『呪術廻戦』(第116話 渋谷事変・34) 感想(理想と共に焼き尽くされる)

渋谷が大変なことになってるんだけど、大丈夫?

見開きで、虎杖(?)の両手が描かれているの、優美で本当に美しい。
宿儺は、軽々と、易々と、これだけのことをなせるのだな、と思った。
心理的にも、能力的にも、これだけのことをやらかすことに対するハードルがほぼ存在しないのだろうな。

呪霊側のトップは真人だったのか。
真人が宿儺も殺しちゃえばいいじゃん、って言いだした時に、みんなが従ったのもそういうことだったのね。


漏瑚は呪霊が人間の地位をのっとることを夢見ていた。
そのためなら、自分の命が消えてもかまわないと思っていた。
でも、それではダメだというのが宿儺の考え方だ。

「オマエは焼き尽くすべきだったのだ。打算も計画もなく、手当たり次第」か。
それは、真人っぽい考え方だな。
でも、真人に「理想」はないように感じるなあ。
けど、宿儺にも「理想」なんてものはあるんだろうかと、考えたんだが、宿儺は理想は持つべき、とは言ってないんだな。
理想をかなえたいのなら、そうすればよかった、と言ってるだけで。


「誇れ、オマエは強い」
そう言われて涙をこぼす漏瑚が……せつない……。
五条先生に尊厳ふみにじられまくってたからなあ。
夏油にもつかいっぱしりみたいな扱いされてたし。
呪いの王と呼ばれる存在に認められて、報われたものがあったんだろうなあ。

まあ、五条先生に呪霊を尊重してあげる義理はないので、五条先生は悪くない。性格は悪いかもしれないけど。

漏瑚は予想通り、かるーくひねりつぶされてしまったけれど、満足して消えていったので、ちょっとほっとしている。
悪役ではあったけれど、愛嬌があって、なんか憎めないキャラだったから。


裏梅さん何者?
宿儺の昔の部下?


ところで伏黒はなにをどうやってああいう状態になったの?
そして、ワンショルダーの兄ちゃんはなんであんなにあせってんの?