『魔人探偵脳噛ネウロ』第180話 士【じゅういち】 感想
私は一度、ルーティンをつくってしまうとずっとそのルーティン通りに動いてしまう人間で、誰ひとりとして督促する人もいない(←過疎ブログだから)のに、ほぼきっちり火曜日に『ジャンプ』感想、水曜日に『ネウロ』感想、日曜日にまとめてアニメ感想とゆールーティンを守っちゃってるんだけど、今回はなんか書きたくないな~って感じになっちゃって、1回くらいパスしたって誰が困るってもんでもないだろ、と思って、本気でパスしかけたんだけど、昨夜いきなり目が覚めて「書かなくっちゃ」とゆー気になって一気に書いて、書いただけでアップせずにそのまま寝てしまった。
で、かなりわけわからない文章になってたんで、それをちょっと推敲してみたんだけど、やっぱり文章としてこれはどうなのって感じがする。
でも、これ以上いじるとさらに違う方向に走りそうな気配満々だったんで、とりあえずアップする。
いろいろとごめんなさい(←誰に対して何を謝ってるんだか自分でもよくわからない)。
石垣に化けたサイに刺された笹塚さん。
「俺が死ぬのはいいとして…」
って、いやいやいやいや全然よくないから! って全国のネウロファンがツッコんだよ、絶対!
よくないよくないよくないよくない。
弥子ちゃんが泣くよ。もしくは泣くこともできないで食欲なくすんだよ。
それに笛吹さんも筑紫さんも等々力さんも泣くよ。
どーしてこの人、こんなに自分の人生捨ててんのよ。
繰り返し言われてきた弥子ちゃんが失う「大事なもの」。
正直、いなくなることで、魔人様と弥子ちゃんの両方にダメージを与えられる人物とゆー点で、笹塚さんだろうな、と思っていた。
それにまあ、結構あからさまに予告がなされてたしねえ。
でも、あえてさけていたんだよなあ……無駄なあがきに決まってるんだけど。
笹塚さんは何も言わなかった。
石垣に化けた「シックス」の部下(=イレブン)について思考をめぐらせてはいたけれど、結局、ひとつも言葉を残さなかった。
寡黙な男は最期まで寡黙だった。
悔しいとか、悲しいとか、さびしいとか、苦しいとか、一言でもあれば、まだすっきりできたのかもしれない。
でも、笹塚さんは何も言わないから、こちらはただ考えるしかない。
何がこんなにこたえるのかなあ、とずっと考えててふと思いついたんだけど、笹塚さんて復讐を果たしたあとのことって、まったく考えてなかったよね。
私はなんかそんな確信を持っている。
失敗したらそこで全部が終わっちゃう、ってことは普通に考えるだろうけれど、成功した後のことも考えてなかったんじゃないのかな。
まるでそこが人生の終わりみたいに。
復讐を実行することだけが人生みたいに。
まるで終わらせることが目的みたいに。
そう思いついた時に、なんでこんなにこたえちゃってんのかが、なんだかわかったんだ。
この笹塚さんの行動が、私には自殺にみえたんだ。
「自殺行為」じゃなくって「自殺」。
自分の人生にケリつけるための行動。
そんな憶測がなんかもうどうしようもなく私をヘコませる。
久しぶりに飛影ちゃん自殺未遂事件(←個人的命名)の時の気持ちまで掘り起こされてしまった。
復讐を遂げるために、さまざまなことをしていたらしい笹塚さん。
マフィアと組んでみたり(小説設定は本編でも採用らしい)、ゲリラに入ってみたり(そんなことやってる時間どこにあったんだ)、どんな犠牲も惜しまない。
日本語おかしいかもだけど「献身的」って感じ。
でも、その反対側で、そんな人生にくたびれちゃってる笹塚さんがいたのかもしれない。
復讐なんて、さして実のあることとも思えないことに費やされる人生に。
