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10月, 2018の投稿を表示しています

『週刊少年ジャンプ』2018年47号 感想

『ONE PIECE』 (第921話 "酒天丸") カラー表紙が女性キャラ大集合!(チョッパー混じってるけど) しらほし姫が見切れてる……。 私のイチオシはペローナちゃんです! カイドウがドラゴンだった……。 なんかもうどうやっても勝てそうにないのがでてきたんですけど……。 『ブラッククローバー』 (ページ178 人間の魔法) 勝つための場を整えつつ、王族を罵る体で発破をかけるとか、あいかわらずゾラが有能すぎる。 父が水で、母が鋼鐵で、それが絶妙にかけあわさった結果がノゼル兄様の水銀魔法か。 エルフたちは魔法の才能にあふれていたがゆえに、それ以上の発展を考えなかったのかもしれないね。 魔力が少ない人間たちが、それでも勝ち抜くために、知恵をしぼり、技を磨き、魔法を複雑化させていったんだろうから。 『呪術廻戦』 (第32話 反省) 別記事(生きているからスベることができる)になりました。 『鬼滅の刃』 (第131話 来訪者) 義勇さんが錆兎さんに抱く想いは、炭治郎が煉獄さんに抱く想いに似てるか……。 錆兎さんも煉獄さんも、遺していく者の気持ちをしばろうなんてまったく思ってなかったはずだけど、遺された方はどうしても「もしも」という想いにしばられてしまう。 相手が、自分よりも、強くて、やさしくて、すごい存在だった、と信じているからなおさらだよなあ。 それにしても、ことあるごとに、炭治郎にとっての煉獄さんの影響力の大きさをうかがうことができて、うれしいんだか、せつないんだか。 義勇さんはお姉さんを鬼に殺されているのか。 義勇さんが、妹を見捨てられない炭治郎を見捨てられなかったのは、自分がもし同じような状況にあったら、同じように行動する、と考えたからかもしれない。 自分は姉を救えなかったけど、おまえは妹を救え、と言いたかったのかもしれない。 その結果が、連載初回のあの厳しい物言いか……。 義勇さんは本当に言葉が足りない。 義勇さん、めっちゃこじらせてると思ったら、おもいのほかはやく立ち直ったな。 まあ、炭治郎みたいな子がいなかったら、あの状態が続いてたと思うけど。 炭治郎が偉大すぎる……。 ところで、ざるそば早食い勝負はどっちが勝ったんだろう。 しのぶさんがやたら動揺してたのは、鬼である珠世様と仕事をしろ、と命じられたからか。 しのぶさんは義勇さんと同じく姉...

『呪術廻戦』(第32話 反省) 感想(生きているからスベることができる)

カラー表紙が伏黒&野薔薇ちゃん! 芥見先生にはめずらしくカラフル! なので、余計に死亡中なモノクロ虎杖が不憫やね。 てか「死亡中」ってあんまりきかないよね(「〇〇中」というのは他の状態に遷移することが前提なので、「死亡」という状態は普通は遷移しないから)。 でも、状況的には「死亡中」で正しいという……。 あと、キメキメな野薔薇ちゃんがかわいいんだけど、バッグから五寸釘と藁人形が飛び出してるのがなんとも……。 漏瑚がなんか小さくなってる。かわいくなってる。 頭部だけの状態からここまで回復したのか。 夏油たちは宿儺をどうコントロールするつもりなのかと思ったら、残った指をすべて集めて献上して、呪いの世をつくってもらおうという考えか。 つまり、宿儺をコントロールできなくていい、自分たちが宿儺の怒りに触れて滅せられてもいい、結果として「呪い」である宿儺が世を統べるのなら、それは自分たちの勝利といえる、ということか。 宿儺なんてどう考えても誰かの思い通りに動かせるもんじゃないだろ、と思ってたんだけど、これなら成功するかもな。 「結果、儂らが全滅してもだな」と、漏瑚が真人と似たような意見をもらしたところで、この連中、人間をどうでもいいものとして扱ってるけど、自身のこともあんまり大事にしてないな、と思った。 目的のためなら手段は選ばない。自身の命さえ駒でしかない、か。 虎杖がどこまで宿儺の指に耐えられるのかわからないから、徐々に与えるのではなく、一気に取り込ませてすぐに殺す、というのが上層部の考えか。 まあ、何本目からは危険になる、とかいうデータはどこにもないんだから、安全を考えればそうなるよね。 そもそも、虎杖が1本飲んでも耐えたこと自体が驚愕の事実だったわけだから。 1本のんじゃったからって、2本目もほいほい与えるのは五条先生くらいなものか。 「そのために手持ちの指を高専に回収させたんだから」ということは、指にマーカ的なものでもつけているのかな。 高専側が指を一か所にまとめて保管してるのかわわからんけど。 ところで、パイプから脳みそがみえてて「いやぁぁぁ」とか言ってるんだけど、もしかしてこれ真人がつくったんじゃなかろうな。 五条先生が久しぶりに登場。 なんかよくわからないテンションでしゃべり続けてるけど、「重めってそういう意味じゃなかったんだけどなぁ」ってぼやいてるとこをみると...

