『週刊少年ジャンプ』2018年45号 感想

『Dr.STONE』(Z=77 科学の力)
司と氷月のタッグが人間離れしすぎてる……。
もし司帝国が残ったら、以後、離反者がでる可能性がゼロになるよね、こわすぎて。

最近、千空とゲンは仲良すぎ。
ゲンの計算高い性格に変わりはないんだけど、その計算がなんのためにあるかというと、意外と「みんなで幸せになろうよ」的なところにある、というのがみえてきたので、なんだかんだで愛嬌のあるキャラになってきたよね。

緊迫する現場の上空を、のどかに飛ぶ紙飛行機。
それは、現代人たちにとってはあっけにとられるものだった。
あたりまえのものがあたりまえじゃないものになっている、ということを突きつけられるというのは意外とキツいものなんじゃないかな。

司たちは紙というありふれたものさえ、手に入れることができていなかった。
そりゃあ、あの状況でわざわざ紙をつくろうとするような司ではないもんなあ。
いざつくろうとしたら、それなりに手間のかかるものだし、そもそも何があればつくれるのかを知ってる人はそんなにいないし。

紙でさえ"科学"の賜物。
そのことを司はどう考えるんだろうか。

ところで、人がいないところでダイナマイトを爆発させようとした千空だけど、近くに人がいたよね。
あの人たち大丈夫なのかな。

『ONE PIECE』(第920話 "おでんが好き")
"トキトキ"の能力は過去には行けず、未来に行くのみか……。
過去に行くとなるとタイムパラドックスやらなんやらいろいろめんどいからな。

モモの助の母親が遥か遠い過去に生まれた人なら、"ONE PIECE"の成り立ちとかも知っていたのかもね。

「理想の戦力は5千人!!」ということは、ようやくルフィの押しかけ配下たちが集結する流れか?

『ブラッククローバー』(ページ176 きょうだい)
ノゼル兄様がデレたと思ったら、速攻やられた。
フラグ回収がはやすぎです、お兄様(泣)。

『アクタージュ act-age』(scene36.巌裕次郎)
今回のカラー表紙は『銀河鉄道の夜』のポスターなのか。
下の3人のうち、ひとりは七生さんとして、他のふたりは誰? ってなった。
いや、アキラくんと亀だってのはわかってるんだけど、誰?
亀もこうやってみると、そこそこハンサムだよね。アキラくんはなんとゆーか……イケメンというより美人。

倒れてた巌さんに文句つけてる夜凪ちゃんとか、巌さんを背負おうとしてる夜凪ちゃんが、めっちゃかわいい。
いや、状況としては深刻なんだけど。

「だって、舞台が始まる前に死んじゃったら困るでしょ!!」と言った夜凪ちゃんに、巌さんが「ふ」と笑ったのは、その言葉の中に巌さんの死を受け止めて、舞台に還そうとする、夜凪ちゃんの覚悟がうかがえたからだと思うんだ。

「ほんとうの幸」とはほど遠い人間だと自嘲していた巌さんが、「ああ、これが幸せか」とつぶやく。
若い役者たちに囲まれ、お弁当を食べながら、ちっちゃい吹き出しで、こぼれるように出た言葉。
しかも、本人はそれを言ったことに無自覚という。

舞台をみて満足しながらではなく、まだ幕が開けてない状態で、そういう言葉が出たことが泣ける。
できあがった舞台そのものに「幸」があるんじゃなく、それをつくりあげていく過程にこそ「幸」があるのか、と。
それが、巌裕次郎という演出家がたどりついた「ほんとう」なのか、と。

自分の「幸」をみつけられて死ぬ人って、どれくらいいるんだろうね。

公演初日に、これまでに出てきたキャラ総出演ってのがいいね。
社長も千世子ちゃんひきつれてやってきたし。
千世子ちゃん後姿だけで表情がみえなかったけど、夜凪ちゃんの演技を楽しみにしてるんだろうな。
今度はどんな感じで自分を驚かせてくれるんだろうか、と。

社長が来たのはアキラくんに頼まれたから?
「女でも来るのかよ」と言われて「女と言えば女ですね」って答えたのは笑った。
まあ、女には違いない。
母親が来る、と言うとからかわれそうで言いたくなかったのかも。

「巌さんは来れない」と言った時の夜凪ちゃんが、すっかりカムパネルラで、なんかちょっとこわかった。

『火ノ丸相撲』(第212番 迫る新時代)
「横綱の顔を張ってんじゃねぇ」って言ってる時の刃皇のおとなげない感じがとってもよい。
本当に強さ以外に良い所が見当たらないな、この横綱(笑)。
でも、奥さんをちゃんと大事にしてるのは良い所だと思う。

