『週刊少年ジャンプ』2017年28号 感想

『シューダン!』(1 ぼくらのフットボールアワー)
横田先生がもう戻ってきたっ!

サッカーマンガは珍しくないけど少年団ってのは珍しいかな。
だいたい部活かプロだもんね。
でもこれは、かなりいい出だしじゃない? うん、すっごくいい感じ。
七瀬ちゃんかわいいし。

あと、みちるちゃん先生のダンナさんが出てきてびっくりした。
みちるちゃん先生の出番もあるかもね。

『ONE PIECE』(第868話 "KXランチャー")
ビッグ・マムが巨人族から嫌われているのは、長老を死なせてしまったからだと思ってたんだけど、それだけじゃなかったか……。
ということは、本当にマザーはマムのおなかの中なんだろうか……。
”悪魔の実”の能力を継承しちゃってるしなあ。
あと、”クククク”の実は結構本気で欲しい。

リンリンの「平和で差別のない国を」という志は一途で素敵なのものだが、それが歪みに歪んだ形でできあがったのがこの国か。
しかも、本人はちっとも歪んでる自覚がないというおそろしさ。

『ハイキュー!!』(第257話 正当)
木下くんががんばってる姿はなぜだかほっとするなあ。

『鬼滅の刃』(第65話 誰の勝ちか)
「煉獄さんの勝ちだ!!」と叫ぶ炭治郎の必死さが泣ける。
頸に刃がくいこんでも、胸を刃が貫いても死なない鬼と違って、人は傷ついたら簡単には治らないし、手足を斬られたら元には戻らない。
とても脆い。でも、それが煉獄さんが鬼にならない理由だ。
自分の持って生まれたもので戦い抜く、と。
母にもらったからだで生き抜く、と。

「凄いんだ!!」「強いんだ!!」「負けてない!!」「煉獄さんの勝ちだ!!」
まだ弱い後輩のこの力強い叫びは、煉獄さんにとってどんなにかうれしかっただろう。

「竃門少年が死んでしまったら俺の負けになってしまうぞ」
この台詞はちとずるい。炭治郎がその言葉に逆らえるわけないじゃないか。

そして、普段、やたらはきはきしゃべる人が「こっちにおいで」という柔らかい言葉遣いをするところがもう泣ける。
この人、弟くんに対してはこんな風にやわらかい態度なんだろうな、とか思えて泣ける。
ずっと長男という自覚をもって生きてきた炭治郎にとって、こんな兄のような態度で接してくれる人ってはじめてなんじゃないかな。

「最後に少し話をしよう」って……ほんとに死にそうなんですけど……しのぶさんどこにいるの?
あと、ねずこちゃんの方はちゃんと日陰に避難させてもらってるの?

『火ノ丸相撲』(第148番 鬼丸国綱と草薙剣、追憶)
久世の母親が「母として、息子の成長を見届けなくっちゃね…」と言っているそのすぐそばにいる、「かーちゃんが見とるぞ」と写真を掲げる夫婦。
体格とか、練習環境とか、潮くんが持っていないものを久世はたくさんもっているけど、最たるものは母なのだな、ということをこのヒトコマだけで思い知った。
息子の戦いをしっかり見守ろうとする母と、写真の中の母。この差はせつないよな……。

ところで、潮くんの父親はどうしてるんだろうね。

『Dr.STONE』(Z=14 信ずるもの)
大樹を掘り当てた時のちょっと泣きそうな顔と、そのすぐ後のいつもの不敵な笑みの落差が笑える。
千空もあんな環境にひとりで、やっぱり精神的にきつかったんだろうなあ。
その中で、親友の顔をひさしぶりにみて、本当にうれしくて気が抜けちゃって、それでも、意識がない大樹相手に強がってみせるこの千空のかわいらしさ(笑)。
大樹に硝酸かけてドキドキ待ってるとことかも最高にかわいい。

ひとりっきりで、いつ成果がでるかあてのない実験を繰り返して、自分を奮い立たせるために血で書いた物理公式に、いつも涼し気な表情をしてる千空の心細さと、それでも自分が信ずるものを疑わないという強さがにじんでいるのだなあ。

石化したのは人間と鳥だけなのかと思ってたら、鳥もツバメ限定なのか。なんだそれは。
人間よりも先にツバメが先に石化してたけど、ツバメの方がいちはやく反応しただけなのか、ツバメは人間石化の実験に使用されたのか。

千空が自分の襟足のところに残ってる石を杠ちゃんみたく元に戻さなかったのは、いざという時のサンプルとして使おうとか思ってたからなのかな。

考えることにはエネルギーが必要……それはそうだな。気が付かなかった。
大樹が必死で意識を飛ばさないようにしてたのは意味なかったのか、と思ってたんだけど、実はちゃんと意味があった!

『ROBOT×LASERBEAM』(12th round モチベーション)
やると決めたら限界をぶっちぎってやってしまうロボくん……ダメじゃん。
ロボくん、すぐに故障しちゃうんじゃないかな。

理屈じゃないならわからない、とロボくんは言うけど、それでも、理屈以外のもので動く人を否定はしない。
自分にはわからないんだな、と思うだけ。
ロボくん、いい子だなあ。