『週刊少年ジャンプ』2018年46号 感想

『ハイキュー!!』 (第322話 勝ち) 『ジャンプ』表紙+巻頭カラー+大増34ページって、古舘先生が働き者すぎるっ! 研磨が日向くんのこと「普通にともだち」って言ってたけど、研磨にとってのそのポジションは日向くんだけなんじゃないかな、という気がする。 音駒の連中はチームメイトなんじゃないかな、多分。 そんでもって、クロはクロなんだと思う。 研磨が「たーのしー」って言ったとこ、楽しそう、というよりは、満足そう、って感じ。 でもって、そんな研磨をみたクロも満足そう。 クロにとっては、ツッキーに「おもしろい」って言わせるよりも、研磨に「楽しい」って言わせる方が大変だったのか、って思った。 研磨をバレーボールの世界に強引に引きずり込んじゃった、みたいな気持ちがクロにはあって、だから、自分のバレーボールを楽しいって思う気持ちを、研磨と共有できて、めちゃくちゃうれしかったんじゃないかな。 それにしても、このマンガ、本当に感想を書くのがむずかしい。 すごいよね! で全部かたづけられてしまう。 今回は特にすごいよね! ジャンプして懸命に手を伸ばした研磨の必死な顔が、「あっ、我を忘れてるな」って感じで本当にすごい。 『鬼滅の刃』 (第130話 居場所) 表紙の宇髄さんの嫁さんズがかわいい。 そうか、炊き出し係なのか。あれだけの隊員に食べさせるものをつくるのは、めっちゃ大変そう。 宇髄さんはやっぱり柱やめてたけど、鬼殺隊はやめてないもよう。 眼帯つきになって、あやしさが増したな(笑)。 でも服装はちょっと地味になった? 義勇さんは炭治郎を水柱にして、自分は柱から降りたかったのか。 御館様も他の柱の連中も、義勇さんを水柱と認めているのに、「俺は水柱じゃない」と言う義勇さん。 義勇さんにとって、水柱になるべきは錆兎だったんだな。 水柱になってなお、自分はここにいるべき人間ではない、と考え続けてたとか、義勇さん、自信がないにもほどがあるだろ。 元々、なんかこじらせちゃってる人なのかな、と思ってたんだけど、まさかここまでとわっ。 『アクタージュ act-age』 (scene37.混乱) 巌さんが危篤ときいて混乱する天球の劇団員たち。 この人たちは、巌さんの引退を阻止するために『銀河鉄道の夜』をどうしても成功させたかったわけだから、巌さんが死ぬかもしれない、という事態になって大混乱してしまう...

『呪術廻戦』(第31話 また明日) 感想(明日が来ない子もいるけど、また明日)

