『週刊少年ジャンプ』2017年08号 感想

サンジの名場面シール、ひとつサンジじゃないのがまじってるんですけど……。

『ハイキュー!!』(第238話 攻防)
「マイナステンポのバックアタック」が長すぎるってのは同意だけど「ウシロ・マイナス」って響きがめっちゃネガティブやな。
でも、スガさんのドヤ顔がみられたのでなんでもよいです。
あと、なんでも「サンダー」つけたがるノヤさんかわええ。

『鬼滅の刃』(第46話 お館様)
初登場のお館様。
「空は青いのかな?」と言ってるあたりとか、双子ちゃんに手を引かれてるあたりとか、目が不自由なのかな?

「顔ぶれが変わらずに半年に一度の」と言うあたり、柱は割と頻繁に代替わりするっぽい。
平均年齢若そうだから、ある程度の年齢になったら鱗滝さんみたいに育手にジョブチェンジしちゃうのか?
あんなにやたらと隊員殺されてたら、育手もそれなりに数がいりそう。
善逸の育手は善逸の借金を肩代わりしてくれたという話が確かあったけど、だとすると育手はそこそこお金もらってるのかな。
それとも、子供を引き抜くためなら鬼殺隊がお金を出してくれるのかな。

不死川がお館様にめっちゃなめらかに挨拶を述べてるのをきいて、なぜか、ラインハルト様にやたらと凝った挨拶をして軽くあしらわれたビッテンフェルトさんを思い出したのは私だけでいい。


それにしても、「知性も理性も全く無さそう」とか、炭治郎がなにげに失礼。
まあ、炭治郎にしてみれば、ねずこちゃんを殺そうとしている人に敬意を払う必要はないわな。

柱たちはお館様に忠義を尽くし敬意を払っているようにみえるが、絶対的に服従している様子でもない。
反対意見も臆せず口にするんだな。
それでも、お館様のてのひらの上感はあるけど。

ねずこちゃんが人を襲った場合、炭治郎が責任を取るのは当然としても、鱗滝さんと義勇さんまでも連座するとは。
これは炭治郎が泣くのも無理はない。
自分と妹を命を懸けて信じてくれるってことなんだから。
しかし、ねずこちゃんに、有能な育手と柱の命が懸かってるとは、万が一の場合、鬼殺隊は3人もの人材を失うわけで大惨事だな。

しかし「人を喰い殺せば取り返しがつかない!!」という反論も実にもっともで、3人が責任を取って腹を切ったところで、大事な人を失った人の慰めにはならないだろう。
だけど、炭治郎とねずこちゃんが、鬼が増えまくり人が殺されまくる現状を打破する可能性を秘めているのも確かなことで、お館様はそこに期待してるんじゃないかな。
球世様のように。

不死川が自分を傷つけた時の恋柱ちゃんの反応が「お庭が汚れるじゃない」なのが、ちょっとおもしろかった。
いや、つっこむべきはそこじゃないだろ。

『食戟のソーマ』(199 ソーマの"強さ")
ソーマはすでに城一郎を超える部分を持っているということか……。
堂島さんという自分を心の底から心配してくれる親友がいたのに、彼を傷つけ、逃げることしかできなかった自分の弱さについては、城一郎さんにもちょっとしたうしろめたさみたいなものがあるのかもしれない。
だから、城一郎さんはそんな過去にけじめをつけるために、今、こうやって動いてるんだろうな。

城一郎さんを支えてあげられなかったという後悔を抱えつつ、城一郎さんが座るべき椅子を守り、その後もしっかりと自分の道を進み続けた堂島先輩って、結構、すごい人なんじゃないかな。

一方、えりな様はいまだに父親に対する恐怖心を振り払えずにいる。
いや、どんだけ刷り込まれているんだよ。

『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』(STEP83 二年後①)
いきなり二年後になっててびっくりした。
ひらりちゃんの新パートナーはどうなったんだよ。

『左門くんはサモナー』(第65話 左門くんはアンリさんが好き)
正義くんが「盛り塩」どころかただの「塩」になってた。

好きかと問われれば「もちろん好きだよ」と答えてくれることがツライか……。
確かに、そこに恋心はうかがえないよなあ。
左門くんにとって「もちろん好きだよ」と答える対象なんてアンリちゃんぐらいなもんだから、それはそれで特別な存在なことには違いないと思うんだけど、アンリちゃんが求めてるのはそれじゃない。

そんなアンリちゃんの気持ちを理解しつつ、「でも嫌いって言われるよりいいでしょ」とつぶやく天使ヶ原ちゃん。

アンリちゃんの目の前で、左門くんに「大っ嫌いだよ。天使ヶ原さん」と言われて「知ってる」って軽く返した天使ヶ原ちゃん。
でも今更「嫌いって言われるよりいい」とか言い出した。
それは、これまで天使ヶ原ちゃんがみせてこなかった、他人に対する嫉妬のようにみえる。

えっ? 何これ。
どんな時も他人を羨まず、妬まず、憎まず、理不尽な状況に陥った時でも愚痴をこぼさなかったあの天使ヶ原ちゃんが! 常にマイペースで自分と他人を比較しないあの天使ヶ原ちゃんが!
ひっそりとこぼした言葉の中に、かすかな濁りをにじませている。
これは、天使が地獄に堕ち始めたってことなの?