『逃げ上手の若君』(第167話 潰走1338) 感想
顕家の決死の一撃が鎧ではじかれた。
これを「危なっ…」ですませる尊氏が腹立つな。
てか、このマンガ、尊氏腹立つな! でまとめられちゃうな。
南部はやっぱり普通にしゃべれるのか。
でも、奥州に移住した時に現地の人たちに言葉を合わせた。
顕家とは違う方向で、奥州武士たちを受け入れ、受け入れられようとしたのか。
「余は美しく理想を追う自分の生を貫いた」
こんなこと言われたら、それでも一緒に逃げて下さい、なんて言えない。
互いへの敬意を認め合った時行と顕家。
考えてみれば、松井せんせーのマンガの肝になる部分は、常に「敬意」が柱になっていたような気がする。
人と人をつなぐものは敬意である、と。
魔人様が人間に敬意を覚えたことによって変わったように、浅野学長や烏間先生が殺せんせーに対して敬意を覚えたことで新たな一歩を踏み出したように。
それにしてもこの尊氏、腹立つな(←何度でも言う)。
「我は平和な未来を奪われたのだ」ってご丁寧に涙まで流してて、本人、本気でそう思ってそうなところが特に。
しかしながら時行にしてみれば、そもそも尊氏が北条を裏切って時行の平穏な人生を狂わせてた、ということになるわけで、元凶はそもそもおまえだろ、としか言いようがない。
「そこそこの乱を征伐しながら我が名声を高めていれば いずれ帝は寿命を迎え 皆が我の天下を祝福したはず」
これはわりとうなずけるというか、あり得た未来のような気がする。
帝が崩御される方が先か、不満を抱えた武士たちが反旗を翻すのが先か、という感じになりそうだけど、反乱おこされても鎮圧する自信はあるんだろうね。
時行がみっともなく潰走した件については、ネット上でいろいろ解釈が別れているように見受けられる。
私の印象は「勝てない この男には勝てない」と思ったのは本音として、それとは別に、最初っから本気で逃げる気であの演技をしたんではないかな、と。
というのも、駿河四郎を講師にして、みんなで泣き演技を訓練していたシーンがあったから。
武士たちの中には、顕家と最期を共にしたい、目の前に尊氏がいるのなら一矢むくいたいという者もいただろう。
そういう連中もまとめて逃げさせるには、あれくらい派手にどうにもならない感を出したかった。
もしくは、尊氏を自分にひきつけて顕家軍の犠牲を少しでも減らしたかったのではないかな、と。
まあ、ここらへん、次回でわかるんじゃないかと思うんですけど。
それにしてもラストのコマの「鬼さーんこーちら」の時行が、痛々しくも美しいな!
ところで松井せんせー、付録のマスコットキャラシール、逃げ若はU.N.K.になってるんですけど、それがマスコットで大丈夫なんですか?
これを「危なっ…」ですませる尊氏が腹立つな。
てか、このマンガ、尊氏腹立つな! でまとめられちゃうな。
南部はやっぱり普通にしゃべれるのか。
でも、奥州に移住した時に現地の人たちに言葉を合わせた。
顕家とは違う方向で、奥州武士たちを受け入れ、受け入れられようとしたのか。
「余は美しく理想を追う自分の生を貫いた」
こんなこと言われたら、それでも一緒に逃げて下さい、なんて言えない。
互いへの敬意を認め合った時行と顕家。
考えてみれば、松井せんせーのマンガの肝になる部分は、常に「敬意」が柱になっていたような気がする。
人と人をつなぐものは敬意である、と。
魔人様が人間に敬意を覚えたことによって変わったように、浅野学長や烏間先生が殺せんせーに対して敬意を覚えたことで新たな一歩を踏み出したように。
それにしてもこの尊氏、腹立つな(←何度でも言う)。
「我は平和な未来を奪われたのだ」ってご丁寧に涙まで流してて、本人、本気でそう思ってそうなところが特に。
しかしながら時行にしてみれば、そもそも尊氏が北条を裏切って時行の平穏な人生を狂わせてた、ということになるわけで、元凶はそもそもおまえだろ、としか言いようがない。
「そこそこの乱を征伐しながら我が名声を高めていれば いずれ帝は寿命を迎え 皆が我の天下を祝福したはず」
これはわりとうなずけるというか、あり得た未来のような気がする。
帝が崩御される方が先か、不満を抱えた武士たちが反旗を翻すのが先か、という感じになりそうだけど、反乱おこされても鎮圧する自信はあるんだろうね。
時行がみっともなく潰走した件については、ネット上でいろいろ解釈が別れているように見受けられる。
私の印象は「勝てない この男には勝てない」と思ったのは本音として、それとは別に、最初っから本気で逃げる気であの演技をしたんではないかな、と。
というのも、駿河四郎を講師にして、みんなで泣き演技を訓練していたシーンがあったから。
武士たちの中には、顕家と最期を共にしたい、目の前に尊氏がいるのなら一矢むくいたいという者もいただろう。
そういう連中もまとめて逃げさせるには、あれくらい派手にどうにもならない感を出したかった。
もしくは、尊氏を自分にひきつけて顕家軍の犠牲を少しでも減らしたかったのではないかな、と。
まあ、ここらへん、次回でわかるんじゃないかと思うんですけど。
それにしてもラストのコマの「鬼さーんこーちら」の時行が、痛々しくも美しいな!
ところで松井せんせー、付録のマスコットキャラシール、逃げ若はU.N.K.になってるんですけど、それがマスコットで大丈夫なんですか?