でも、それ以外の道をみつけられなくって、笹塚さんはただつっぱしった。
笹塚さんが「警察官」として生きていたのなら、当然、魔人様の指示に従っているのが得策だった。
笹塚さんひとりであそこまで追い詰められたのなら、魔人様がいれば勝率はかなりなもんだったと思う。
でも、笹塚さんはその道を選ばなかった。
親友である笛吹さんを振り切って、魔人様の信頼を裏切って。
笹塚さんはひとりでケリをつけなくちゃいけなかった。
それが笹塚さんの人生のすべてだったから。
連載の初回から登場していていまだに残っているキャラは魔人様と弥子ちゃんと笹塚さん(遥ママはあんまり本編に関わってないので除外)。
一緒にお食事するくらい仲良しさんになってたのに、笹塚さんは弥子ちゃんに対してほとんど自分を語らなかった。
サイを捕まえるために、弥子ちゃんを囮にしかことを謝った時くらいなんじゃないかと思う。
あの時は、目的のためには弥子ちゃんすら利用するって……、と思ったもんだったけど、すぐに反省して「どうかしてた」って弥子ちゃんに謝ったから、笹塚さんもいろいろと必死だから一時的にちょっと血迷っちゃったのかなあ、くらいに思ってた。
でも、今にして考えてみると、これがすでに危険フラグだったんだなあ。
笹塚さんの一番の本音と思える言葉は、睦月ちゃんに復讐について語った言葉。あれだけが笹塚さんが自らを語った言葉だと思う。
そして、自分が何を求めているかについて、何も語らなかった笹塚さんは、最期に弥子ちゃんに向かって微笑んだ。
狂気なんかひとかけらもない。穏やかな笑みだった。
それが「おれはかなしくもつらくもないよ。この結末にも不満はないんだ。だから泣かないで」って言ってるように今は思える。
前回を読んだ時、弥子ちゃんと吾代だけが駆けつけて何ができるんだ? って思った。
そして、今回を読んで、ああ、笹塚さんを笑って死なせるために弥子ちゃんを駆けつけさせたんだ、って思った。
そんな役回り、弥子ちゃんにさせんなよ~! とか思うけど。
でも、ストーリーの構成上、弥子ちゃんに笹塚さんの死を直視させることがどうしても必要なんだろうな、って思った。
てゆーか、それがどうしても必要だったんだな、って最終的に思わせてもらえなかったら、松井センセはただのドSです(←その可能性もなきにしもあらず)。
「笹塚衛士」→「士」→「十一」→「じゅういち」→「イレブン」であると同時に、「士」=「死」なんだなあ。
サブタイトルが絶妙すぎる。
これで次回でしっかり生き残ってたら怒る。その後でうかれまくる。きっと。
巻末コメントで松井センセは「暗い展開になりますが必ずしっかりした未来を用意してます。お付き合いを…!!」と書いていらっしゃった。
「暗い展開」に対して「明るい未来」ではなく「しっかりした未来」。
「しっかりした」ってのは「ゆらぎのない」って意味だと私は解釈した。
弥子ちゃんが再び、ゆらぎのない目で壁を砕くパスワードをみつけだすことを信じてる。
ちょっと蛇足だけど、本城博士の復讐相手が「シックス」だとすると、おじさんとこにも「シックス」のトラップがかけられてたりするのかなあ。
で、かなりわけわからない文章になってたんで、それをちょっと推敲してみたんだけど、やっぱり文章としてこれはどうなのって感じがする。
でも、これ以上いじるとさらに違う方向に走りそうな気配満々だったんで、とりあえずアップする。
いろいろとごめんなさい(←誰に対して何を謝ってるんだか自分でもよくわからない)。
石垣に化けたサイに刺された笹塚さん。
「俺が死ぬのはいいとして…」
って、いやいやいやいや全然よくないから! って全国のネウロファンがツッコんだよ、絶対!
