『週刊少年ジャンプ』2018年08号 感想

『Dr.STONE』(Z=43 人類最後の6人)
千空パパさんの仲間たちの顔が、石神村の人たちの顔をミックスさせた感じになっててちょっとおもしろい。
まあ、実際はその逆で、この人たちの遺伝子がミックスした結果が、石神村の人たちなんだが。

『鬼滅の刃』(第94話 何とかして)
カラーが多かったり、『GIGA』に番外編が載ってたり、いろいろと楽しいんだけど、「吾峠先生、無理なさらないで!」とも思ってしまう。

伊之助、無事だったあ!
「内臓の位置をズラす」とかわけわかんないけど、伊之助が無事ならなんでもよいです。
でも、毒が効かない、ってのは強がりっぽいよなあ。ちょっとラリってる感じだし。

見開きが連続で描かれたページのかっこよさよ。
そして、兄妹の顔が向かい合わせになってるコマの、おどろおどろしく美しいことよ。

宇髄さん、なんとか生き延びたと思ったら爆発に巻き込まれてるし、これは炭治郎をかばって……とかいう展開じゃなかろうな。
3人の嫁がすぐ近くにいるし、彼女たちに看取られて……とかなりそうではらはらしている。
またもや柱を目の前で失った、とかなったら炭治郎がかわいそすぎるので、やめてあげてください。

『ブラッククローバー』(ページ141 ムチャクチャな魔法戦)
サブタイトルで作者がムチャクチャと認めてる(笑)。
いや、「マナコークスクリュー」ってなんだよ! 「マナロケットパンチ」ってどういうことだよ! って思ってたら、「デカデカベトベトサラマンダー」でさらにわからなくなった。
いや、アジトロボと巨大ウーパールーパー(?)の戦いとは斬新だな。

アジト内部もはやぐちゃぐちゃだろうね。それとも、皆の部屋はそれなりに守られてるのかな。
ヤミさんや姐さんのお酒の瓶が、割れまくってるんじゃないかと心配している。
アスタは持ち物が少なそうだからたいした被害なさそうだけど。

あと、戦闘中でも声が小さいゴードンさんがなんかツボる。

ヘンリーがみんなの前に出てこなかったのは、魔力を奪いすぎてしまうからなのね。
だったら、アスタなら普通に接することができるんじゃない?
そういえば、ヤミさんがみんなにヘンリーのことを説明してなかったのはどういうわけだろうね。
単純にめんどくさかったのか、ヘンリーが口止めしてたのか。
ヘンリーはこのままアジトに引きこもって、魔力を少しずつ貯め込みながら、アジトを防衛し続ける、ということになるんだろうけど、存在を知られたからにはみんなに挨拶くらいはするのかな。

『火ノ丸相撲』(第177番 鬼丸国綱と数珠丸恒次)
数珠丸さん、本当にやさしい人だなあ。
こんなやさしい人が、誰かをケガさせちゃった時の苦しみは、相当なものだろうなあ。
それでも相撲をやめないのは、応援してくれる家族の期待に応えたい、というのもあるんだろうけど、やっぱり好きだから、ということなんだろう。

体格に恵まれ過ぎたからこその苦しみと、体格に恵まれなさ過ぎてるからこその苦しみか……。
違いすぎるふたりなのに、互いに互いを尊敬しあってるところが良いのです。

あと、潮くんがナチュラルにレイナさんのことを伴侶として考えてるところも良い。

『ハイキュー!!』(第286話 脅迫)
「脅迫」と書いて「しんらい」と読む……。
そして、日向くんはナチュラルに影山くんを「脅迫」し続ける……。
だから、影山くんにとって日向くんが一番こわい存在なんですね、わかります。

でも、日向くんは影山くんに脅迫されてる、って感じがない。
なんかいつでも影山くんにわくわくしてるって感じだ。
「次もくれ」だしなあ。
この、日向くんから影山くんに向かうものと、影山くんから日向くんに向かうものが、微妙にずれてる感じが、なんだかんだで常に影山くんが丸め込まれてる感につながっているような気がしてきた。

「脅迫」されてると感じるのは、つまり、失いたくないものを握られているということで、影山くんは自分があげたトスを絶対に追いかけてくれる日向くんを失いたくない。
「次もくれ」という無条件の「信頼」を寄せてくれるアタッカーを失いたくない。

でも、日向くんは影山くんを失うことをおそれていない。
それは、日向くんが影山くんのことをどうでもいいと思ってるってことじゃなく、ただ無邪気に、影山くんがあげたトスを打つことしか考えてなくて、つまり「失うかも」なんていう邪念(?)を持っていないからなんじゃないかな。
でも影山くんは失うことに身構えてしまう。
そう考えると、影山くんに「失うこと」の恐怖を植え付けた中学時代のチームメイトたちの罪は重い。
まあ、それだけのことをやられた影山くんにも問題はあったんだけどね。