『幽遊白書』「禁句」の能力!!の巻 感想

 今週の心の叫び
やっぱり蔵馬だね

不親切なあらすじ

海藤の能力とは、自分の“領域”の中で禁句(この場合は「あつい」という言葉)を口にした者の魂を奪うことができるというものであった。
飛影を人質にとられたうえ、海藤の“領域”の中では暴力沙汰もかなわず、どうしようもなくなった桑原、蔵馬、ぼたんの3人。
そして、とうとう桑原とぼたんの魂までもが、海藤に取られてしまった。
一人、残った蔵馬の反撃はいかに?

南野と海藤

蔵馬と海藤は、主席を争う仲だったんですね。
いつも蔵馬が勝つけれど、文系では海藤の方が強いという力関係だそうですが、蔵馬はおそらく、全教科むらなく成績がよいんでしょうね(あれだけ長生きしてれぱ物知りにもなるわよね)。
それにしても、それだけの優等生の蔵馬と、天才と呼ばれる海藤が入学してくるあたり、盟王高校という学校は相当、偏差値が高そうです(70ぐらいいってたりして)。
しっかし、誰ともしゃぺらない海藤と、おそらくは誰に対しても人当りよくしゃぺるけれど、決して深入りはしない(『TWO SHOTS』を見た限りではそうだと思う)南野秀一くん。一体、どっちがたちが悪いんだろうかと思っちゃいますね。
まあ、蔵馬にはやんごとなき事情があって、人間たちにあまり近付かないようにしているんだけれど、それじゃあ、これからどうするのかしら。
大学へ行って、就職したりするのかしら。それとも、やっぱりあの姿のまま年も取らなくなっちゃって、妖怪に戻ってしまうのかしら。
なんだか、蔵馬の将来がとっても不安です。

飲物にこだわる桑原くん

桑原くんて、なんだかすごく飲物にこだわりませんか?
首縊島のホテルでは、毒が入っているんじやないかと言って、出されたコーヒーを断って、『ぴええる多気』とかいうわけのわからない元気飲料を飲んでたし、今回はジュースに自白剤が入っているんじゃないかとか言い出すし、飲物に関して、よっぽど暗い記憶があるんじゃないかと勘ぐりたくなるほど、飲物に関して疑い深いですよね。
おまけにグラスは透明だとか、ストローが欲しいだとか、本当に注文が多い。
一体、何なんでしょう。あのこだわりようは。

飛影ちゃんの扱い

さて、桑原くんと蔵馬の聞で、飛影ちゃんの扱いがくっきりとわかれてしまいましたね。
飛影ちゃんのことを見捨ててさっさと進んでしまおうという桑原くんの言菓には、幽助を見捨てようとした飛影ちゃんに対する怒りが感じられてなりません(普段、飛影ちゃんに虐げられている怨みもあるだろうけど)。
そうね。桑原くんには、飛影ちゃんの幽助に対する、海よりも深い愛情(こんなことを書いてると、どこからかお怒りのお手紙が舞い込んできそうな気がする)が理解できないのよね。
それにしても、飛影ちゃんを助けなきや前に進まないなどと、けなげなことを言ってくれる蔵馬が好きよ(しかし、置物になっている飛影ちゃんの姿は、かなり間抜けである)。

蔵馬が美しすぎる

今週の蔵馬は超美人。
「それはオレにとっての禁忌だと言っておく」なんて、もう……かっこよすぎるよお。
なんてったって、こんな素敵な蔵馬のアップは久しぶりだからねぇ。うれしくて、うれしくて……(理性がフッ飛んでいる私)。
本当にね。蔵馬ってば、こういう厳しい表情してると、文句なしの幽遊キャラ一の美形よね(こんな美人にのりうつれてよかったね、蔵馬)。
それにしても、「いかなる手段を用いてでもお前を殺す」なんて、蔵馬ならではの台詞よねぇ。
だって、蔵馬が「いかなる手段」なんて言ったら、本当にどんな汚い手でも、残酷な手でも使うわよ。絶対。
ああ、だけど、お願いだから海藤を殺さないでね、蔵馬。
妖怪が人間を殺すのは重罪だそうだから、こんなことで蔵馬が罰を受けるのは嫌だよ(そいでもって、蔵馬を逮捕する役が幽助にまわってきたりしたらもっと嫌)。
しかし、あんなに植物の多いところで蔵馬と対決しようってあたり、結構、海藤も馬鹿だと思いません?(蔵馬と熱帯植物談義をやり始めたらおかしいかも)
植物を操ってみせてあれだけ驚いてもらえるんだから、蔵馬が髪の毛まで自由に動かせるって知ったら驚くだろうねぇ(笑)。
そういえば、今回、海藤のアップが多すぎますよ、冨樫先生。こんなに連続してアップをやったキヤラは初めてなんじゃないんでしようか(そんなに書きやすい顔なのかしらん)。