よくないよくないよくないよくない。
弥子ちゃんが泣くよ。もしくは泣くこともできないで食欲なくすんだよ。
それに笛吹さんも筑紫さんも等々力さんも泣くよ。
どーしてこの人、こんなに自分の人生捨ててんのよ。
繰り返し言われてきた弥子ちゃんが失う「大事なもの」。
正直、いなくなることで、魔人様と弥子ちゃんの両方にダメージを与えられる人物とゆー点で、笹塚さんだろうな、と思っていた。
それにまあ、結構あからさまに予告がなされてたしねえ。
でも、あえてさけていたんだよなあ……無駄なあがきに決まってるんだけど。
笹塚さんは何も言わなかった。
石垣に化けた「シックス」の部下(=イレブン)について思考をめぐらせてはいたけれど、結局、ひとつも言葉を残さなかった。
寡黙な男は最期まで寡黙だった。
悔しいとか、悲しいとか、さびしいとか、苦しいとか、一言でもあれば、まだすっきりできたのかもしれない。
でも、笹塚さんは何も言わないから、こちらはただ考えるしかない。
何がこんなにこたえるのかなあ、とずっと考えててふと思いついたんだけど、笹塚さんて復讐を果たしたあとのことって、まったく考えてなかったよね。
私はなんかそんな確信を持っている。
失敗したらそこで全部が終わっちゃう、ってことは普通に考えるだろうけれど、成功した後のことも考えてなかったんじゃないのかな。
まるでそこが人生の終わりみたいに。
復讐を実行することだけが人生みたいに。
まるで終わらせることが目的みたいに。
そう思いついた時に、なんでこんなにこたえちゃってんのかが、なんだかわかったんだ。
この笹塚さんの行動が、私には自殺にみえたんだ。
「自殺行為」じゃなくって「自殺」。
自分の人生にケリつけるための行動。
そんな憶測がなんかもうどうしようもなく私をヘコませる。
久しぶりに飛影ちゃん自殺未遂事件(←個人的命名)の時の気持ちまで掘り起こされてしまった。
復讐を遂げるために、さまざまなことをしていたらしい笹塚さん。
マフィアと組んでみたり(小説設定は本編でも採用らしい)、ゲリラに入ってみたり(そんなことやってる時間どこにあったんだ)、どんな犠牲も惜しまない。
日本語おかしいかもだけど「献身的」って感じ。
でも、その反対側で、そんな人生にくたびれちゃってる笹塚さんがいたのかもしれない。
復讐なんて、さして実のあることとも思えないことに費やされる人生に。
でも、それ以外の道をみつけられなくって、笹塚さんはただつっぱしった。
笹塚さんが「警察官」として生きていたのなら、当然、魔人様の指示に従っているのが得策だった。
笹塚さんひとりであそこまで追い詰められたのなら、魔人様がいれば勝率はかなりなもんだったと思う。
でも、笹塚さんはその道を選ばなかった。
親友である笛吹さんを振り切って、魔人様の信頼を裏切って。
笹塚さんはひとりでケリをつけなくちゃいけなかった。
それが笹塚さんの人生のすべてだったから。
連載の初回から登場していていまだに残っているキャラは魔人様と弥子ちゃんと笹塚さん(遥ママはあんまり本編に関わってないので除外)。
一緒にお食事するくらい仲良しさんになってたのに、笹塚さんは弥子ちゃんに対してほとんど自分を語らなかった。
サイを捕まえるために、弥子ちゃんを囮にしかことを謝った時くらいなんじゃないかと思う。
あの時は、目的のためには弥子ちゃんすら利用するって……、と思ったもんだったけど、すぐに反省して「どうかしてた」って弥子ちゃんに謝ったから、笹塚さんもいろいろと必死だから一時的にちょっと血迷っちゃったのかなあ、くらいに思ってた。
でも、今にして考えてみると、これがすでに危険フラグだったんだなあ。
笹塚さんの一番の本音と思える言葉は、睦月ちゃんに復讐について語った言葉。あれだけが笹塚さんが自らを語った言葉だと思う。
そして、自分が何を求めているかについて、何も語らなかった笹塚さんは、最期に弥子ちゃんに向かって微笑んだ。
狂気なんかひとかけらもない。穏やかな笑みだった。
それが「おれはかなしくもつらくもないよ。この結末にも不満はないんだ。だから泣かないで」って言ってるように今は思える。
前回を読んだ時、弥子ちゃんと吾代だけが駆けつけて何ができるんだ? って思った。
そして、今回を読んで、ああ、笹塚さんを笑って死なせるために弥子ちゃんを駆けつけさせたんだ、って思った。
そんな役回り、弥子ちゃんにさせんなよ~! とか思うけど。
でも、ストーリーの構成上、弥子ちゃんに笹塚さんの死を直視させることがどうしても必要なんだろうな、って思った。
てゆーか、それがどうしても必要だったんだな、って最終的に思わせてもらえなかったら、松井センセはただのドSです(←その可能性もなきにしもあらず)。
「笹塚衛士」→「士」→「十一」→「じゅういち」→「イレブン」であると同時に、「士」=「死」なんだなあ。
サブタイトルが絶妙すぎる。
これで次回でしっかり生き残ってたら怒る。その後でうかれまくる。きっと。
巻末コメントで松井センセは「暗い展開になりますが必ずしっかりした未来を用意してます。お付き合いを…!!」と書いていらっしゃった。
「暗い展開」に対して「明るい未来」ではなく「しっかりした未来」。
「しっかりした」ってのは「ゆらぎのない」って意味だと私は解釈した。
弥子ちゃんが再び、ゆらぎのない目で壁を砕くパスワードをみつけだすことを信じてる。
ちょっと蛇足だけど、本城博士の復讐相手が「シックス」だとすると、おじさんとこにも「シックス」のトラップがかけられてたりするのかなあ。