『鬼滅の刃』(第129話 痣の者になるためには)
表紙の、真っ赤になってる玄弥くん、かわええ。
そういえば、玄弥くんは普通に食事とるのか問題ってどうなったんだろう。
とらないとしたら、食べられないものを無理やり押し付けられて困ってる、って絵になるけど。

痣の者になるのに必要なのは、心拍200以上で体温39度以上か。
それ、動けなくなるのが普通で、長時間続けば死んでもおかしくないレベル。
でも、そんな状態で戦う、ということを、時透くんも恋柱さんもやってのけたわけだよね。

炭治郎の38度くらいが調子いいとかいう謎体質は、痣を出すには好条件なのか。
でも、長生きはできそうにないよね。お父さんも短命だったし。

痣が発現した人は例外なく何かが起こるらしいが、どうみてもいい方向の情報じゃない。
岩柱さんが「しかし、そうなると私は一体どうなるのか…」と言ってるあたりをみると、岩柱さんはすでにその状態になっている?
う~ん。失明する、とかそういうことかな。それとも、極端に短命になるが、岩柱さんはその年をすでに過ぎているとか(岩柱さん最年長っぽいから)。
だとすると、無惨様を倒せなかった時のために、無事に残る柱を選ばなきゃいけなくなる。
それが風柱さんの「それぞれの今後の立ち回りも決めねぇとならねぇ」ってことなんだろうな。

煉獄さんが亡くなり、宇髄さんが引退し、時透くんと恋柱さんがすでに手遅れ、となると残りは5人。
すでにその状態になっているのなら、岩柱さんは名乗りをあげるだろうな。
しのぶさんは貴重な医療班だから残す方向になりそう。

義勇さんの「俺はお前たちとは違う」ってのは解釈がむずかしいよね。
風柱さんは明らかに「俺はお前たちより格上だ」的な意味に受け取ってるけど。
義勇さんはその条件を知っていて、すでに試して、失敗している可能性だってある。
でもまあ、義勇さんは説明が足りてないのは間違いない。
だから嫌われるんですよ(苦笑)。

鋼鐵塚さんが珍しくおとなしいと思ったら、この人も限界だったか。
そりゃそうだよね。かなりボコボコにされてたのに、自分の身を守ることもせず、刀を研いでたもんね。
炭治郎たちみたいに、呼吸である程度ダメージを回避回復できるわけじゃないし。

はじまりの剣士の刀身に、煉獄さんの鍔……泣けるな、この組み合わせ。

合同強化訓練をする、ということは、柱以外からも痣の者を出す計画なのか?
それ、ちゃんと事前に説明するんだろうね。
まあ、鬼殺隊の隊員になるような人たちだから、知っててもやりそう。
善逸はどうだかわからんけど。

『呪術廻戦』(第30話 我儘)
別記事(理不尽は平等にまき散らされる)になりました。

『ハイキュー!!』(第321話 禽獣角逐)
『呪術廻戦』だけじゃなく、『ハイキュー!!』までむずかしい熟語を繰り出してきたよ!
「禽獣」はともかく「角逐」ってなんだ、と思って調べたら「おたがいに競争すること」だそうです。
簡単に言うと、烏と猫の競争、ということ?

反応が速すぎて、日向くんとノヤさんが両方とも飛び出しちゃって、日向くんが軌道を変えちゃったら、ノヤさんがとれない状態になっちゃうという、がんばりが裏目に出るパターン。
あれ多分、日向くんが何もしなければ、ノヤさんが拾ったんだろうね。
でも、ノヤさんの足レシーブのコントロールはいつもながらすばらしいな。
ボールを落とさないだけでもすごいのに、相手コートまで飛ばすとは。

てか、喜んでる猫又監督かわいい。
自分のチームが点とられてんのに、あんなに喜ぶって、本当にバレーボールが好きな人なんだな。

台詞なしの試合展開で緊迫感をだしたあげくに、大地さんのスパイクがネットにぶつかって、てんって音駒側に落ちたとこの緩急がなんとも気持ちいい。
大地さん、白目になってるとこみると、狙ってやったんじゃなくミスったんだよね、多分。
でも、それはただのラッキーじゃなくって「攻めた結果のネットイン」だ、と言う冴子姐さんの主張に、嶋田さんが楽しそうに笑ってる絵も気持ちいい。
嶋田さんの中には、あのコートに自分も立ちたかった、という気持ちがあるんだろうな、と思うんだけど、それ以上に、コートの中の後輩たちの努力が報われて欲しい、と願う気持ちの方が強いんだろうなって思う。
特に弟子の努力は。

「ネコチャンはワンチャン投入で勝負に出るね」……確かにややこしい。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』(130 こゆずちゃんVSミリアちゃん)
なんかもう完全に話が元に戻った。
バトルモードよりこっちの方が好きだな。