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『週刊少年ジャンプ』2018年43号 感想

『呪術廻戦』 (第28話 殺してやる) 別記事(イカレた子供同士の救いのない壊し合い)になりました。 『ONE PIECE』 (第918話 "ルフィ太郎の恩返し") スマイルにお玉ちゃんのきびだんごが効くのか! ということは、ワノ国編ではお玉ちゃんが最強になる? まあ、食べさせるところまでが難関なので、お玉ちゃん単体ではどうにもならんのだろうけど。 光月家とその家臣たちのお墓が出てきたけど、これってどういうことなのかね。 モモの助がロジャーを知ってたあたり、死んだふりして逃亡してるとかじゃなく、モモの助たちが幽霊的な存在な可能性の方が高そう。 死んで生き返ってるブルックがいるので、そういうのがいてもおかしくないし。 『鬼滅の刃』 (第127話 勝利の鳴動) 久しぶりに珠世様が登場っ。 ついに鬼化させられた人の自我を取り戻すことができるようになったのか。 人間の血は必要らしいけど、少量なら家族の協力でどうにかなるしね。 被害拡大がそこで食い止められる、というのは大きいよなあ。 猫に手紙をつけて、ドアのとこからのぞきこむ感じで見送っている珠世様と愈史郎をみて、そういえばこのふたりも太陽の下には出られないんだったな、って思った。 ねずこちゃん、しゃべれるようにはなったけど、なんだか炭治郎に言われたことをオウム返ししてるだけのようにもみえる。 1歳児が3歳児くらいになった感じ? ねずこちゃんがずっとしゃべることができなかったのは、自我を取り戻すことよりも、太陽を克服することにリソースをつぎ込んでいたため、という仮説がでてきたわけだが、そんなん自分で選べるものなのかな。 恋柱さんもなんとか助かったし、時透くんもぷるぷるしてるけどしゃべれるようにはなってるし、とにかくよかった。 でも、刀鍛冶はかなり死んでそうだし、里の被害は甚大。 そういえば、鋼鐵塚さんはどうしたんだろう。まだ刀を研いでるんだろうか。 「増やしたくもない同類を増やし続けたのだ」ってなかなかにひどいな。 つまり、無惨様が同類を増やしてたのは、青い彼岸花を探させるためと、実験体として活用するためだったのか。 上弦の肆と伍を失ったことも、ねずこちゃんの情報が手に入ったから、もうどうでもいいんだろうな。 上弦が半分になっちゃったところで、壱から参まで残ってれば十分な感はあるし。 てか、自分を治そうと...

『呪術廻戦』(第28話 殺してやる) 感想(イカレた子供同士の救いのない壊し合い)

祝! 『ジャンプ』表紙&巻頭カラー! 周年とかのイベントごとがあるわけでもないのにこの扱いとは、人気が出てきてるんだな~、って実感するよね。 最近、掲載位置が『暗殺教室』を思い出させる高さだし。 これでしばらくは打ち切りの心配はないな。良い良い。 というわけで、今号はカラー絵が3枚なんだけど、全部、趣が違ってよいね。 表紙は『ジャンプ』っぽく、主人公がドンとでばってて主要キャラ勢ぞろい。 いかにもバトル系少年マンガって感じ。 で、それを開くと、あの表紙の健全っぽさはなんだったの、って感じのドス黒い虎杖の横顔……。 こわいから……めっちゃこわいから……なんなのこの温度差。 で、さらに開くと巻頭カラー絵は静かに正面を向く虎杖と真人。 周囲に浮いているくらげは吉野くんを暗示してるのかな、と思うとどんよりしてくるな。 この絵もコミックスでモノクロになったら真っ黒になりそう(苦笑)。 しかし、真人と虎杖が静かに並んで座ってるシチュエーションなんて、本編内ではおこりそうにないよね。 そういう意味では超貴重。 吉野くんの中では、虎杖と真人が仲良くなってくれないかな、ってビジョンがあったのかもしれない。 それにしても、巻頭カラー回のサブタイトルが「殺してやる」って、物騒すぎるだろ。 ていうか、ここまでドストレートなサブタイトルなかなかないよ。 やっぱり、虎杖が宿儺を出さざるを得ない状況をつくりあげて、宿儺と交渉させ、そのどさくさにまぎれて自分たちも宿儺と交渉をしよう、という算段だったか。 もう完全に、吉野くん利用されただけ。 たまたま虎杖と同じ年頃の男子が声かけてきたから、こいつなら虎杖に近づけるんじゃね? と思った、ってとこか。 で、それが「大当たり」だったと。 虎杖が一度死んでる件、夏油たちは知ってるんだな。 高専内に密通者がいるのかな、やっぱ。 まあ、虎杖が宿儺の器だって知ってる時点で、そりゃいるだろう、と思ってたけど。 「何百回でも何千回でもグチャグチャになるまで叩き潰す!!」って、その発想が怖いよ、虎杖。 五条先生に「イカレてる」認定受けてる虎杖だけど、本当にバトルスタイルがイカレてる。 トゲみたいのが手にささっても、それを握って引き寄せるし。 「離すだろ、普通に」って真人に言われちゃう点で、かなり異様な判断。 いや、本当に虎杖の戦闘シーンって痛そうだよね。 呪胎戴天の時...

