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『週刊少年ジャンプ』2018年12号 感想

一挙に2作品も終わった。 『斉木楠雄のΨ難』と『青春兵器ナンバーワン』も終わりそうな気配を醸し出してるし、どうなってるの? 『ハイキュー!!』 (第290話 バケモンたちの宴) 祝6周年!! そうか、もう6年か……現連載陣の中では年長組になってるもんね。 影山くんがなんとか拾い上げたボールを、ツッキーが必死に追いかけてすくいあげて、大地さんがそれをなんとか返したところでうぉ~っ!! ってなった。 なんだかいまだに、ツッキーがボールにくらいつくところをみると感動するんだよね。いいかげん過去のことは忘れてやれよ、とも思うんだけど。 そして、ドンピシャの双子速攻を、日向くんと影山くんが止めたところで、またうぉ~っ!! ってなった。 ミドルブロッカーなのにブロックがヘタ、と言われ続けてきた日向くんのブロックで試合終了とか本当に熱すぎる。 思い出したのはインターハイ県予選で、ドンピシャと思った変人速攻を止められて青城に負けたシーンで、なるほど、この時に日向くんと影山くんは、変人速攻は無敵ではないと強く思い知らされたんだったよなあ。 侑くんは「どんぴしゃり」と思った瞬間、無意識に勝ちを確信したんだと思う。 そのことを指して治くんは「はしゃぎすぎたなあ侑」と言ったんじゃないかな。 侑くんは手に入れたばかりの武器に、ちょっとばかり振り回されてしまった。 でも、相手が日向くん&影山くんじゃなかったら、あれは通じた手だったんだと思う。 宮兄弟よりも日向くんと影山くんの方に一日の長があった、というだけで。 これで、連載当初から話が出ていた公式戦での「ゴミ捨て場の決戦」がついに実現か……感慨深い……。 『Dr.STONE』 (Z=46 STONE WARS) 司はなんで攻め込んでくるんだろう、と思ってたんだが、そうか、千空を殺しておかないと安心できないからか。 司の元にいる大樹と杠はどうなっちゃうんだろうな。 千空は杠ちゃんにはなんらかの指示を出してたっぽいけど。 てか、あのモヒカンなんだかよくわからん髪型の人たちは、現代でどんな生活をしてたのかが謎だな。 司がいくら大人嫌いと言っても、こういうタイプの人間を好きになるとは思えないんだけど、氷月以外はただの使い捨て要員か? 使い捨て前提なら、頭悪い方が扱いやすい、というのはわかるけど。 石神村の連中の一部が戦闘能力が高いのは、基本的に狩りの...

『週刊少年ジャンプ』2018年11号 感想

『鬼滅の刃』 (第97話 何度生まれ変わっても(後編)) 表紙の、涙をこぼしながら眠る妹を背負って歩く鬼いちゃんの絵がなんとも美しい。 妹ちゃんはしっかりしがみついてるし、鬼ちゃんもしっかり足を抱えていて、互いを離さないという意志がみえる絵だ。 ふたりとも素足でボロい服を着てるけど、華やかに着飾った花魁の本来の姿は、こんなふうにお兄ちゃんにあまやかされたいだけの子供だったんだなあ、と思わせるなんともせつない絵だ。 妹だけでも明るい方に行かせようとした鬼いちゃんに、飛びつく梅ちゃんがかわええ。 そして、「アタシを嫌わないで!! 叱らないで!! 一人にしないで!!」という言葉が、わがままで子供っぽくって、ああ、本当にこの子、素直だなあ、と。こういう言葉を口にするのにてらいがないんだな、と。 特に「叱らないで」と入ってるとこが、ただひたすらにあまやかされたいんだな感があってよい。 鬼いちゃんの方はそんなこと言えなくって、ただ黙って、妹の足に腕をまわしたのが、「わかった、一緒に行こう」っていう気持ちを伝えてて、このだらんと伸ばされた腕が、妹の足を抱え込むコマの間に、妹を道連れにしてしまう悲しみと、一緒にいける喜びをかいまみてしまって泣けた。 誰にも求められていないと考えていた妓夫太郎だけど、妹にこれだけ求められてたんだなあ。 小さいながらに、妹を寒さや空腹から守ってやろうとする兄の姿は、愛らしかった。 こんなどうしようもない環境で、妹だけが生きるよすがだったんだなあ。 鬼いちゃんにしがみついて叫ぶ梅ちゃんの台詞をみて、ねずこちゃんの「お兄ちゃんならわかってよ。私の気持ちをわかってよ」という台詞をなんとなく思い出してしまった。 お兄ちゃんなら、私の一緒にいたいって気持ちをわかってよ、と。 貧乏してても、お兄ちゃんがそばにいてくれてるだけでいいんだ、と。 でも、お兄ちゃん側の炭治郎と妓夫太郎は、兄が自分じゃなければもっと幸せになれたんじゃないか? と思ってしまうんだよね。 妹が美人であればなおさら、もっとかわいがって幸せにしてくれる人がいるんじゃないか、と考えちゃうのかもなあ。 何度生まれ変わっても鬼になる、と言う兄と、何回生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる、と言う妹。 これでは、何周しても妹が鬼になるしかないのがつらいんだが……。 「仲直りできたかな?」とつぶやく炭治郎に力...