今回のカラー表紙は宿儺のソロか。かっけえな。 芥見先生は茶系の色を使うのがお好きなのかしら。 領域が解けた理由がさっぱりわかってない虎杖。 とっさに走った思考の上澄みの、「限界」「失血」は虎杖自身の状態確認、「七海」「生存」はとりあえず七海さんの無事を確認、「領域」「殺せる」は真人のことだろうね。 で、すぐに真人を殺しに行ったところの表情がめっちゃ恐い。 真人の方は領域で呪力を消費しまくってたけど、ちゃんとしのぎきったな。 やっぱり戦闘センスが高いんだな。 虎杖が失敗したのをみて、すぐに動いた七海さんもすごいけど。 虎杖、あっけにとられたのはわかるけど、七海さんについていかなかったんだな、と思ったら倒れてた。 いや、そういえば体に穴があいてたよね。 本当にギリギリまで動きまくってたんだな。 真人は、宿儺のやっかいさを思い知って、利用することをあきらめるんじゃないかと思ってたんだけど、逆にどうしても欲しくなったようだ。 でも、宿儺は「呪いの時代」とやらに興味はなさそう。 宿儺様は伏黒しか眼中にないからな! とか思ったんだけど、真人が虎杖への嫌がらせで伏黒に手を出したりしたら、どういう対応に出るんだろうとか想像するとめっちゃ笑える。 高専の遺体安置室(?)がでてきた。 本当にずいぶんとたくさんの人が死んでたんだな。 あの袋の中に、「人間」の形をしたものはほとんどないんだろうな、あれでは遺族の元に帰ることもできないだろうな、と思うとキツいものがあるよね。 吉野くんがこの光景をみたらどう思うんだろうなあ。 七海さんは宿儺が真人を倒したことに気付いたか。 でも、それは虎杖の力じゃない。 これから先、かなりなことがない限りは、虎杖がみずから宿儺を呼び出すことはないだろう。 でも、その「かなりなこと」はきっと起こる……。 あれだけ「正しい死」にこだわっていた虎杖が、ここにきて「正しい死って何?」と、ちょっとうつろな目できいてきたところは、本当に胸がいたかった。 これまでだって、厳密に「正しい死」の定義などしてたわけじゃないだろう。 でも、直感的に「これは正しい」「これは正しくない」と判断をくだしてきたんだと思う。 そして、これからもそうやっていける、と根拠もなく考えていたんだろう。 でも、一度でも「何?」って思ってしまったら、直感を信じることができなくなってしまうんじゃないかな。...

祝! 『ワールドトリガー』連載再開!

ようやくお伝えできます。大変、大変…お待たせしました。「ワールドトリガー」週刊少年ジャンプ48号(10/29発売)より連載再開&12月よりジャンプSQ.移籍&コミックス19巻発売のお知らせです。 https://t.co/UiAXp1YOFb https://t.co/Fm0P2MoY4W pic.twitter.com/Dr7PWPoO26 — ワールドトリガー公式 (@W_Trigger_off) 2018年10月15日 ようやく、このニュースがきけましたよ! ずっと沈黙してた公式Twitterさんが、ここのところぽちぽち動いていたので、「もしかして?」とは思ってたんだけど、ぬか喜びになると悲しいので期待しすぎないようにしてたんだけど、とにかく本当にうれしい! そうか……あれから約2年か……。 長かったけど、『D.Gray-man』を待ってた時間に比べれば……。 すぐに『ジャンプSQ.』にうつるみたいだけど、週刊の方に5回だけ掲載、というのは、現在、コミックス未収録分あわせて、19巻分までを週刊で、それ以降をスクエアで、ということになるわけね。 発表されたスケジュールから推察するに、週刊掲載分はすでに描きあげているご様子。 ずっと週刊じゃないのはちょっとだけ残念だけど、連載が止まっているよりは、ゆっくりでいいので動いてくれている方が絶対にうれしい。 葦原先生、ご帰還、おめでとうございます! そして、『ワールドトリガー』をあきらめないでくださってありがとうございました! そうか……三雲隊としてのヒュースがようやくみられるのか……。

『週刊少年ジャンプ』2018年45号 感想

『Dr.STONE』 (Z=77 科学の力) 司と氷月のタッグが人間離れしすぎてる……。 もし司帝国が残ったら、以後、離反者がでる可能性がゼロになるよね、こわすぎて。 最近、千空とゲンは仲良すぎ。 ゲンの計算高い性格に変わりはないんだけど、その計算がなんのためにあるかというと、意外と「みんなで幸せになろうよ」的なところにある、というのがみえてきたので、なんだかんだで愛嬌のあるキャラになってきたよね。 緊迫する現場の上空を、のどかに飛ぶ紙飛行機。 それは、現代人たちにとってはあっけにとられるものだった。 あたりまえのものがあたりまえじゃないものになっている、ということを突きつけられるというのは意外とキツいものなんじゃないかな。 司たちは紙というありふれたものさえ、手に入れることができていなかった。 そりゃあ、あの状況でわざわざ紙をつくろうとするような司ではないもんなあ。 いざつくろうとしたら、それなりに手間のかかるものだし、そもそも何があればつくれるのかを知ってる人はそんなにいないし。 紙でさえ"科学"の賜物。 そのことを司はどう考えるんだろうか。 ところで、人がいないところでダイナマイトを爆発させようとした千空だけど、近くに人がいたよね。 あの人たち大丈夫なのかな。 『ONE PIECE』 (第920話 "おでんが好き") "トキトキ"の能力は過去には行けず、未来に行くのみか……。 過去に行くとなるとタイムパラドックスやらなんやらいろいろめんどいからな。 モモの助の母親が遥か遠い過去に生まれた人なら、"ONE PIECE"の成り立ちとかも知っていたのかもね。 「理想の戦力は5千人!!」ということは、ようやくルフィの押しかけ配下たちが集結する流れか? 『ブラッククローバー』 (ページ176 きょうだい) ノゼル兄様がデレたと思ったら、速攻やられた。 フラグ回収がはやすぎです、お兄様(泣)。 『アクタージュ act-age』 (scene36.巌裕次郎) 今回のカラー表紙は『銀河鉄道の夜』のポスターなのか。 下の3人のうち、ひとりは七生さんとして、他のふたりは誰? ってなった。 いや、アキラくんと亀だってのはわかってるんだけど、誰? 亀もこうやってみると、そこそこハンサムだよね。アキラくんは...

