『逃げ上手の若君』(第234話 龍ノ口1353) 感想

尊氏に捕らえられ、処刑されるために鎌倉に連れてこられた時行、弧次郎、吹雪。
三人とも覚悟が決まりすぎてるな。


そして尊氏はめっちゃ楽しそう。
「やったやった! 念願の時行を捕らえた!」って、もうウッキウキですよ。

「中の神」に乗っ取られてた時も陽気ではあったけど、どこか不気味さがただよっていた尊氏。
でも、今の尊氏は心の底から楽しそうに笑ってる。
自分の感情に正直で、デリカシーのない男だ。
こういう屈託のない尊氏を、しかたないなあ、と見守っていたのが直義と高兄弟だったんだろうな。
そして、今の尊氏がそういう姿をさらせるのは、時行がそこにいてくれるからなんだろうな、って思う。


首を晒す、という言葉に弧次郎と吹雪がピキッてなったのは、時行の首を晒すことに嫌悪感を抱いたからだろうな。
このふたりは自分の首の行く末はまったく気にしてないと思うので。
そして、時行自身も自分のことはまったく気にしてないようね。


玄蕃は時行を救いにきた。
多分、無駄足だとわかったうえで。
それでも動かずにはいられなかったんだろう。


自分の処刑を妻たちに見届けて欲しい、という時行の願いは、ずいぶんとむごいな、って思う。
でも、それを受け入れて乗り越えてくれる妻たちだと信じてるんだよね。