『暗殺教室』第124話 教員試験の時間 感想、もしくは、世界一受けたくない教員試験

先週、放送中止されたアニメの3話目が放送されましたですよ。
情勢が好転してるわけではないのに、先週NGで今週OKなのはちょっと納得いかないんですけど、放送中止の判断そのものに誤りがあったと判断されたんだろう、と解釈することにしました。
誤りが正されるのはよいことです。
まあ、本当のところはわからんですけど。


さて、本編。
理事長先生が繰り出した伝家の宝刀・解雇通知。
これって「地球破壊生物」宛てなんだね。
「殺せんせー」はあくまでも通称であって、正式名称ではないということか。
もしかしたら、防衛省サイドというか政府内で定められた呼称が「地球破壊生物」なのかもしれない。

不当解雇に反対するプラカードの文面が「だって横暴だもの」で締められていてちょっと笑った。
「だって横暴だもの」……なにかに応用できそうな気がする……。


カルマくんが殺せんせーのことを「うちのタコ」と言うのはなんか萌える。
「このタコ」じゃなく「うちのタコ」。完全に身内扱い!


理事長先生が仕掛けてきたのは、どうみても不公平なギャンブル。
まあ、理事長先生の言う通り、世の中に「公平」な駆け引きなどほぼ存在しないよね。

殺せんせーがテンパりやすい性格だということを、理事長先生は知っていた。というか、確認済みだった。
そこらへんを利用してきたあたり、さすがの頭の良さだ。
単純なやり方ほどハマった時の破壊力が高い。現実でも多分そうなんだろう。

それにしても、一発くらっただけの殺せんせーの姿がぼろぼろすぎて、若干、ひいた。
本当に残り3発くらってたら、殺せんせーが本気で暗殺されてた。
烏間先生あたりは期待半分、悔しさ半分でみてたんじゃないかな。


なんと殺せんせー。日本全国のすべての問題集を覚えこんでいた。
なにその超能力。
「生徒に長く貸してたので忘れてまして…」ということは、定期的に憶えなおしているんだろうな。

もし、理事長先生がもっと冷静な時に、殺せんせーにこの手のギャンブルをもちかけていたとしたら、どんなルールを持ち出していたんだろうな、と考えてみたんだが、いい案が思いつかない。


防衛省から巻き上げたお金で、椚ヶ丘の系列校を全国展開する目論見だった理事長先生。
「どこまでも教育の事…!!」と不破ちゃんが驚いてたけど、実際、この人には贅沢な生活をしたい、とかいう欲望はないっぽい。
まあ、今でも十分に余裕のある生活を送っているようだけど。
これだけの能力があり、権力を欲するのなら、他にもやりようがあるはずだけど、理事長先生はあくまでも「教育」にこだわる。
その執念はどこからくるのか……というお話は次回に読ませてもらえるのかな?
なんか、ラストのコマにきれいな理事長先生がいたけど(苦笑)。