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『週刊少年ジャンプ』2011年12号 感想

『バクマン。』 (121ページ 自信と覚悟) あいかわらず七峰のことで思い悩んでいる小杉。 そんなに悩むくらいなら、編集長あたりに相談しちゃえばいいのに! と思ってしまう。 51人もの合議でつくられている作品を「七峰の作品」とは言いがたいよね、確かに。 こんなに若い作者でこの完成度! がウリのひとつならなおさら。 で、結局、七峰のマンガは連載になり、そのあおりをくらって終了したのは白鳥くんだった。 そうかあ……そうやってはじきだされちゃう作品があることを考えちゃうと、確かにちょっと腹が立つかも。 白鳥くんは『ラブ太&ピース』はシュージンの力を借りてつくったものだから、今度は自分の力だけでつくった作品で勝負したい、と前向きなこと言ってるのが救い。 てか、立ち上がり段階でシュージンの力を借りてるってだけで、これは自分だけの作品じゃない、って認識している白鳥くんからみれば、七峰の作品ってどうなるんだろうね。 ところで、幸せを満喫していたはずの平丸は、蒼樹嬢が連載もらって、自分がもらえなかった、ということで元のネガティブ思考に逆戻り。 これは吉田氏にとって朗報?(笑) まあ、蒼樹嬢は仕事を優先しようとしただけで、平丸を切ろうとしてるわけじゃないんだけどね。 そして、ついにサイコー&シュージンは七峰に宣戦布告! でも、他人の作品を10週打ち切りにさせるってどうやるんだろう……。 ここで新妻エイジの編集長との最初の約束がでてくるとか? まあ、サイコー&シュージンはそんなこと知らないし、新妻エイジの力を借りようとも思わないだろうし、『PCP』をさらにとがらせることで、七峰の作品の弱点(作家性の薄さ)を際立たせる、といったところかな? 『ONE PIECE』 (第615話 “マトマトの呪い”) しらほし姫がどうしても行きたかった場所って、母親のお墓だったのかな? 襲撃され続けているために閉じこもり続け、母親のお墓に一度も行くことができてないって、どんだけ陰湿な攻撃。 「ドキドキすんなら、そりゃ冒険だな」 ルフィの定義はシンプルかつわかりやすい。 ルフィにしてみればこの程度のこと冒険でもなんでもないんだろうけど、しらほし姫にとっては大冒険で、ルフィはそれを肯定してくれるんだよね。 思えばルフィは常に他人の価値感を全肯定するよなあ(それが、誰かを傷つけるものでない限りは)。 『銀魂』 ...

『週刊少年ジャンプ』2011年11号 感想

『DOIS SOL』 (第1話 勝歩と野永) 新連載。てか、またサッカーものって……。 『ONE PIECE』 (第614話 “やっちまったモンはしょうがねェ”) 扉絵のマキノさんが抱いてる子はマキノさんの子供なんだろうか……激しく気になる……。 ルフィがいない時はやっぱり自然にゾロが仕切ってるよね。 ところでゾロにとってニコ・ロビンは「暗黒女」なのか(笑)。 『バクマン。』 (120ページ ネットと顔) ひさしぶりにサイコー&シュージンがバトルモードに突入。 新妻エイジにしろ福田にしろ、今までは「ライバル」って感じの人たちが相手だったけど、今度はなんか「敵」って感じになってるなあ。 七峰がやってることはそんなにめっちゃ悪いことでもないと思うんだよ。 核になっているのはちゃんと七峰のアイディアらしいし。 結局のところ問題になるのは、新妻エイジの言う「作者の顔が見えない」という点なんだろうね。 50人もの意見をとりまとめていけば、そりゃあ、とんがってるようにみえて実は全然、とんがってない作品になるよなあ。 サイコー&シュージンのプライドというのは、自分たちはもがいて苦しんで、それでも自分たちの力で答えをみつけだしてきた、というところにあるんだと思う。 それを「どう思う?」と問い合わせれば誰かがいい考えを思いついてくれる、みたいな形で解決するのは、なんかズルしてるような感じがするんだろうな。 『黒子のバスケ』 (第105Q 信頼だ) 祝! 連載2周年! いやあ、続いてくれて本当にうれしい。 で、センターカラーだけど3ページ分もあるぞっ。 それにしても、やっぱり元帝光中の面々は髪の色がカラフルすぎる……。 元キャプテンは火神と同じで赤髪なのかな? 名前も「赤司」だしね。 あえてパターンからはずれた動きをしはじめた黒子くん。 黒子くんは常に中継地点だから、ここが規定外の動きをすると、予測は困難なのかね。 シナリオにないことをやろうとすると、めっちゃワンパターンな動きになっちゃいそうな気がするんだけどね(←あくまで素人考えだが)。まあ、黒子くんは頭がいいんで、そんなことにはならないのかもしれない。 リコちゃんは木吉をはずした。 「監督」としては選手を守る義務があるし、「仲間」としてはこれ以上、木吉に重荷を負わせることは耐え難い。 目に涙を浮かべながらも、毅然としているリコちゃ...