『呪術廻戦』(第30話 我儘) 感想(理不尽は平等にまき散らされる)

七海さんを領域に巻き込んだ真人。そして、はじきだされた虎杖。 領域展開って外側からみると真っ黒な球体なのか。 虎杖が「なんでナナミンだけ閉じ込められた!?」って考えてるとこをみると、やっぱり、宿儺が真人を威嚇したことには気づいてないっぽい。 虎杖にしてみれば、ふたりとも閉じ込めれば一挙に片が付くのに、なんで自分は相手にされてないんだ? って感じなんだろうな。 七海さんはやっぱり領域展開できないのか。 特級レベルじゃないとダメなんだろうね、多分。 乙骨は例外的に特級だったわけだし。 でもまあ、今の乙骨はできるのかもしれん。 原型の掌で触れること、が転変の発動条件か。 真人自身が変形している時に触れられても、特に問題はないのね。 いずれにしても、技が必中の領域内では、真人がその気になればいつでも転変を起こせるということ。 そりゃあ、覚悟を決めるよね。 七海さんが呪術師を辞めたのは、他人のために命を投げ出さなければならないから、ではなく、その覚悟を時に仲間に強要しなければならないから、か……。 本当にやさしい人なんだな。 七海さん、コンビニでお気に入りの総菜パンを手に入れられないことに絶望した、とか言ってたけど、あきらめて別のものを買うのではなく、パン屋に行ってお気に入りを買うことにしたのか。どんだけ好きなのカスクート。 しかし、パン屋の店員さんが絶妙にかわいい。 なんかもうレギュラー入りしてもおかしくないくらい。 「あれ!? 聞こえてない!? ありがとー!! また!! 来て!! ねー!!」って台詞がもうばつぐんにかわいい。 ぴょんぴょんはねながら言ってたんじゃないかな、と思って、その絵を想像したら、もんどりうつくらいかわいかった。 七海さん、サラリーマンやってたとかいう話だったけど、証券マンだったか。 2年目でこの貫禄はすごいな。 かなり仕事ができる人だったんだろうな。 呪術師という仕事から逃げて、でも、逃げた先の仕事にも疲れて、どちらにしろクソだ、となった時に、呪術師でなければ救えない人たちがいることを再認識したんだろうな。 それはきっと、「逃げた」という気持ちから逃げきれなかった、ということでもあるんだろう。 呪術師に戻ると即決して、五条先生に連絡とったら笑われた、というのが、なんか容易に想像できる。 五条先生は七海さんが戻ってくると思ってて、「やっぱり思い通りにな...

