『逃げ上手の若君』(第227話 別れ1352) 感想

秕さんが頬を染めながら「真の変態は冷めない」とか言い出して笑ってしまった。
逃若党内では「変態」は最上級の誉め言葉なの?

それが「これからは…旦那様専門の変態でいていいのですね」ってなると、突然エロくなるのが、なんというか松井せんせーらしいな、と。


信濃に戻る諏訪神党。
上杉たちもまた信濃に潜伏して再起を図る。

一方、時行は駿河四郎を頼って伊豆に潜伏し、尊氏が鎌倉から京に移動するタイミングを狙うことを決断。
「中の神」が散っても、まだ尊氏を狙うのね。


「中の神」を生んだものを雫は「悪戯半分にかけた呪詛」と表現したけれど、実際のところ、足利家時の呪う気持ちは本物で、でもさすがにそれで北条を呪い殺せるとは思ってなかった、ってところかな、と感じる。
呪う気持ちを本気で伝えたかったけど、そんなもので北条を滅ぼせるわけないだろ、とも思ってたんじゃないかと。

だけどそういう中途半端なものが、足利尊氏が持つ天賦の才とうっかり融合してしまったのがあれだったのでは?


「一度始めた鬼ごっこは… 決着がつくまで終わらない!」
北条が滅びる前から始まっていた、時行と尊氏の鬼ごっこ。
それは幼い時行にとって楽しい想い出だったはずなのになあ。

「中の神」が消えた現在、時行が望む決着ってなんなんだろう。
尊氏の中の時行への憎しみは消えてないと思うけど、時行の中に尊氏への憎しみは残っているんだろうか。


年内終了はなさそうだけど、年始早々の完結はありそうな気がしてきた。