『週刊少年ジャンプ』2018年10号 感想

『銀魂』 (第六百六十九訓 あばよ) なんかいきなり万事屋が解散しちゃってるんですけどっ。 おもわず「映画版かよっ!」ってツッコミいれたわけだが、だとすると、あの美人に育った神楽も登場するのだろうか。 『ONE PIECE』 (第893話 "C家36女フランペ") なんかいきなりカタクリ兄ちゃんがかっこよくなっちゃってるんですけどっ。 いや、元々かっこよくはあったが、戦士としてこんなにかっこよい人だったとは。 ルフィとも意気投合しちゃってるし。 このかっこよさがわからないとは、フランペちゃんもまだ子供ということだな。 『約束のネバーランド』 (第73話 決起) 予想はしてたけど、ノーマン生存の可能性がでてきたっ! 『鬼滅の刃』 (第96話 何度生まれ変わっても(前編)) 表紙のちっちゃいねずこちゃんに背負われてる炭治郎の絵がなんか笑える。 罵りあう兄妹に「君たちのした事は誰も許してくれない」と言いつつも、「だからせめて二人だけは、お互いを罵り合ったらだめだ」とと諭す炭治郎。 人を殺した鬼を許しはしないけれど、それでも鬼の兄妹のために悲しむ炭治郎は、本当に懐の深い子だと思う。 それにしても、前回「いくらなんでも早いです。火葬が」に笑っていたら、本当に生きながらに火葬された人がいたよ。 なんだよ、それ。 しかも"梅"っていう本名が母親の病名由来って……こんなエグい設定よく考え付くな。 鬼いちゃんの痣みたいなものは、母親の病気がうつったってことなのかな。 だとすると、梅ちゃんの方があんなにきれいに育ったのはめっちゃ運がいいけど、その美しさが魔を生んだとも言える。 いや、この兄妹の設定、本当にエグすぎる。 瀕死の妹を抱えてあてもなくさまよっていた鬼いちゃんの前に現れたのが上弦の鬼か。 同じように瀕死の妹をおぶって、どうしていいかわからないままさまよっていた炭治郎の前に現れたのが義勇さんだったことを思い出すと、この二組の兄と妹は本当に境遇が重なりつつ対立してるよなあ。 ただ、炭治郎は両親に愛され、妹弟を愛して育ったけれど、鬼ちゃんと梅ちゃんには最初っからお互いしかいなかったんだなあ。 これは鬼になることに迷いなんか出るはずないわ。 力を得て、どこにでも行けるようになったはずのふたりが、花街のあり様を憎みながらもそこにとどまったのは、復讐...

『週刊少年ジャンプ』2018年09号 感想

『約束のネバーランド』 (第72話 CALL) 表紙にグレイス=フィールドに残った子供たちが、新しいママ(?)に懐いてる感じの絵が出てたんだけど、イザベラはあれからどうなったのかね。 ミネルヴァは"約束"を結んだ一族の末裔か。 一部の子供たちを犠牲にすることで得た平和の中で、安穏と暮らしていくことができず、でも、今の平和をぶち壊すほどの思い切りもなく、こっそり子供たちを救おうとして失敗か……。 どっちつかずではあるけれど、そうなってしまう気持ちもわからんではない。 エマたちが犠牲になってるおかげで、何も知らずに幸せに過ごしている子供たちもいるわけで、そんなのどうだっていい、とは思えないだろうし。 そこで出た苦肉の解決策が、子供たちに決めさせる、なのね。 逃げともとれるけど、悩んだあげくに出た答えがそこにたどりつくしかなかった、とは思う。 生物として共存できないふたつの種族が共存していくには、何をどうしたってどこかに犠牲が出る。 でも、殺すことも殺されることも受け入れない、という道があることも示唆されたしなあ……なんだろうな、それ。 独立国家をひっそりつくる、とか? でも、すべての食用児たちを救う、というエマの最終目標を考えると、それは無理っぽいよなあ。 ルーカスさんがゴールディ・ポンドにとどまっていたのは、子供たちを逃がしたところでその先がない、という理由もあったのね。 逃げるだけじゃダメで、その先の当てがないと詰む、というのはルーカスさんは身に染みてわかってるもんなあ。 残った子供たちを救う、というだけではなく、"道"を探す、という理由ができて、意外とはやくグレイス=フィールドに舞い戻りそう? 『ONE PIECE』 (第892話 "強敵認定") ようやくサンジが合流し、あとはルフィを救い出せばそのまま逃げられるな。 1枚だけ残して鏡をすべて割る。どうしても割りたくないのなら海に沈める、というのはなるほどなあ、と思った。 ルフィが海に出たところでカナヅチだから沈んだままになっちゃうもんな。 どこから出るのかが先にわかってれば、サンジが待ち受けてすくいあげるということもできるけど。 しかし、あちこちで盛大に鏡割ってるから、この後で鏡を扱ってる商人はボロ儲けだろうな、とかどうでもいいことを考えてしまった。 『...