『幽遊白書』霊光裂蹴拳!!の巻 感想
今週の心の叫び
飛影ちゃんだけいない
不親切なあらすじ
対峙する幽助と仙水。だがしかし、一対一の肉弾戦で幽助は劣勢に陥っていた。
仙水が操るのは、裂蹴鴛拳と呼ばれる、格闘技の最高峰とされる拳法。そして、彼は裂蹴拳に霊力をミックスさせた独自の拳、霊光裂蹴拳をあみだしていたのだ。
そして、仙水の放った裂蹴紅球波を合図に、“美食家”巻原定男と“遊熟者”天沼月人が動き出す。
さて、いよいよ全面戦争開始なるか?
魔界の扉攻防編
今回の扉ページを見て、驚きました。
現在のシリーズには、なんと『魔界の扉攻防編』というタイトルがついていたんですねぇ(私は単に『界境トンネル編』と呼んでいたんですけど)。なんとなくピンとこなくって、ちょっと違和感をおぼえてます(耳慣れていないだけなんでしょうけど)。
ところで、そのタイトルページ。笑えるのは蔵馬です。
こんな緊迫した状況で、蔵馬ってば「ああ、学校またサボらなくっちゃ。困ったもんだなぁ」とか考えてるんですね。あいかわらず神経が太いというかなんというか……(だけど、そういうとこが好きなの)。
しかし、幽助や桑原くんはともかく、優等生の蔵馬がそんなに学校をサボッてて大丈夫なのかしら。海藤くんが代返してたりしてね(すぐにバレるってば)。
蔵馬の場合、成績が落ちるなんて心配はないでしょうけど、志保利母さんにバレたらちょっと面倒なことになるんじゃないのかしら(幽助は母親公認でサボってるぞ)。
そうそう、母親といえば温子さん。闘いの場にしゃしゃり出てくる、あいかわらずのマイペースぶりに笑ってしまいました(本当にTPOを考えない人だよねえ)。
と、はなしがそれましたので、元に戻します。
それで、扉ページの関係図を見ていましてね、やっぱり海藤くんや柳沢くんなんかはちょっと実戦向きな能力じゃない(混戦になってくると、あんまり役に立たなくなる)し、城戸くんは入院中。それでやっぱりコエンマさまは闘う気はないんじゃないかなぁ……とか考えたんです。
そうなるとやっぱり浦飯チーム5人組だけで闘うことになって(当然、ぼたんは戦力外だ)、対する仙水さんたちも神谷医師と御手洗くんを欠いて残り5人。ちょうど5対5になるんですね。
どういう対戦の組み合せになるか、いろいろと考えてわくわくしているところです。
幽助対仙水
仙水さんてばすごい!
幽助が本気でケンカできる人間がちゃんといたんですねぇ。
幽助と肉弾戦でやりあえるような人だとは思わなかった(霊力でやりあうと思ってた)ので、ひさびさの格闘戦にわくわくしてしまいました。
私は仙水さんのプロポーションが結構、気に入っているんです。まだまだ少年体型な幽助に比べて、仙水さんてすごくスマートで、ちゃんと逆三角体型してて、足がすら-っとしてる。
プロポーションだけなら、一番、好きなキャラかもしれない(刃霧くんはいまどきの男の子体型ね。からだ全体が細くて、足が長くて、あんまり筋肉がついてなさそうな感じがする)。
それにしても、冨樫先生。この緊迫した場面での、チョロQな幽助たちは心臓に悪いです。
最近、ハラハラしながら幽遊を読んでますよ、私は(そのうちコマいっぱいに“ここで幽助と仙水がやりあってると思いねえ”とか字で書き出したりするんじゃないかと……)。
美食家と遊熟者
とうとう最後の二人が出てきましたね。
“美食家”巻原定男と“遊熟者”天沼月人。
巻原くんはともかく、月人くん(天と月なのね……この名前、すごく気に入ってしまった)てば、もしかして小学生?
仙水さん。こんな小さい子までたぶらかしてどうすんのよ!
月人くんも学校サボリですか?
そういえば刃霧くんの学校もどうなっているんでしよう。
みんな、学校、行こうよ!(オバサン的な発言……)。
飛影ちやんがいない
仙水さん陣営の7人がとうとう勢ぞろいしたというのに、あいかわらず飛影ちゃんは行方知れず。
飛影ちゃんには、幽助がせっぱつまったギリギリの状態になったところで再登場して欲しいと思っているんですが、やっぱり、いいかげん禁断症状が……(だけど、ハンパな再登場の仕方はして欲しくないというワガママな私)。
いくら『ジャンプ』の柱や次号予告ページで飛影ちゃんの再登場が告知されようとも、素直に信じることはできないですよねぇ(読者を1ケ月もやってりゃ、信用しなくなるって!)。
飛影ちゃん。ちゃんと忘れないで待ってるから、はやく戻っておいでね。
それにしても、幻海師範てば、扉絵でまで茶を飲んでるなぁ。