『週刊少年ジャンプ』2018年42号 感想

『鬼滅の刃』 (第126話 彼は誰時・朝ぼらけ) 夜が明けようとしてるのに、陽が射す場所に飛び出してきちゃうねずこちゃん。 炭治郎を助けようと必死なんだよね。 半天狗が逃げてるのに、朝陽を受けて焦げ(?)てるねずこちゃんを守るのに必死な炭治郎。 鬼を倒すことと、ねずこちゃんを守ることの、どちらを優先するかを炭治郎は選べない。 以前、鱗滝さんに「判断が遅い」と怒られてたけど、たったひとり残された大事な家族を見捨てる決断が即座にできるわけないんだよね。 でも、ねずこちゃんは即断できた。 優先すべきは、鬼を倒し、里の人たちを守ることだろう、と。 でも、ねずこちゃんに飛ばされて、笑ってるねずこちゃんをみて、一回転してる間に腹を決めた炭治郎はえらかったよ。 涙を目にためながら、半天狗を追う姿は本当に痛々しかったよ。 でもどういうわけだかねずこちゃんは助かった。 今までうなり声しかあげてなかったのに、ちゃんと言葉をしゃべった。 でも、目とか牙とか爪とか、鬼の要素は残してるんだよね。 鬼の力を保持したまま、人間性を維持できるとなると、これはもう無敵じゃないの? ていうか、どうして人間性を取り戻したんだろうね。 鬼として一度死ぬことで、何かがつくりかわったってことなんだろうけど。 ずっと一緒にいたけれど、会話ができなかった炭治郎とねずこちゃん。 炭治郎もうれしいだろうな。 あと、竈門家が襲われた件の詳細を、ねずこちゃんが知っているのなら、いろいろとわかることがあるかもしれん。 とりあえず、鋼鐵塚さんが炭治郎を追いかけまわすイベントは発生しそうだな。時透くんも一緒に襲われそう。 『銀魂』 (最終訓 最終回を越えて行け) お詫びと訂正でちょっと笑った。 いや、作中に出てくる団体名と同じ名前の宗教法人を混同する人なんていないと思うんだけど、まあ、いろいろとめんどいから、回避するのが吉だよね。 ところでやっぱり終わらなかった。 うん、5週前にゴリラの結婚式をやってた時点でいろいろ察してた。 それにしても「テニプリっていいな~」が出て来た時はさすがに笑った。 最終回でテニプリの本誌最終回ネタをぶち込んでくるとわ……。 これ、『銀魂』がやってるからみんな笑ってくれるけど、打ち切りマンガとかでやったら袋叩きにあいそう。 というわけで『GIGA』に移籍するらしいです。 『ジャンプ』の電子版定期購読...

『呪術廻戦』(第27話 もしも) 感想(「いつか」も「もしも」もないんだよ……)

