『アンデッドアンラック』(No.028 紅蓮弾) 感想
不運ちゃんがアンディのほっぺにムチュしてる絵かわいい。 チカラくんびっくりするよね、そりゃ。 「チューしてない?」「こっちもする?」「まじめになさい」「はい」 ってリップとラトラの会話もいい。 仲いいな、このふたり。 ラトラの能力は「当たらない」で確定か。 言葉も物質も当たらない、というのがおもしろいよね。 「どんなものも」ということは対象無制限なのかな。つまり、クジとかも当たらない? それとも、ラトラが「当たるな」と意識したものだけ? とか考えてたんだけど、最後の描写をみるに、ラトラが認識してないと無理っぽい。 まあ、「認識」と「意識」は違うので、認識してても「当たらない」と意識しなかったものに関してはどうなるかわからんな。 アンディは死にたい人だから、自分ひとりだったらどんだけ隙をさらしても平気だったんだろうな。 でも、その隙に不運ちゃんに何かあったらいけないので、封印技ができてしまった。 ずっとひとりで戦い続けてきたアンディが、不運ちゃんというどうしても守らなければいけない対象を得て、使えない技ができてしまって、でも一緒に不運ちゃんを守ってくれる仲間ができたから使える、という展開は熱いな。 おそらくは百年単位くらいで変化がなかったアンディに、めまぐるしい変化がおきていて、すべては不運ちゃんとの出会いがもたらしたものだ。 そう考えると、アンディがどんだけ不運ちゃんを大事にしてもおかしくない。 リップが、自分が死なないと不治は解除されない、と言ったのは、だからさっさと降参しろよ、というブラフだと思ってたんだけど、まさか、リップが死んだら治る=リップを殺そうとする行為は治療にあたる=リップを殺すことができなくなる、というロジックだったとは。 否定のルールを、発言ひとつで拡大解釈させて、コストゼロで完全に身を守れるって、すごいなこの発想。 てか、否定者のルールって、本当にメンタル的なものが重要になってくるんだな。 アンディの攻撃が「自分の治療のため」だったなら、あれは決まっていなかった。 完全に不運ちゃんのためだけだったからあれが決まった。 リップの「不治」はアンディが自分のためには動いていないことを認めた。 「不治唯一の誤算は…自分の生の為に動く者など、ここには一人もいなかった事」ってのはそういうことだよね。 能力が気持ちを証明する、っていうのはかなりおもしろい設定...