『週刊少年ジャンプ』2017年06号 感想

今年最初の『ジャンプ』です。
今年のお願いごとは「葦原先生がご快復されますように」と「松井せんせーの新作が読めますように」ですかね。
葦原先生、どうなさっているのかなあ。『ワールドトリガー』の設定がさらにふくらんでたりして。

松井せんせーに関しては、松井せんせーの気のすむまでお休みいただけるとうれしいので「新連載」ではなく「新作」です。読み切りでも読めたらありがたいです。
『魔人探偵脳噛ネウロ』と『暗殺教室』の間のお休み期間中は、「ネウロで稼いだ分だけでどれくらい食べていけるんだろうか」「食べていけなくなってマンガ家やめちゃったりしないだろうか」とか心配しちゃってたんですけど、『暗殺教室』が売れたおかげでそういう心配はしなくてよくなったのでありがたい。

『ONE PIECE』(第851話 "シケモク")
サンジの意志を尊重し、そのうえで少しでもサンジの心の重しを取り除いてあげたいと願い行動するブルック。
サンジを「度を越えて優しい」というけれど、この人も度を越えて仲間想いだよなあ。

ルフィと仲間たちが最優先なサンジ。
今はサンジを奪還することしか考えられないルフィ。
サンジは大事だけど、ルフィを守るのが優先だしサンジもそれを望んでいる、と考えてるっぽいナミ。
サンジは自分が救われることを望んでいないと判断して、サンジの行動は正しかったと言ってあげられるような状況にしたいブルック。
それぞれの立場で、何を優先すべきかが麦わら海賊団の中で割れてしまっているんだよなあ。
こうなると、総取りしか考えてないルフィが浮いてみえるんだけど、こういう時に「何もあきらめない」を選択するようなルフィだからみんなついてきてるわけで、なんかもうきっついなあ。

『鬼滅の刃』(第44話 隊律違反)
掲載順位が高い! おまけに次回は表紙&巻頭カラー!
これでしばらくは打ち切りの心配ないかな?

表紙であっさり善逸助かってた。よかった。
ぐるぐる巻き、ちょっとかわいい。
蜘蛛にされちゃった人たちも治療されたっぽいけど、ちっちゃいまんまなのかね。元々、あのサイズだったってことはないよね。

伊之助もさりげに助かってた。

「俺は嫌われてない」って義勇さん……。
そんなのどうでもいい、って感じかと思ってたけど、意外と気になってるのか?
そこに追い打ちかけるしのぶさん……鬼ですか……。
言われてる時の義勇さんの顔が描かれてないんだけど、それがみえてるはずの炭治郎がなんかすごい顔してるからなあ。やっぱりダメージくらったのかなあ。

炭治郎とねずこちゃんを逃がした理由をきかれてちょっと困った感じの義勇さんがかわええ。
で、「あれは確か二年前…」って、嫌がらせじゃなくて、義勇さんはまじめに説明をしようとしただけなんだよね、多分。
なんですか。天然なんですか、義勇さん。
なんか、今回で義勇さんがずいぶんとかわいい人になったなあ。

ねずこちゃんをお姫様抱っこして逃げる炭治郎が、上からおそわれた時、とっさに炭治郎の頭に手をまわすねずこちゃんがなんかかわいい。
お兄ちゃんを守ろうとして手を伸ばしたんだろうなあ。これ。

あと、事後処理部隊「隠」の人が「うーん、可哀想だな、縛るの」って言ったのがちょっとおもしろかった。
冷徹な仕事人集団かと思いきや、わりと普通の人たちっぽい。

『左門くんはサモナー』(第63話 左門くんは想像以上にキレた野郎)
ついに天使ヶ原パパさんが登場。
かっこいいし、仕事もできるっぽいし、家族がからまなければ常識人っぽいし、このマンガにはめずらしい(?)ちゃんとした人だなあ。
最初は「桜が選んだ相手がそんなカス野郎の筈がない!」とちゃんと理解を示してたし、左門くんのやさしい一面をみてちゃんと考えを改めてたし、かなりまともだと思うよ!

まあ、左門くんにしてみれば、初対面からスネを削ってくる相手に好意をもてるはずはないだろうけど。
てか、左門くんて基本的に初対面の人間には敵対的だよね。