サブタイトルが「もしも」で、扉絵が1年ズ+吉野くんだったことで、いろいろと覚悟を決めた。 覚悟はあんまり役に立たなかった……(泣)。 この扉絵、虎杖の言葉に吉野くんがくすって笑ってて、野薔薇ちゃんがちょっと気になるって感じで耳傾けてて、伏黒はまったくの無関心、って感じで、意外といいバランスだよね。この4人。 「もしも」なんだけどね……(泣)。 吉野くんに気を取られすぎたのか、真人への対応が遅れた虎杖。 「ナナミンが言ってたまんまじゃねーか!!」って、やっぱりナナミン呼びが定着してるんだ。 事前に真人の外見をきかされていて、なおかつ、吉野くんと真人の間になんらかの関りがある可能性があると知っているのに、気づくのが遅れたのは確かに致命的だった。 真人に気付くと同時に吉野くんをあの場から突き放して虎杖が応戦していたら、救える余地はわずかながらあったと思うから。 それにしても、いきなりグニィはないだろ。 なんだよ、この出来損ないのゆるキャラみたいな呪霊は。 この「無為転変」の2ページの絶望感がはんぱない。 吉野くんの絵が中途半端にユーモラスな感じになっちゃってんのがエグい。 吉野くん大丈夫かな、死なないかな、とか思ってたのに、ものすごくあっさり呪霊化されちゃったよ。 しかも、虎杖の目の前で。 ていうか、虎杖の目の前でこれやって、せっぱつまった虎杖に宿儺を出させる、という企てが元々あったっぽい? 吉野くんに攻撃されても反撃せず、宿儺に助けを求める虎杖の姿がせつなすぎて泣くわ、こんなの。 こんな場面で虎杖が頼れるのは宿儺しかいない(呪術師には戻すすべがないことは家入先生に断言されてる)。 「なんでもする!!」と破格の条件を出されたのに、吉野くんを治すことを拒否した宿儺。 理由として考えられるのは、 1.宿儺には吉野くんを元に戻すことができない(←でもそれを虎杖に教えてやる義理はない) 2.戻せるけど出された条件が破格すぎて"縛り"としてはつり合わない(←つりあわないことしてしっぺ返しを受けるのがイヤ) 3.虎杖の思い通りに動きたくないし、虎杖に嫌がらせがしたい ってとこかなあ。 それにしても、見開きで宿儺と真人のゲラゲラはこたえた……。 いや、呪霊は人間の負の感情から生まれたものだそうだから、こんなもんだろ、とも思えるけど、この嘲笑を聞く虎杖の気持ちを考える...

『週刊少年ジャンプ』2018年41号 感想

『呪術廻戦』 (第26話 いつかの君へ) 別記事(呪われた魂と救われたい心)になりました。 『鬼滅の刃』 (第125話 迫る夜明け) 玄弥の「空気を読めえええ!!」に笑った。 いや、鬼は空気なんか読まないだろ。無惨様の空気は別として。 だいたい、生きるか死ぬかの場面で空気読む人間もほぼいないだろ。 「逃がさないぞ…地獄の果てまで逃げても追いかけて頸を斬るからな…」のところの炭治郎がホラーだった。 おもわぬところで時透くんが登場。 よかった。泡吹いて倒れたまんまかと思ってた。 それにしても、研ぎ切ってない刀を渡したというだけで"柱"をぶん殴る鋼鐵塚さんがすごい。 玄弥は「空気を読めえええ!!」をこの人に言うべき!(笑) 顔がよくても腕がよくても結婚は難しいな、確かに。 『アクタージュ act-age』 (scene32.私のカムパネルラ) 表紙がすばらしすぎて悶える。 なんなのこの萌え萌えな表紙。 千世子ちゃんに胸元おさえられてる三つ編みメガネ夜凪ちゃんとか、なんだよそれ! そして、デスアイランド編でうやむやにされたデートを、ここでしっかりやってくれるとわっ! この、千世子ちゃんに操られまくってる夜凪ちゃんがかわええ。 夜凪ちゃん、街で遊んだことないんだろうな。 普段、かつかつな生活してるからね。 「この人達が撮っているのは本当に私?」のとこの千世子ちゃんが、壮絶にかわいいけど、ものすごくこわい。 それは、千世子ちゃんが壮絶な努力をしたうえでつくりあげた「天使」の姿だから。 で、夜凪ちゃんは千世子ちゃんが自分を元気づけようとしてくれてる、って思ってたのに、実際には千世子ちゃん、ちゃっかり仕事に利用しているあたりがまたよい。 千世子ちゃんは常に一筋縄でいかない人であって欲しい。 ところであの血まみれの包丁、演劇用の小道具の切れない刃物とは、とても思えないんだが……。 夜凪ちゃんにいろいろと隠し事はしてるかもしれないけど、千世子ちゃんが夜凪ちゃんにかける言葉は、全部本当なんだろうな、って気がする。 「なら、初めから君は私のカムパネルラじゃん」も。 千世子ちゃんにとって夜凪ちゃんはキラキラしてみえるんだな。 すばらしい。 それにしても、千世子ちゃんが殺人犯役をやるとはかなり思い切ったな。 社長さんが、千世子ちゃんのことで頭抱えてるみたいなこと言ってたけど...

