『魔人探偵脳噛ネウロ』 11巻 感想

『魔人探偵脳噛ネウロ』もついに11巻!!
なんか、11巻ともなると、ちょっと中堅どころに入ってきた? って感じ。
サブタイトルは「忘却と再生」。
HAL編のキーワードだね。

「表紙は意外なキャラ!?」と『ジャンプ』の柱に書いてあったので、「次は誰だろ~。早坂兄弟とかいいなぁ」と、思っていたら、なんとビックリ、ネウロ一人だよ。
「11巻になって一回りした、ということで1巻と同じネウロ単独にしたのかな?」と思いながら、家に帰ってさっそくコミックスを開いたら、さかさまだった‥‥し~ん‥‥。
表紙イラストが正位置になってるよ。
全然、気がつかなかったよ。
本当にごく自然にさかさまに開いちゃったよ。
洗脳されすぎちゃってるよ。
人間、見ているようで見ていない‥‥反省。

カバー裏コメントの写真はいつも何かの動物の眼だったんだけど、今回は人間の鼻。
これもひとめぐりで新シリーズに突入?
「くだらねー!!」と心から苦笑するシーンなんて、いくらでも提供していただいてますよ、松井センセ。
これからも、よろしくお願いします!!

中表紙は10巻に引き続いて、首吊り弥子ちゃんだった。
10番台の間はずっと首を吊ったまんまなんだろうか‥‥。
いやいや、次の巻は吾代かも、と思ったところで、はたと思いついて既巻を確認したら、1~9巻の中表紙はネウロ単独、10巻でネウロ&弥子ちゃんになってるから、10番台はずっと弥子ちゃんかもしれない。

さて、ネウロのコミックスを買ったら、まず最初に確認しなければいけないこと。
それは、あかねちゃんのプロフィール!!
そろそろボキャブラリーも尽きるんじゃないかと思っていたんだが「空前絶後の美少女」と来たか‥‥。
松井センセ、生前のあかねちゃんの顔を描く気ないよね。

11巻に入っているのは、HAL編のラストと、トロイ編全部と、借金返済編のオープニング。
弥子ちゃんの涙のページをめくったところに、あんなイラストを挿し入れるなんて、松井センセ、読者を泣かす気満々だと思った。
うぉ~ん。
ところで、第94話のラストのコマ、大塚が家具にはまっているシーンは、『ジャンプ』の印刷がつぶれてて、どんな絵かよくわからなかったんだけど、コミックスになって見直してみると、かなりとんでもない絵だった。
これは倫理コードにひっかからないのか? それとも、ひっかかるから、わざと印刷でつぶれるような描き方をしたのか?(だとしたらすごすぎる)

各話間の穴埋めイラストはあいかわらず絶妙。
池谷のプロフィールが登場。
29歳。もっと年いってるかと思ってた。家具デザイナーとして成功してから、インテリアショップオーナーになったって言ってたから。
ずいぶんと若くして成功した人だったんだね。
ところで、私が池谷さんの彼女さんだったら、きっと狂喜乱舞していた(彼女として間違っている‥‥)。
由香ちゃんのプロフィールも登場。
あのプリクラが商品化されたら、ついうっかり買ってしまいそうな予感。

赤マルに掲載された、笹塚さん主役のショートショートも収録。
何度読んでも楽しい。
ざしきわらしがかわいすぎ。

『桂木弥子の体あたりインタビュー 突撃となりの愉快犯』のコーナーは前回で終了。『脳噛ネウロの体あたりインタビュー 突撃かなりの確信犯』が始まった。
そして、「確信犯」ってのは、犯人のことではなく、ネウロのことだと判明(笑)。
弥子ちゃんがしぼりとられてしまったよ‥‥シクシク。
次回は吾代にインタビューらしいので、ぜひ、小学校から中学校の間(仔猫ちゃんから狂犬の間)に何があったのか、訊いてください。

ところで、アクティブカルテと突撃インタビューのページの間に、乱丁(笑)があった。
ホンキで乱丁かと思った。
表紙に引き続き、おもいっきしだまされた。
これを見て、「乱丁ですから取り替えてください」と言い出す人が7%くらいはいるんじゃないかと推測。

11巻になって、いろいろとリニューアルしたネウロのコミックス。
毎回毎回、本当に楽しませてもらっている。
ネウロは、『ジャンプ』は買わなくても、コミックスは絶対に買った方がいい!
コミックスを楽しまないと、ネウロファンとしてもったいなさすぎるよ。
でも、できれば『ジャンプ』を買って、アンケートハガキを出そうね。