投稿

1月, 1994の投稿を表示しています

『幽遊白書』 「それぞれの明日!!」の巻 感想

今週の心の叫び 生きててよかったね 不親切なあらすじ 幽助は人間界への帰還を選択し、事件に関わった者達は、それぞれの日常を取り戻した。 けれど、皆がそれぞれの“道”を選び取る中……幽助だけが“道”を選ぶことができない。 幽助の行く末 「帰ろうぜ、人間界に」と言った時の幽助の表情がひどく印象的でした。 なんとゆ-か……この子が、こんなに穏やかな表情を見せたことってあった? って感じ。 すごくやさしくて、静かで、どこまでも澄みきったまなざしで、「帰ろう」と幽助は言う。 あの時、幽助が見ていたのは、懐かしい人間界の風景だったんだろうか、それとも、仙水が恋こがれた、幽助の父祖の地でもある魔界の風景だったんだろうか……そんなことをふと考えてしまいました。 いつもの幽助なら、「40時間もありゃ充分!」とか言って、ご先祖様を探して魔界中をかけずりまわりそうなもんだけどね。 幽助は幽助なりに疲れていて、休息を必要としていたのかもしれないし、自分が魔界にとどまると言えば、きっとついてきてくれるであろう桑原くんや蔵馬のことをおもんばかったのかもしれないし(飛影ちゃんは人間界に執着があるわけじゃないからかまわないでしょう)、下手して戻れなくなった場合のことを考えてしまったのかもしれない。 幽助は魔族に生まれ変わってしまったけれど、人間として生きてきた14年間は消えたわけではないし、本人も人間をやめたくてやめたわけではないものね。 温子母さんと一緒の家庭生活、蛍子ちゃんや桑原くんと一緒の学校生活……どれもこれも、しがみついてでも守りたいものだし、蔵馬には志保利母さん、桑原くんには静流姉さんや慕ってくれる桐島くんたちという、しがみついてでも守りたいものがある。 幽助にはそんな大事なものを捨てることなんてできないし、蔵馬や桑原くんに大事なものを捨てさせるなんてことも、もちろんできない。 そして、すべてのしがらみをすでに捨て去ってしまって、幽助についてきてくれたコエンマさまのことだってある。 幽助はきっと、誰も何も捨てることができない。 それでもいつか、誰か(何か)を捨てなければならなくなった時、幽助は大事なもののランクづけをしなくちゃいけなくなる。 何もかもを取る! なんてことが許されなくなるような事態が、いつかきっとやってくる……その時、幽助はどうするんだろうね。 幽助には人間としての幽助が...

『幽遊白書』 「仙水の遺言!!」の巻 感想

今週の心の叫び 死んだんですね…… 不親切なあらすじ 仙水は悪性の病巣におかされ、後半年の命と、神谷医師に宣告されていた。 幽助に倒された仙水は、自分の真の望みは、魔界の扉を開けることではなく、魔界で死ぬことだったと語り、絶命する。 そしてそのまま樹は仙水の亡骸と共に、亜空間へと消えてしまった。 一方、幽助は自分を操り、仙水との勝負に横やりを入れた、自分の先祖であるS級妖怪を探し出し、対決しようと考える。 とりあえず現実逃避 今回、表紙がめちゃめちゃ可愛いですね~。 いや~、肉にガブリとかみついている飛影ちゃんが信じられないくらい可愛い!(というよりも、今週は飛影ちゃんの扱いがとことん悪いので、扉絵を見て心慰めているといった方が正解かもしれない) 後ろでなかよししてる妖狐さまと桑原くんも超かわいいなあ。ああ、久しぶりにかわいい表紙が見られて、私はうれしいです。 この4人は、どんな場所でもたくましく生きてっちゃうんだろうね。そうよ、4人一緒なら、どんなところでも楽しく生きていけるわ。そうに違いないわ(それにしても、やっぱり桑原くんだけが先に老いるのかと思うと、哀しくてしかたがない)。 だけど、月人くんは生き返ることができたんですね。本当によかったです(さすがに反省しているようで、神妙な表情してますね)。 コエンマさまってば、仙水の尻ぬぐいをしながら歩いてたのね(笑)。けれど、仙水はそれを計算に入れていたそうですから、コエンマさまも信頼されているというか、なんというか……。 月人くんが生き返ったんだから、刃霧くんも……と言いたいところですけど、魂が抜けちゃっただけの月人くんと違って、刃霧くんは心臓を一突きですからね~。やっぱり難しいんじゃないかと思います(巻原にいたってはアレだもんね~。絶対に無理だと思うわ(笑))。 そういえば、ただの器と知っていても、ぼたんのからだに上着をかけてあげる海藤くんと柳沢くんは、なかなかの紳士だと思いませんか?(幻海師範がやらせたのかもしれないけど)。 だけどだけど……やっぱり、長髪の幽助にはなじめないの~。いくら前髪おろした幽助か好きな私でも、あれは好きじゃな~い! できれば蔵馬に幽助の髪を切ってもらいたいな。うん、なかなか楽しいシチュエーションだわ。 あと、目をさました飛影ちゃんが、「なんだその髪は、うっとうしいぞ」とか言って、幽助の髪...