『呪術廻戦』(第26話 いつかの君へ) 感想(呪われた魂と救われたい心)

虎杖、勝手に"帳"の中に飛び込んだんだろうか、と思ってたら、しっかり七海さんには連絡してた。 えらい! まあ、指示には従ってないけど。 でも、七海さんも虎杖が指示に従ってくれる、とは思ってなかった。 新キャラ猪野さん登場。 君付けなあたりをみると、七海さんよりは年下? はたちちょっと過ぎくらいにみえるけど。 七海さんに簡単に乗せられちゃって、「がんばるぞーっ!!」ってかわいいな。 この人だけに任せられるような現場に七海さんもいたのは、真人が来ることを予想してたからだろうな。 でも、真人が虎杖の方にいったと推測できたので、一人で置いてっても大丈夫、と判断したんだろう、きっと。 呪術師の昇進は推薦で決まるのか。まあ、推薦だけじゃないかもしれんけど。 一級になると任務の危険度があがると思うんだけど、昇進したいのかね。 ギャラがかなりあがるとか? それだと、特級の五条先生はどれだけ稼いでるんだ、って話になるけど。 虎杖を止められなかった伊地知さん……せつない……。 補助監督は呪術師のサポートはできても邪魔はできないんだね。どれだけ止めたくても。 「私はもう間違えない」 その言葉の背景は呪胎戴天の舞台になった場所だよね。 やっぱり、あの場所に虎杖を連れて行って、死なせてしまったことを、悔いているんだろうなあ。 五条先生に指摘されたことを、伊地知さんも薄々勘付いてたんだろうなあ、やっぱ。 「私達の仕事は人助けです」「その中にはまだ君達学生も含まれています」 七海さんと同じく、伊地知さんも、虎杖を自分が守るべき存在と認定した。 でも、補助監督の立場では守るに限界があるんだよな……。 これは本当に悔しいだろうな。 虎杖も伊地知さんの気持ちはわかってるけど、でも自分の感情を優先する。 五条先生とか虎杖とか、振り回す人ばっか担当してて、本当にかわいそう。 吉野くんの武器は毒か……。 生徒たちがバタバタ倒れてるのはどういうわけだ、と思ってたんだけど、毒でしびれて動けなくなってるだけなら、まだ最後の一線の前で踏みとどまっている感じだが。 真人がその気になれば、強い呪術師をいくらでもつくれるってことなのかな。 それとも、呪霊をつくる方が、戦力を増やす、という点では都合がいいのかな。 吉野くんの態度がぶれぶれすぎるんだけど、吉野くんの状況を考えると、そりゃあぐらぐらするのも...

『週刊少年ジャンプ』2018年40号 感想

ハンバーガー無料券付きとはすごいけど、『ジャンプ』に1ページ広告載せるよりはこっちの方が費用対効果が高いのかもね。 表紙でルフィがおいしそうなハンバーガー食べてるので、これを再現したやつを配ったらすごいことになるな、と思った(←さすがに普通のハンバーガーだった)。 『ONE PIECE』 (第916話 ”ワノ国大相撲”) 「女にフラれたうえに…マゲを切られた」って、現実的に考えるとかわいそすぎるな。 まあ、そういうことをやられるだけのことをやらかしてるんで、同情の余地はないが。 「お許し下さい」と言っといて「でもやっぱり女に手を上げる程度の男」って……、お菊さん、実は事を荒立てようとしてないか? 『Dr.STONE』 (Z=72 経験値) なるほど、どんな怖いもの知らずの人でも、あの環境では病気をおそれるよな……。 司帝国でうつる病に罹ったら、まず間違いなく追い出されるだろうし、追い出されなくても治療は望めないし。 カセキ爺さんが、クロムの帰還よりもスチームゴリラ号を特攻させずにすんだことを喜んでて、この人もブレないなあ、と思った。 『鬼滅の刃』 (第124話 いい加減にしろバカタレ) 表紙がなぜか蛇柱さん×恋柱さんですよ! 蛇柱さんに女性と普通にお食事できるような器量(?)があったのか! なんとゆーか、誰かれ構わずツンデレ発揮して、女性陣にもきつくあたってるんじゃないかと思ってたわ。 てか、あんな蛇まいた人が普通に飲食店に入れるのか? って思ってたら、恋柱さんのニーハイは蛇柱さんからのプレゼントか! ニーハイを贈るってどういうセンスだよ! 痣は限界を超えようとすると現れるものなのかな。 時透くんも恋柱さんも、生来、特別な力を持っているようなので、生まれ持っての資質が関係しているという可能性もあるよな。 実際、宇髄さんには出てなかったし。 玄弥は鬼を喰うことで一時的に鬼化できるのか。 ていうか、なんでそれがわかったの? ピンチの時に苦し紛れに鬼にかみついたとか? 『火ノ丸相撲』 (第207番 鬼丸国綱と大般若長光) キャラクター人気投票。潮くんが1位なのは順当だけど、2位が刃皇で笑う。 レイナさんの「ジャンプヒロインの頂点…獲るわ」というコメントはよいな。今の連載陣の中で、唯一、ちゃんと恋人扱いされてるヒロインなので、ある意味「頂点」だと思う。 桐仁くんのコメントが...

