『魔人探偵脳噛ネウロ』第138話 S【ドえす】 感想

今回のタイトルは『S【ドえす】』。
そのまんますぎです、松井センセ。
タイトルだけで爆笑できるってスバラシイ!

先号で魔人様に羽が生えたのかと思ったら、魔界道具のひとつだったらしい。
「我が輩の最もしたい事を察して動いてくれる」というふれこみの道具がやることは、相手を拘束して身動きとれない状態にしたうえで、生かさず殺さず苦痛を絶え間なく与えること。
「激痛の翼」‥‥拷問にしか使えない道具だな(苦笑)。
「しまった肋骨まで折ってしまった。まだまだ後で折る予定だったのに」って、助手顔で申されましても‥‥。

手首切り落として、くっつく可能性もあると希望をもたせておいて、それをわざわざ踏み潰すとはまた念の入ったことを。
「ダニの手は小さすぎて目立たんな」という魔人様の顔が凶悪すぎる。
いまさらだけど、このマンガ、『週刊少年ジャンプ』に載ってて大丈夫なのか? とか思ってみたり。
こんなに凶悪なことを楽しそうにやるジャンプヒーローは、ダーク・シュナイダー(from『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』)以来いなかったんではないかと思う。

予想されたこととはいえ、DRがただのヤラレキャラに‥‥。
両手なくして、「私はダニです」と言わされたあげくに、支配者と豪語した「水」になすすべもなく流されてしまった。
あのまんま水に呑まれて、下流で葛西あたりに拾われるんだろうか(で、シックスの前でハラキリショーをさせられる)。

1回まるまる使ってひたすらDRをボコボコにしていただけというのが、なんともまぁ大胆だな。
だけど、なんだかんだで魔力を消費させられちゃったんだよね。
つまり、これはDRにしてみれば負けだけど、「シックス」にしてみれば勝ちなんだろう。
魔人様もそれがわかってるからこその、あの怒りなんだろうけど。
それにしても、今週は美人顔の魔人様の大盤振る舞いだった。

7割があれで、残り3割を負担させられたら弥子ちゃん死にますから!(マジで)
魔人様、どんだけ弥子ちゃん好きなんだよ(←完全にそうとしか解釈できない)。