『魔人探偵脳噛ネウロ』第183話 棄【ほうき】 感想
笛吹さんたちに追い詰められた葛西。
葛西は帽子がとれたらちょっと若くみえるようになったなあ。
放火のトリックを見抜いたのは魔人様だけど、次の犯罪を防ぎ葛西を捕まえるために的確に行動してみせたのは笛吹さん。
葛西に逃げられて浮き足立つ部下たちを落ち着かせ、「勝利はこの私が保証する」と断言してみせた笛吹さんのカッコイイこと!
これこそが、魔人様が決して持ち得ない力なんだろうな。
一方、笹塚さんを失ったショックを隠せない等々力さん。
等々力さんは多分、笹塚さんが好きだったよね。「恋愛」まではいかなかったかもしれないけど。
普段、しっかり者で弱いとこを見せない等々力さんが、仕事中にもかかわらず弱音はきまくり。
笛吹さんたちみたいにファイティングポーズを見せることができる人ばっかりじゃない。
それがあたりまえだと思う。
ところでうっかり石垣にときめいてしまった。
やっぱり、誰かが化けてんじゃないの? この石垣(苦笑)。
頼りきってあまえきることをなんだかんだで許容してくれてた先輩がいなくなって、後輩が心折れて涙をみせている状況になって、自分に課された役目を果たそう、と覚悟を決めたんだろうな。
「先輩」に昇格したところで、これからかっこいいとこを見せて欲しい。
てか、役立たずのままでもいいから、死なないで欲しい(←なんかものすごく不安なんだけど……)。
笹塚さんと本城博士。大事だった人がたてつづけに目の前で悲愴な最期を遂げ、心が折れてしまった弥子ちゃん。
そりゃそうだよ。
この状況でまだしっかりしてたらかなりコワいよ。
つらすぎて、気持ちの持って行き場がなくって、魔人様にあたってしまった弥子ちゃん。
きっと、笹塚さんや本城博士の死をしかたないことで片付けちゃったのが、弥子ちゃんの逆鱗に触れたんだろうなあ。
実際、魔人様にとっては手駒が減った程度の問題なんだってことはわかってるけど、わかっていても腹が立つんだよ。てか、わかってるから腹がたつのかも。
それに、魔人様がいなければ、こんな状況に巻き込まれてないってのは確かだし。
弥子ちゃんの言い分はいちいちごもっとも。
だけど、そんな弥子ちゃんのあたりまえな行動を、魔人様はあたりまえとは受け取らなかった。
魔人様は「奴隷」としての弥子ちゃんを放棄した。
きっと「奴隷」じゃなくなったから、「ヤコ」じゃなくって「桂木弥子」って呼んだんだろう。
弥子ちゃんを事務所から追い出し、ごていねいにもドアプレートから「桂木弥子」の名前を落とした。
そして、「助手」の時ならともかく、素の魔人様が頭を下げた。
いつも見下すことしかしない魔人様が、ていねいに頭を下げる。
それは魔人様なりの「敬意」の表し方だったのかもしれない。
弥子ちゃんは魔人様にあまえただけなんだと思う。
気が済むまで泣き喚くのを魔人様が黙って見守ってくれれば、それで済んだんじゃないかと思う。
でも、魔人様はそんなあたりまえの弱さを許さなかった。
魔人様が人の気持ちを理解できないからこうなったのか、弥子ちゃんに求めていたものがおそろしくハイレベルだったのか。
それとも、戦う覚悟のない人間を戦わせる気がない、とかいう程度の問題なのか。
うが~っ。二人の関係がハードすぎる。
魔人様、どんだけの強度を弥子ちゃんに求めてるんだよ。
いいかげん魔人様にだって、「人間」は弱いもんだって理解できてるはずなのに、弥子ちゃんは違うとでも思ってたのか。
もしかしたら、魔人様の中で弥子ちゃんがスペシャルな「人間」になりすぎちゃってたのかもしれないな。
実は、「最初から出会わなきゃよかった」って弥子ちゃんに言われちゃって、魔人様なりに傷ついたのかもなあ、という気もしている。
そう言われてた時の魔人様の目がね、そんな感じかあ、と。
う~ん、ネウヤコフィルタ入ってる私なんで、ちょっとバイアスかかりすぎかも。
魔人様の元を飛び出してしまった弥子ちゃん。
棄てられたのは、弥子ちゃんなのか魔人様なのか……。
いずれにせよ、弥子ちゃんにとっての頼れる人・笹塚さんはもういない。
ここで、弥子ちゃんが頼れる相手といったらアヤさんくらいしか思い浮かばないんだけど。
なんかもう、「しっかりした未来」にたどりつくまえにくじけそう。ヨロヨロ。
最近、弥子ちゃんが食べるとこが出てこないし。
でも、食べ物を前にして「食欲がない」とか言われたら余計ヤダよなあ。
葛西は帽子がとれたらちょっと若くみえるようになったなあ。
放火のトリックを見抜いたのは魔人様だけど、次の犯罪を防ぎ葛西を捕まえるために的確に行動してみせたのは笛吹さん。
葛西に逃げられて浮き足立つ部下たちを落ち着かせ、「勝利はこの私が保証する」と断言してみせた笛吹さんのカッコイイこと!