『呪術廻戦』(第25話 固陋蠢愚) 感想(愚かな子供であるという罪)

吉野ママさん死なないで~と思ってたら、しょっぱなでナレ死ですよ(←こういうのもナレ死というのか?)。 いやいやいやいやエグすぎるでしょ。 いきなり淡々と報告口調(まあ報告書だからな)で死を告げられるとか……。 もうすべては終わったことでどうにもならない、ということをつきつけられているようでつらい。 「目視で確認可能な血痕はなく」というのは、呪霊に血を吸われたということなのか、吉野くんが執拗に痕跡を消したということなのか。 吉野くんがやったとすれば、母親をできる限り綺麗な状態にしようとしたのだろうなあ。 ありったけの保冷剤や氷嚢を仕込んだのも、少しでも長くきれいなままで、ということだろうし。 で、ページをめくるとやっぱり黒地にサブタイトル。 「固陋蠢愚」なんて熟語、はじめてみたのでググってみた。もしかしたら、今週もっとも検索された四字熟語になってたかもしれない。 「他人の意見を聞くことなく、視野が狭いために、柔軟で適性な判断が出来ないこと。」 う~ん。そのまま吉野くんやな。 虎杖もはや七海さんを普通に「ナナミン」呼び……。 子供だということを理由に戦いからはずされることをやっぱり納得できない虎杖。 でも、七海さんはどうしても了承しない。 この会話からして、七海さんは人を殺したことがあるんだろうなあ。 で、仲間が死ぬところをみたこともあるんじゃないか、という気がする。 「子供であるということは決して罪ではない」 七海さんの言葉は、大人として当然だけど、虎杖の理解できるけど理解したくない、みたいな顔をみるのはつらいなあ。 人を殺すことになる確率がかなり高い任務に子供を出したくない、という七海さんの気持ちはわかるし、七海さんを困らせたくないと思うし、でも虎杖としてはやっぱり受け入れがたい。 これでもし、七海さんが死んでしまったら、それは虎杖にとって耐えがたいことだから。 それはきっと「正しい死」ではないから。 それでも、七海さんは決して折れないだろうから、虎杖は従うしかない。 でも「わかった」とは言いたくなくて、唇をかみしめるしかないんだろうな……。 吉野くんの肩を抱いて毒を吹き込む真人……心の中でめっちゃ楽しんでるんだろうな……。 「愚かな子供が死ぬ所は」とか、これもう吉野くんを生きて帰す気ないじゃん。 まあ、吉野くんも生きて帰る気なさそうだけど。 吉野くん、極端にはしり...

