『魔人探偵脳噛ネウロ』第195話 種【しゅ】 感想

掲載順が定位置(?)に戻っちゃった……。残念だけどなんかホッとするような。
慣れすぎちゃってんだな、きっと(苦笑)。

無残な姿で魔人様の元に戻ってきた弥子ちゃん。
それに対して魔人様は無言。
「終局の足音が…着実に近づいてきた」
魔人様の言う「終局」とはどちらの破滅を示しているのか。
どちらも破滅しないとゆーシナリオはありえないしなあ。

イレブンが弥子ちゃんを殺したと信じきって悦に入る「シックス」。
「見てパパ。この間抜け面」って……ホントに間抜け面だ(笑)。
せっかくヒロインがからだはって笑いをとってるのにツッコめない「シックス」。
存在そのものがツッコミどころ満載なのに、ツッコミ能力ゼロだよなあ、などと考えてしまった。まあ、誰も「シックス」にそんなもん求めてないだろうけど。

「イレブン」は「サイ」としての自我を取り戻し、「シックス」の心臓を奪う。
って……心臓とられたのになんで生きてんだろ。
自分は本当に人間なのかと疑い続けていてサイが「俺は人間だ」と宣言した。
あれほどに揺らいでいたサイが、自分のルーツを知り、そのうえで「サイ」としての自分を選び取った。
でも、ホントの意味で昔に戻ることはできないんだよなあ。
だって、かたわらにアイさんがいないから。

「シックス」を追い詰めたサイ。しかし、サイのからだに埋め込まれた爆発物(?)のスイッチが押され、サイが倒れる。
えっと……これ死んでないよね。ないよね!
心臓の一部(とゆーことなんだと思う)を抜かれ、金属細胞の制御を失って苦しむ「シックス」。
一挙に魔人様、優勢かと思いきや、頭上にはステルス戦闘機。
空母やら戦闘ヘリやらもしかしてミリタリー好きですか、松井センセ。
飛んでいる戦闘機に飛び乗る「シックス」。なにげにかなりな大技のような気がする。
てか、ステルス戦闘機ってあんな低空を飛べるものなの?(←細かいこと言い出したらキリがないよ、このマンガ)

「…ヤコ。いや、貴様等人間に言っておく」
そんな遺言みたいな物言いはやめてください魔人様(泣)。
おまけに全部の髪かざり(=魔力電池)をはずしちゃったよ。
ところで、これを全部、使っちゃっても魔人様はこの世界で生きていけるの?
あかねちゃんが一個持ってるはずだけど、あれをはずしたらあかねちゃん死んじゃうし(←すでに死体だけど)。

「シックス」は魔人様を殺すために核爆弾まで使う気だったらしい。
まあ、どんだけ人間が死んでも被害が出ても、この人はまったく困らないんだろうなあ。
久々、ご登場の葛西のたまわく、「新しい血族」は「シックス」一人きり、だから自分は「人間」だと。
これが吾代の疑問に対する答えなのかなあ。
「新しい血族」なんてものは存在しない。「シックス」だけが「新たなる種」なんだと。
たとえば「シックス」が子供をつくったとしても、その子が「新たなる種」になる確率は限りなく低い。
だから、「シックス」はクローンという形で「同族」をつくったのかなあ。
てか、「シックス」はどうして「同族」を必要としたんだ?
「シックス」にだって寿命があるわけで、それでもみずからの「種」をどうしても残したいと考えたのかなあ。
単なる実験って可能性もあるか。

すべてを正確に把握したうえで「シックス」に従っていた葛西。
それゆえに「シックス」は葛西を重用していたのかもしれない。

すべての手駒を使いきって、「シックス」を追いかける魔人様。
久しぶりに魔帝7ツ兵器が出てきたよっ。
「飛んで虫に入る火」日本語だとめっちゃ言いにくい(苦笑)。
魔人様、あきらかに決着を先延ばしにする気ないね。
そういえば、やっぱ空を飛べるじゃん、魔人様(←単体では飛べないとゆー意味?)。

今週の巻末コメント。
「明治通りの工事はもう一生終わらない気がします。スプーンで掘ってるのかな…」
ガテン系なお兄さんたちがうずくまって地面をスプーンで掘る絵を想像してしまった。
ちょっとカワイイかも(笑)。