『暗殺教室』第122話 空間の時間 感想、もしくは、見えないものでも在るんだよ

殺せんせーペーパークラフトがもったいなくって組み立てられないんですが、このもったいないって感覚をどうにか克服できないものか、といつも思うわけです。
ペーパークラフトなんだから、組み立てるのが正しいだろう、と。
2冊買えばいいという話もあるんですが、現在、『週刊少年ジャンプ』は紙版と電子版を両方購入してて、実質的にすでに2冊買っているという。
あっ、カラーコピーすればいいのか?


といった前置きはともかく、巻頭カラー!
アニメ化の件があるとはいえ、年始めの号の巻頭というのは、なんだかおめでたい感じがするものです。
カラー表紙ってなぜか、渚くんと茅野ちゃんとカルマくんがトリオで出てくる率が高いんだが、この3人がやっぱり生徒側のメインなのか?
茅野ちゃんは今のところ、プリンをつくった以外は、終始、渚くんをフォローする役回りなんだけど、そのうち大化け……したらいいなあ(←不穏な方向でなければなおよし)。


さて本編。いきなり数学の問題ではじまったんだが、質問の内容がすでに理解できない……し~ん……。
これ、数学なの? 化学なの? それとも国語の問題なの? と頭を抱えたわけなんだが、そういえば、数学の試験問題って、正しく問いの内容を理解する能力がないと解けないものが多かったよなあ。
と、遠い記憶をよみがえらせたりして。

この問題、Twitterで浅野くんの解とカルマくんの解が公開されてたんだが、本編とあわせて読めばカルマくんの解き方はなんとか理解できるが、浅野くんの方はさっぱりだった(苦笑)。
Twitterでは松井せんせーと編集さんがこの問題を理解しようとがんばる様子もかいまみられて、なんだかほのぼのするですよ。


以前の渚くんは、髪をひとつ結びにしてたんだな。
髪の量が多いのかなんだかもっさりしてる(笑)。
多分、髪の長さをごまかすために今の変形ツインテール(?)にしたんだろうけど、これって茅野ちゃんの髪型を参考にしたものなんじゃないかな、とか妄想している。


「見えない部分」を才能と呼ぶ、かあ。
カルマくんの中にも、寺坂くんをうらやむ気持ちがあるんだなあ。
あと、なにげに奥田ちゃんが入ってるとこが萌えるっ!

問題が解けた時のカルマくんの晴れ晴れとした笑顔が、うれしすぎて、読んでるこっちがにまにましてしまった。
ああ、ここから先、カルマくんは揺らぐことなく、歪むことなく、生きていくんだろうなあ、と思って。


一方、浅野くんには浅野くんなりの思いがある。
なんと、彼にも「親孝行をしたい」という気持ちがあったのだなあ(苦笑)。
まあ、親孝行の想像図が、高いとこから親を説教する絵だってのは、アレだけども。
あの理事長先生がうなだれて自分の説教に耳を傾ける絵を想像できるってのが、アレだけども。


自分の力をみせつけるために勉強する浅野くんと、自分と自分を取り巻く世界を理解し、拡張するために勉強するカルマくんの差が、解法の差にあらわれる、ということなんだろうね。