『呪術廻戦』2巻 箇条書き感想

『呪術廻戦』の2巻が出たですよ! 初連載作品としてはかなり売れてるらしく、掲載順位も『暗殺教室』と同じくらい安定してきてるので、打ち切りの心配をせずに読めるのはかなりうれしい。 というわけで、箇条書きで感想です。 ・表紙は伏黒(と鵺)。鵺さんでっかいな ・カバー下マンガはカラオケやってる1年ズ。aikoと井上陽水の間は椎名林檎という虎杖の謎理論。この3人だと虎杖と野薔薇ちゃんが好き勝手なこと言って、伏黒は文句を言いながらも段取りや調整をやってくれる、というイメージだな。それにしても、やっぱり常にツルんですんだな1年ズ ・作者コメントがなかなか正直というかなんとういか……。芥見先生、私がその場にいたらめいいっぱい褒めてました! ・中表紙はもしかして1巻のとストーリーがつながってるのかな。3巻でなんかわかるのかも ・伊地知さん26歳! もっと老けてると思ってましたゴメンナサイ。そうか、五条先生より年下か ・子供を危険な現場に送り届ける役ってのはつらそうだよね。五条先生に振り回されるのもつらそうだけど ・伊地知さんって五条先生の後輩なのかな。てか、補助監督も高専を出てるのかな。それとも、呪術に関係が深い家に生まれたけど、あんまり呪力に恵まれなかった人がやってるのかな。もしかしたら、真希さんこういう仕事をやることになってたのかも ・家入さんは五条先生と同期。甘いものが苦手って、五条先生と正反対だな。そういえば五条先生はお酒の方はどうなのかな ・キャラプロフィールに2年ズがくるかと期待してたんだけど、呪術高専のコミックスが出るのならそっちに載るのかな。3巻のキャラプロフィールは京都勢かな ・「第11話 ある夢想」の五条先生の扉絵よいなあ。今さらだけど。コミックスでみると雑誌よりも印刷がよい関係でちょっと印象変わる時あるよね ・宿儺の着物、袖がひらひらしてるな~、と思ってたんだけど、なるほど、腕が左右2本ずつあるから広がってないと不便なのか ・とりあえず"反転術式"と"術式反転"はまったく違うもの、ということは理解した。マイナス×マイナスが"反転術式"で、プラス×マイナスが"術式反転"……なのか? ・五条先生の「無量空処」はDoS攻撃的なものかと思ってたんだけど、データを大量に送り込む、というよりは...

『週刊少年ジャンプ』2018年39号 感想

『ONE PIECE』 (第915話 ”博羅町”) ベラミーが染め物職人になってた! そうか……海賊やめたのか……。 ホールデムとライオンの共生(?)がまったくうまくいってないようなんだけど、大丈夫なのかね。 これ多分、付け外しとかできないよね。24時間365日こんな反抗的な動物と同居(?)だよね。 いくら力が手に入るといっても、よくつける気になったな。 ていうか、お玉ちゃんの能力でこのライオンを手懐けることができたら、ホールデムを無力化するのは容易いんじゃ……。 横綱の髷を切り落とすとか、お菊さんすごいことをする。 現実でこれをやったら大変なことになるな(まあ、現実では真剣を人に向かって振り回すだけでも大変なことになるが)。 『呪術廻戦』 (第24話 幼魚と逆罰 -陸-) 別記事(逆罰の向かう先)になりました。 『鬼滅の刃』 (第123話 甘露寺蜜璃の走馬灯) 「懊悩巡る恋」「猫足恋風」「揺らめく恋情・乱れ爪」とあいかわらず恋柱さんの技名のセンスがものすごい。 これ、恋柱さんがつけたのかね。 それとも、恋柱にも先代がいるのかね。 「捌倍娘」とはまたすごい言葉が出て来た。 なるほど、ああみえて宇髄さんなみにムキムキなのね。 相撲取り三人分も食べるとは、よっぽど稼ぎの良いだんなさんをみつけないと厳しいなあ。 きれいな振袖着て、わりと裕福そうな男性とお見合いしているあたりをみると、甘露寺家はそこそこ裕福な家庭っぽいから、そうなると専業主婦になるというのが既定路線になっちゃうんだろうしなあ、この時代。 炭治郎みたいな家だったら、力持ちのお嫁さんは大歓迎されたかも。 いや、貧乏なんでおなかいっぱい食べられなくて意識朦朧になっちゃうか。 あと、恋柱さんの髪は桜餅のたべすぎでああなったらしいので、遺伝はしないと思う。 今更だが、なんだその設定。 鬼殺隊には、お婿さんをみつける目的で入った、みたいなことを言ってたので、そんな理由でこんな過酷なところに来ちゃうの? と思ってたんだけど、恋柱さんにとっては、自分を偽らずに、自分のままでいて、なおかつ、人の役に立てることをしたい、そして、そんなありのままの自分を好きになってくれる人が現れたら結婚したい、というわりと切実な理由だった。 あんな取り扱いがむずかしそうな剣を自在にふるってるというのは、相当な努力をしたはず。 いくら筋力があって...