『魔人探偵脳噛ネウロ』第139話 折【おれめ】 感想
DRがひきおこした水害のニュースを、事務所で見てあおざめる弥子ちゃん。 家には帰らなかったんだね(物理的に帰れなくなっちゃったのか、魔人様の帰りを待ってるのか)。 そこへ窓から魔人様がご帰還。 「ちょっと遊ぶぞ!!」とにこやかな魔人様。 魔人様の表情をかなりの精度で読めるようになってる弥子ちゃんは、魔人様がかなりムシャクシャしてると判断。 「すさまじい虐待の予感!!」をちゃんと感じ取ってるのに、深刻そうに「チッ、やはり怒りはおさまらん」と言う魔人様を心配するあたり、弥子ちゃんはホントにいい子だ。 「『謎』の卵」としての人間を、魔人様は惜しみ、それを潰したDRとその背後にいる「シックス」に、激しい怒りを抱いている。 そして、弥子ちゃんは水に流されてしまった「可能性の卵」としての人間を悼む。 弥子ちゃんの目に浮かぶのは、水に沈んだ人間たちへの哀悼の涙なのか、「新しい血族」の力の前になすすべもなくやられてしまっているという悔しさからくる涙なのか。 めずらしく、魔人様が弥子ちゃんに弱音を吐いてやつあたりしてる(←ように私には見える)。 この一件で、魔人様と弥子ちゃんの「怒り」が初めて同じところに向けられたように思える。 それにしても、こんなシリアスな場面が、ちゃくちゃくと鎖で縛り上げられる弥子ちゃんをベースに進んでるってのが、なんともはや‥‥。 弥子ちゃんを巻いてる極太鎖はいつかホームセンターで買っていたものだろうか。 そうか、あれはこの伏線だったのか!(そんなおおげさなもんではない) 一方、豪雨の中、葛西は投網漁(?)。見事にDRを捕獲。 あれだけ増水した川で網を回収するってのはかなりな労働だよね。 「シックス」の前でのハラキリショーはまぬがれたものの、葛西に炭にされてこなごなに‥‥。 しかも、しっかり記念写真だか証拠写真だかを撮られてる。 葛西の証拠隠滅作業は完了。 あの状況では犯人を突き止めるための手がかりなんてなんにも残らないんだろう。 笛吹さんはがんばってるみたいなんだけど、今回は振り回されるだけで終わっちゃうんだろうな。 川からすくいあげられたDRの背後に3コマに渡って描かれていたなんかの「紙」が開く絵はなんなんだろう、と思っていたら、「薄い鉄板」だったらしい。 DRは「鉄板」を元に戻そうとしたけど折れ目は消えなかった、ということなのね。 一度、魔人様に屈してし...