コーナーが一番、字が少ないような気がする。 それにしても「on」だけであんなにバリエーションがあるんですね。 中1で英語に脱落した身ではなにがなんだか(←脱落がはやすぎ!)。 世界の共通語をC言語にすればいいのに!(←どうやって発音するかは知らない) あいかわらず小ネタが満載でめっちゃ楽しいんですが、みんなのコードネームを英語化するコーナーでは、渚くんははずしてあげた方がよかったかと思います。 渚くんがさらに恥ずかしがるからっ!

『暗殺教室』14巻 ちょこっと感想

『暗殺教室』の14巻が出ましたですよ! 今回の表紙は迷彩(?)柄。 「殺カモ」という名前がついてるらしいけど、この柄でTシャツとかリュックとか欲しい。きっとかわいい。 カバー折り返しコメントは、メディア展開やグッズ展開について。 松井せんせーが『暗殺教室』と名がつくものに対して、真摯に対応してくださっているのはよく伝わります。 『魔人探偵脳噛ネウロ』の頃は私の財力でもほぼフルコンプできてたんだけど、『暗殺教室』はさすがにむずかしい。 だけど、様々な展開を「おおっ、今度はこうきたか」とながめているのもまた楽しいので、松井せんせーが納得できるものであるのならば、どんどんやっていただきたいですね。 中表紙はからしマヨネーズ殺せんせー。 これでもちゃんと殺せんせーにみえるという、殺せんせーのキャラデザインのすばらしさよ。 今回のキャラクタープロフィールその1は前原くん。 175cmってなにげに長身だな。あんまりそういう印象が私の中になかったのはなぜだろう。 将来の目標が「どんな職でもいい、モテれば」って、前原くんの女子にモテることに対する意欲の高さは一体どこから……。 E組で声をかけた女子は、片岡ちゃん以外だいたい全員(全て玉砕)で、片岡ちゃんに声をかけなかった理由が「友達への義理」って……。 前原くんの親友は磯貝くん⇒磯貝くんへの義理立てで声をかけなかった、ということは……。 そうですか。前原くん的にも公認なんですか。 キャラクタープロフィールその2は岡野ちゃん。 おおっ、シンプルなデザインのワンピがよく似合うな。 4月2日生まれということは、クラス内で一番、年上なんだろうか。 でも、身長は茅野ちゃんに次いで低い……と記憶している(間違ってたらスマナイ)。 折り鶴の頭と尻尾が分離しないって、どういう折り方したらそんなことに……。 わかばパークの子供たちが名付けたE組のあだ名。 茅野ちゃんが「ひめ」でカルマくんが「きし」なのは、演劇の影響か。 と思って、よくよく考えてみると、あそこで「空気のつかみ方わかってるな」とかあるのは、もしかして茅野ちゃんが舞台慣れしているという伏線だったのか? そして、神崎ちゃんが「おれのよめ」なのはともかくとして、渚くんが「さくらのよめ」な件……そうか、「さくらのむこ」じゃないのか…… ここからはまとめてツッコミ。 ・岡島くんの女装とか、どこに需...