『幽遊白書』 「恐るべき覚醒!!」の巻 感想

今週の心の叫び 幽助が潮になっちゃった!! 不親切なあらすじ 幽助の中の魔族の血が完全に覚醒した。 髪を伸ばし、全身に奇妙な紋様を浮き出させた幽助は、すさまじい力で仙水を倒してしまった。 自我を取り戻した幽助は、それを不服として仙水との再戦を望むが、そこに樹が現れ、仙水はあと半月足らずの命だと言う(わけわからん)。 幽助の変身 さすがにやってくれますね、冨樫先生。 幽遊ファンに“平穏”の2文字はない、という私の期待に、年始め早々から応えてくれるとは……。 私はあれを見て、椅子からころげ落ちそうになりました(……これは本当……はずかしいヤツ)。 うお~っ! 幽助はどこ~! どこにいるの~! まさか……まさか……この……冨樫先生ヴァージョンの潮が幽助……ですね、やっぱり……(苦笑)。 幽助が死ぬよりこわいことはないと思っていたけど……あったんですねえ、ちゃんと。 幽助がいなくなることよりも、幽助が幽助でなくなることの方がこわいです。死んでる幽助を見るのは絶対に嫌だけど、生きている幽助じゃない幽助を見るのはもっと嫌です。 ああ、本当にこわかった(今でもこわいけど)。 飛影ちゃんが眠っているのがすっごく残念ね。飛影ちゃんが起きて、あの幽助を見たらなんて言うのか……今から楽しみだわ(笑)。 で、さっきから言ってる“潮”のことですけど、一応、ご説明をいたしますとね、藤田和日郎先生が描かれている『うしおととら』という『週刊少年サンデー』に連載中の妖怪格闘マンガがございましてね(これはすっごくおもしろいので、読んでいない方は読んでみて)、この主人公の“蒼月潮”って男の子がね、“獣の槍”という武器を持つと髪がギュワーンと伸びて、むちゃくちゃ強くなっちゃうんですよ。 で、その潮の髪の伸び方が、今回の幽助そっくりなの~(正確には幽助が潮に似ているというべきだろう)。 ああ、幽助と潮ってば、年齢も同じだし、わけわからんうちに妖怪退治をさせられているという現在状況も似てるし、むちゃくちゃかっこいいところもそっくり!(おまけにアニメになった時の声優さんまで同じだったりする) なんだかな~。 魔族の幽助と人間の幽助 すべての幽助ファンがそう思っているんじゃないかと思うんですが……幽助は一体、どうなってしまうんでしょう? 妖狐の蔵馬と人間の蔵馬ってのは、姿もまったく違うし、性格やら言葉使いも微妙に...

『幽遊白書』 「ケタ違いの闘い!!」の巻 感想

今週の心の叫び 幽助は元気!! 不親切なあらすじ 強くなりすぎた力を、うまく制御することができない幽助。 だが、そのありあまるパワーは、仙水にすら対抗できうるものだった。 とてつもない闘いを繰り広げる幽助と仙水。そして、それを見守る桑原、蔵馬、飛影、コエンマ。 そして……幽助のからだに新たなる異変が起ころうとしている。 新生・幽助の実力 なんだか、今回の幽助、ロリってません? 「あれ!? はずれちまったぞ」って言うところとか、プーに命令してるとことか……なんだか、妙に愛らしい! 生まれ変わって、ついでに若返ったのか? 幽助!(大笑) ところで、幽助の霊気が妖気にすりかわってしまった現在、“霊丸”は“妖丸”になるんでしょうか?(すっごくマヌケ) むちゃくちゃ気になるんですけど~。 にしても、幽助が余裕しゃくしゃくで、いかにも楽しそうに闘ってますね。なんか、殺気だったところがまるでなくて、フルパワーで闘えるのが、うれしくてしょうがないって感じよ。 幽助だ~。幽助か帰ってきたぞ~! って感じがして、私はとってもうれしいです。 幽助にはあんまり殺気だった闘いはして欲しくないものね。 このまま強くなっていったら、人間界では闘えなくなっちゃうね。砂漠とかでしか本気では闘えないわよ。 しかし、幽助ってばご先祖さまの記憶まで受け継いでいるのか……なんだかなぁ。 ああ、それにしてもあのラストシーンは、ちょっとコワイです。冨樫先生……これ以上、幽助をいじめないでくださいね~。 観戦者たち 蔵馬はちょうちょさんになってしまいました(大笑)。 桑原くんは特等席で観戦に熱中しています。いや、よかったですね。幽助の元気な闘いを再び、見ることができるようになって。 飛影ちゃんといえば、その横でグースカ寝ておりますね。あいかわらず寝顔がプリティでうれしいですね。 飛影ちゃん、幽助が闘ってるんだ! ちゃんと目を開けて見てなさい! というのは、ちょっと気の毒でございますかね、やっぱり。 だけど、飛影ちゃん、寝惚けてプーちゃんの背から転げ落ちたりしないのかしら……。コエンマさまが支えてくれるのかもしれないわね。 飛影ちゃんを抱えるコエンマさま! どうしましよう……禁断のコエンマ×飛影ですか?(そういえば、コエンマ×飛影って聞いたことがないなぁ) 幽遊解体新書 今号の『ジャンプ』は、幽遊の本編よりも特別企...