『週刊少年ジャンプ』2017年49号 感想

『鬼滅の刃』(第85話 大泣き)
頸を斬っても死なないとかどういうことなの、と思ったら、堕姫の本体(?)じゃなかった=鬼の頸じゃない、ということ?
てか、あの堕姫が妹属性まで手に入れて、突然、かわいくなるとか、予想外すぎるだろ。
ひぐっひぐっ、って泣いてるとこが本当に子どもっぽくってかわいいんだが。

これって、鬼いちゃん(?)の方が本体で、分身をつくって、その中に潜んでいたということなの?
いや、もともと堕姫という鬼がいて、自分の中に取り込んだという可能性もあるのかな。
どちらにしろめっちゃマニアックな気配がするのだが。
でも、累も自分よりも年下の女の子を母親役に仕立ててたからな。
これくらい、鬼の世界では普通なのかもしれん。

ねずこちゃん、子守歌で本当に落ち着いた。
炭治郎も、ねずこちゃんも、本当に追い詰められた時に思い出すのは家族のことで、いつもいつも助けられてる。
ふたりきり残った兄妹だから、ふたりが生きていれば家族は存在していられる。
ふたりが死ぬ時は、竈門家の存在すべてが失われる時なんだなあ、と思うと、ねずこちゃんが人を喰ったら、炭治郎と一緒に死んで償う、というのはものすごく危ういものにものすごく重いものを賭けてしまっているんだなあ、と思える。
だけど、妹を失うことを許さない炭治郎は、妹が誰かの家族を失わせることも決して許さないんだろうなあ。

実は兄妹タッグ同士の戦いだったことが判明した今回。
鬼いちゃんの方はまごうことなき上弦の鬼のようで、宇髄さんの目がめっちゃ本気。
宇髄さん、煉獄さんの後を追うようなことにはならないよね……ならないよね……。

『ハイキュー!!』(第277話 多勢に無勢)
「止めてナンボのブロックなんて古いですから」と言い切るツッキーがかっこいい。
ツッキー的においしいブロックってのは、敵を自分の思惑に乗っけることができた、と思えるブロックなのかな。
でも、そう思えても、それがチームの勝利につながらなければ、やっぱりそれはつまらないブロックになっちゃうんだろうな。
とか考えてると、なんだかんだでツッキーはチームに勝ってもらわないと、ものすごく不愉快な事態になるのだな、というところがバレーにはまっちゃってる感満載で良いです。

自己主張が薄すぎるブロックが、逆にツッキーの執着の濃さを物語ってる。

サーブ一本打っただけで、一歩も動けないままでコートから出る木下くん。
何かに集中してるような目をしてコートに入るノヤさん。
このふたりの対比は、胸がいたむ。
そうだよなあ。コートに入ったからには劇的な活躍をしたいよなあ、そりゃあ。
木下くん、めいいっぱいがんばってるけど、ノヤさんみたいにはなれないし、山口くんみたいにもなれなかった……これを受け止めるのはキツイよなあ。

『火ノ丸相撲』(第168番 暴走!!)
大包平まで出てきて、自分はもうダメです(何が?)。

刃皇は刃皇なりに、相撲を溺愛しているようにみえる。
「愛してる」っていうか「溺愛」。
潮くんは「熱愛」って感じかな?(笑)

『ブラッククローバー』(ページ132 勝者)
ユノがめっちゃ神々しい感じになってる。

最近、アニメの『ブラッククローバー』がお気に入りなんだけど、あらためて初期のストーリーを追いかけてみると、数少ないユノの台詞は、ほぼほぼアスタとしゃべっているか、アスタについて語っているか、なんだよね。
で、今回のを読んでも、ユノってば全然、変わってないなあ、と。
すべてがアスタ起点というか。

なかなかに重い人だな、と思うんだけど、えらいことにそれをアスタに押し付けるような言動はひとつも見当たらないんだよね。
アスタに発破をかけることはあっても、アスタに何かをしてもらいたい、という意識はないっぽい。
そこらへん、ユノはいい感じに自立してんなあ、と思う。
まあ、アスタに何かあったら国ひとつくらい平気で潰しそうな怖さはあるけどね。

『ROBOT×LASERBEAM』(32nd round ダイゾンオープン予選ラウンド・1)
準変質者扱いされてる帝王……気持ちはわかる。

そして、ロボくんとトモヤくんの関係性はあいかわらずだった。
ずいぶんと長いことつきあってるはずなのに、いまだにロボくんの言動にツッコミ入れることを忘れないトモヤくんはすごい。
もはや、トモヤくん以外にロボくんのキャディできる人いるの? レベル。