『週刊少年ジャンプ』2018年44号 感想

『火ノ丸相撲』 (第211番 力士の生き様) 週刊誌風ポスターの潮くんとレイナさんのツーショットがなんかかわいい。 レイナさんのちょっとそわそわしてる感じが特に。 久世は思っていた以上にナイーブな性格してたんだな、って思った。 ひざ抱えて泣くとはな……。 基本的にめっちゃ素直でナイーブな子なんだけど、親のこともあるし弱音を吐いてはいけないと、自分を必要以上に律して生きてきたんだろうな。 潮くんにとってのダチ高のみんなが心の支えだけど、久世は狩谷ひとりにそれが向かっていっちゃってる感じなのかもしれない。 狩谷くんもそれを感じ取っているから、わりとひどいこと言ってる久世に怒ることはしないんだろうな。 というか、自分なんかに頼るなよ、他にも頼る相手はいっぱいいるはずだぞ、とか思ってそう。 で、久世本人も自分が言ってることは結構むちゃくちゃだ、ってわかってるから、自己嫌悪でまた落ち込むという、なかなかの悪循環だな。 あと、加納くんの悪い顔はめっちゃかっこええなあ。 『鬼滅の刃』 (第128話 御教示願う) 刀匠の里が壊滅しちゃってどうするんだろ、と思ったら、ちゃんと移る先が準備されているらしい。 鬼殺隊にとって、日輪刀は何よりも大事なものだ、ということなんだろうね。 善逸ひさしぶりに登場だけど、善逸はやっぱり善逸だった。 なんか善逸が善逸だとほっとするよね。 善逸は伊之助以上にがんばらないと名前を憶えてもらえなさそう。 久しぶりに柱たちが集合! 宇髄さんはやっぱり引退しちゃったのか。 しばらくは嫁3人と一緒に療養して、いずれ育手になるのかね。 御館様はもう床から離れられない状態になっちゃってるのか。 上弦の陸を倒した時にあれだけ喜んでいたから、上弦を二体同時撃破とかきいたら、どんだけ踊りまくるんだろうと楽しみにしてたのに……。 それにしても、蛇柱さんは恋柱さんの彼氏なの? って言いたくなる感じの蛇柱さんの態度が気になる気になる。 炭治郎なみの爆走っぷりをみせちゃった恋柱さんをみて、頭を抱えてるところが、なんかもう保護者って感じ。 恋柱さんのお師匠が蛇柱さん、という可能性もあるが。 痣は伝染(?)する、というのは、やり方がわかってそれが伝授されるという知識的なものなのか、血を吸って鬼化するような生体的なものなのか。 この伝承があえて伏せられていたのは、痣が出ないことを気に病む...

『呪術廻戦』(第29話 成長) 感想(成長するのは主人公だけじゃない)

「説教は後で、現状報告を」と言われた虎杖が、「2人…助けられなかった…」って答えた時、体育館で吉野くんに吊り上げられてた子、死んでたっけ? って思ったんだけど、よくよく考えてみると吉野ママさんがカウントされてふたりなんだな、これ。 吉野くんだけじゃなく、吉野ママさんまで、自分が助けられなかった人、にカウントするとは、虎杖は本当に他人のことばっかりだな。 あの状況で「現状報告」と言ったら、戦闘に必要な情報を要求してる、と考えるのが打倒だと思うんだが、これは虎杖の戦闘経験の少なさも表わしているのかもしれない。 体に穴がいっぱい空いてることを「平気」と表現する虎杖。 七海さんと同じく、平気の意味、を問いたい。本気で。 虎杖はなんでこんなに頑丈なんだろうね。 虎杖が真人に触れてなお、平気でいることで、何かを察したらしい七海さん。 七海さんが考えた理由は、「虎杖に真人の術式は効かない」(←宿儺命令があるから)と「虎杖を殺せない」(←夏油命令があるから)の両方とも当たってるわけなんだけど、どちらも七海さんは知る由もないことだしな。 そういえば、宿儺が真人を脅したことを、虎杖は気づいてるのかな。気づいてないような感じだけど。 からだをウニ状にして「ザコ専用だな、やめよう」って、つまんなそうな顔してる真人がちょっとかわええ。 真人も今はいろいろ経験を積んでる段階で、自分に何ができるか、何が実戦で有用かを試してるところなんだね。 そう考えると、虎杖と七海さんはいい感じに真人のトレーニング相手しちゃってるなって感じでなんかイヤなんだが。 あと、ショタになって逃げる真人もかわええ。 とか、真人になごんでたら、ゲロ…ですよ。 まあ、真人でなごんでたのが間違いなんだけどね! 真人の改造人間をとっさに殺せなくて、七海さんから離れちゃった虎杖。 「あ…そぼ」と言われて拳を止めたとこの表情がつらすぎる。 そして、「ころして」と言われた時の表情がまた……。 あの改造人間たちは、人間としては死んでて、とどめをさしてやるのが慈悲だ、みたいなこと釘をさされてたけど、そりゃあ簡単には呑み込めないよね。 でも、虎杖は呑み込んだ。 現実と理想をすり合わせた。 人間に戻す手立てはないし、とどめをささなくてもすぐに死んでしまう相手に躊躇している間に、今、生きて、戦っている七海さんが危機に陥るかもしれない、ということ...