『週刊少年ジャンプ』2011年10号 感想

『バクマン。』 (119ページ 過信と宣伝) 七峰のあの手法は「こういう作り方でやってます」と公言してやるんだったら、結構、おもしろい企画なんじゃないかな。 でも、よくよく考えてみれば、もしコミックス化とかされたら、収益の配分はどうするんだろ。 もう取り決めとかしてるのかな。 編集を信用するかしないかは作家自身が決めればいいことだと思う。 編集全員が仕事ができない人というわけじゃないし、全員が仕事ができる人というわけでもないだろう。 サイコー&シュージンは服部さんがいてくれたからこそ今がある、と心底、思ってるんだろうし、そう思える編集に出会えた彼らは幸せな部類なのかもしれない。 七峰がバカにしている小杉は、ちゃんと不自然さに勘付いているあたり、まったく無能でもないように思えるんだけどね。 ところで編集吉田氏はやっぱり優秀だね! むりやり平丸さんをノセてるようにもみえるけど、意外といいとこついてるような気がする。 今のとこ蒼樹嬢の平丸さんへの気持ちは好意止まりとしか思えないので、ここで浮かれてつまらないマンガを描いてたら、あっとゆーまに離れていってもおかしくはない。青樹嬢は仕事熱心なタイプに弱いようにみえるので。 吉田氏をみてると、編集はやっぱり必要! と思えるんだが、新妻エイジあたりをみてると、編集がただの原稿回収人のようにも思えるんだよなあ(苦笑)。 『ぬらりひょんの孫』 (第百四十一幕 人を喰らう村) なんか久しぶりに掲載順があがったなあ。 ところでなんと、ゆらちゃん&竜二兄ちゃん編に突入! 竜二兄ちゃんて高校に通ってたんだっ。まずそこにビックリだよ。 てか、制服が似合わないにもほどがある(苦笑)。 すると、秋房とかも高校に通ってたりするのかね。あの髪型で(←想像するとちょっと笑える)。 『月・水・金はスイミング』 『サムライうさぎ』の福島先生の読み切り。 かわいらしさにさらに磨きがかかっとる~。なんかここだけ別次元。 おもしろいとか、おもしろくないとか、そういう次元で語るべきマンガではなく、ただひたすら、このかわいらしさにひたりきって、気持ちがさらさら~って感じになるのを、ほわほわぁ~って楽しむべきマンガだと思ったんだ。 『SKET DANCE』 (第172話 年末の堕剣士) よもやボッスンと椿が「サスケ!」「ユウスケ!」と呼び合う日が来ようとわっ(感涙)。 ...

『週刊少年ジャンプ』2011年09号 感想

『バクマン。』 (118ページ 裏と表) やっぱり計算づくだった七峰の行動。 シュージンが読めることくらい編集長も読んでそうなもんだと思うわけなんだけど、どうなの? 本人がタダで宣伝してくれてるんだから利用してやれ、くらいに思ってそうな気がする。 で、この際だから、おもいっきりのせてやろうじゃないか、とか考えて、七峰の思惑にわざわざのっかってやってたりして……とかだったら、私の中の佐々木編集長萌えが再燃しそうだ(爆)。 ネットの批評家50人をブレーンに迎えたとして、おもしろいおもしろくないのジャッジメントはそれなりに的確なんだろうけど、作品づくりの段階から意見を取り入れちゃったら、予想外なおもしろさはでにくくなりそうな気がする。 サイコーとシュージンが「おもしろい」と言ったのは、キワキワなことをやっちゃう七峰の個性を買ってのことだと思うんで、それが薄れちゃったらもったいないことだよなあ。 って、そう考えると、計算もなしでマンガ家として生き延びちゃってる平丸氏ってかなりすごいのかも(苦笑)。 『ぬらりひょんの孫』 (第百四十幕 続々・切裂とおりゃんせ) おおっ、ここで鬼纏がでてくるとわっ。 猩影をまとった場合、リクオ様の背中にはどんな紋様が現れるんだろうなあ。あの能面かしら。 ところで、前回からなにげにリクオ様が苦戦してるのは、どうやら祢々切丸じゃないかららしい。 はやく秋房に新しいのつくってもらって~! 『黒子のバスケ』 (第103Q 負けんぞ) 青峰は黒子くんがいないところでは、黒子くんにデレるのね(爆)。 立ってる黒子くんを飛び越しちゃったらしい火神。 バスケ選手としては小柄な黒子くんだけど、おまえどんだけジャンプしてるんだっていう。 案外、黒子くん、地味~に傷ついたのかもしれない。