これこそが、魔人様が決して持ち得ない力なんだろうな。
一方、笹塚さんを失ったショックを隠せない等々力さん。
等々力さんは多分、笹塚さんが好きだったよね。「恋愛」まではいかなかったかもしれないけど。
普段、しっかり者で弱いとこを見せない等々力さんが、仕事中にもかかわらず弱音はきまくり。
笛吹さんたちみたいにファイティングポーズを見せることができる人ばっかりじゃない。
それがあたりまえだと思う。
ところでうっかり石垣にときめいてしまった。
やっぱり、誰かが化けてんじゃないの? この石垣(苦笑)。
頼りきってあまえきることをなんだかんだで許容してくれてた先輩がいなくなって、後輩が心折れて涙をみせている状況になって、自分に課された役目を果たそう、と覚悟を決めたんだろうな。
「先輩」に昇格したところで、これからかっこいいとこを見せて欲しい。
てか、役立たずのままでもいいから、死なないで欲しい(←なんかものすごく不安なんだけど……)。
笹塚さんと本城博士。大事だった人がたてつづけに目の前で悲愴な最期を遂げ、心が折れてしまった弥子ちゃん。
そりゃそうだよ。
この状況でまだしっかりしてたらかなりコワいよ。
つらすぎて、気持ちの持って行き場がなくって、魔人様にあたってしまった弥子ちゃん。
きっと、笹塚さんや本城博士の死をしかたないことで片付けちゃったのが、弥子ちゃんの逆鱗に触れたんだろうなあ。
実際、魔人様にとっては手駒が減った程度の問題なんだってことはわかってるけど、わかっていても腹が立つんだよ。てか、わかってるから腹がたつのかも。
それに、魔人様がいなければ、こんな状況に巻き込まれてないってのは確かだし。
弥子ちゃんの言い分はいちいちごもっとも。
だけど、そんな弥子ちゃんのあたりまえな行動を、魔人様はあたりまえとは受け取らなかった。
魔人様は「奴隷」としての弥子ちゃんを放棄した。
きっと「奴隷」じゃなくなったから、「ヤコ」じゃなくって「桂木弥子」って呼んだんだろう。
弥子ちゃんを事務所から追い出し、ごていねいにもドアプレートから「桂木弥子」の名前を落とした。
そして、「助手」の時ならともかく、素の魔人様が頭を下げた。
いつも見下すことしかしない魔人様が、ていねいに頭を下げる。
それは魔人様なりの「敬意」の表し方だったのかもしれない。
弥子ちゃんは魔人様にあまえただけなんだと思う。
気が済むまで泣き喚くのを魔人様が黙って見守ってくれれば、それで済んだんじゃないかと思う。
でも、魔人様はそんなあたりまえの弱さを許さなかった。
魔人様が人の気持ちを理解できないからこうなったのか、弥子ちゃんに求めていたものがおそろしくハイレベルだったのか。
それとも、戦う覚悟のない人間を戦わせる気がない、とかいう程度の問題なのか。
うが~っ。二人の関係がハードすぎる。
魔人様、どんだけの強度を弥子ちゃんに求めてるんだよ。
いいかげん魔人様にだって、「人間」は弱いもんだって理解できてるはずなのに、弥子ちゃんは違うとでも思ってたのか。
もしかしたら、魔人様の中で弥子ちゃんがスペシャルな「人間」になりすぎちゃってたのかもしれないな。
実は、「最初から出会わなきゃよかった」って弥子ちゃんに言われちゃって、魔人様なりに傷ついたのかもなあ、という気もしている。
そう言われてた時の魔人様の目がね、そんな感じかあ、と。
う~ん、ネウヤコフィルタ入ってる私なんで、ちょっとバイアスかかりすぎかも。
魔人様の元を飛び出してしまった弥子ちゃん。
棄てられたのは、弥子ちゃんなのか魔人様なのか……。
いずれにせよ、弥子ちゃんにとっての頼れる人・笹塚さんはもういない。
ここで、弥子ちゃんが頼れる相手といったらアヤさんくらいしか思い浮かばないんだけど。
なんかもう、「しっかりした未来」にたどりつくまえにくじけそう。ヨロヨロ。
最近、弥子ちゃんが食べるとこが出てこないし。
でも、食べ物を前にして「食欲がない」とか言われたら余計ヤダよなあ。