『逃げ上手の若君』(第168話 宿敵1338) 感想
松姫に自分の化粧直しをさせている顕家。
「高貴な余の首が汚れていては公家の恥だ」って、首を切られる前提なのね……。
周りを取り巻く武士たちは血まみれになりながら、顕家の最期の時間を守ろうとしている。
化粧直しをしている大将に不満などなく、顕家が最期まで顕家らしく美しくいてくれることが、彼らの最期の望みなんだろうな。
時行の軍の潰走はやっぱりお芝居か。
あれだけ追い詰められている場面で、武士たちが連携して迫真の泣き演技をしながら敵を罠まで誘導する、というのは言うほど簡単ではないんだろう。
楠木正成もそんな注釈つけてるし。
「喜べ尊氏 帝の隣がお前の墓場だ!!」がめっちゃかっこいいな!
そして、時行の嘘泣きのお師匠が叔父上なのも良い。
そういえば叔父上も、どんだけみっともないことをしてもいい、その程度のことで北条の権威は揺るがない的なことを言ってたな。
叔父上は母親孝行ができているようで何よりです。
「噓泣きも嘘自害も もういい 人間らしく恐怖に歪め尊氏」
ここの時行の冷え冷えとした目がとても良い。
美人に育ったなあ。
そういえば、尊氏から人間らしさを引き出し神性を消し飛ばすのが最終目標(?)だった。
やっぱりこうやって、尊氏の神性を削り続けるしか、時行の戦う道はないんだろうな……。
たとえ尊氏を倒せたところで北条の天下に戻せる可能性はほぼないし。
時行に迫った尊氏の顔がものすごく必死というか、鬼気迫るって感じで、この表情を引き出せたことが時行の戦果と言えるんだろう。
京で出会った時、時行の顔を思い出せなかった尊氏だけど、決して忘れられない、見逃せない存在として時行を認めた瞬間だと思うから。
でも、現実として顕家軍はボロボロで、大将である顕家も死にかけているという惨敗状態。
時行は何一つ喜べる状況じゃないよなあ。
「高貴な余の首が汚れていては公家の恥だ」って、首を切られる前提なのね……。
周りを取り巻く武士たちは血まみれになりながら、顕家の最期の時間を守ろうとしている。
化粧直しをしている大将に不満などなく、顕家が最期まで顕家らしく美しくいてくれることが、彼らの最期の望みなんだろうな。
時行の軍の潰走はやっぱりお芝居か。
あれだけ追い詰められている場面で、武士たちが連携して迫真の泣き演技をしながら敵を罠まで誘導する、というのは言うほど簡単ではないんだろう。
楠木正成もそんな注釈つけてるし。
「喜べ尊氏 帝の隣がお前の墓場だ!!」がめっちゃかっこいいな!
そして、時行の嘘泣きのお師匠が叔父上なのも良い。
そういえば叔父上も、どんだけみっともないことをしてもいい、その程度のことで北条の権威は揺るがない的なことを言ってたな。
叔父上は母親孝行ができているようで何よりです。
「噓泣きも嘘自害も もういい 人間らしく恐怖に歪め尊氏」
ここの時行の冷え冷えとした目がとても良い。
美人に育ったなあ。
そういえば、尊氏から人間らしさを引き出し神性を消し飛ばすのが最終目標(?)だった。
やっぱりこうやって、尊氏の神性を削り続けるしか、時行の戦う道はないんだろうな……。
たとえ尊氏を倒せたところで北条の天下に戻せる可能性はほぼないし。
時行に迫った尊氏の顔がものすごく必死というか、鬼気迫るって感じで、この表情を引き出せたことが時行の戦果と言えるんだろう。
京で出会った時、時行の顔を思い出せなかった尊氏だけど、決して忘れられない、見逃せない存在として時行を認めた瞬間だと思うから。
でも、現実として顕家軍はボロボロで、大将である顕家も死にかけているという惨敗状態。
時行は何一つ喜べる状況じゃないよなあ。