『魔人探偵脳噛ネウロ』第202話 謎【まじんたんていのうがみネウロのゆいいつにしてさいこうのしょくりょう】 感想

サブタイトルが長いっ!
謎=「まじんたんていのうがみネウロのゆいいつにしてさいこうのしょくりょう」
わかりました。私の辞書にそう書き加えておきます(笑)。

表紙は弥子ちゃんの卒業式の魔人様とのツーショット。
実際には弥子ちゃんが高校を卒業した時には、魔人様はそばにいなかったんだよなあ、と思うとなおさら感慨深い絵。
魔人様のジャケットの第二ボタンだけ色が違うのがなんか意味深。

今週の弥子ちゃんの好物は「ぶっちゃけ口に入れば大体好き」。
「土」も口に入るものに含まれるのか(苦笑)。
てか、「大体」に含まれないものが逆に気になるんだけど。

19歳になった弥子ちゃんは、重箱ひとつでどんな事件も解決する世界一の「探偵」になっていた。
重箱付きってのがいかにも弥子ちゃん(笑)。
なんかお姉ちゃんぽくなったよねえ、としみじみ~。
それにしても、たった一日で餓死できそうな人が、無一文で海外旅行なんて豪胆にもほどがあるよ、弥子ちゃん。

3年の間に4ヶ国語をマスターしたとゆー弥子ちゃん。
学食のために猛勉強して超難関校に入ったぐらいだから、元々、頭のいい子なんだよ。
スペイン語は笹塚さんも話せるんだよなあ、とか思っちゃったらうっかり泣きそうになったとゆー。

弥子ちゃんがやっているのは、魔人様がいた時と同じ。
人の想いを聴くことと、事実を淡々とみつめること。
それをつきつめていく道を弥子ちゃんは選んだ。
それは、魔人様がいなかったらみつけることができなかった道で、魔人様が見出した弥子ちゃんの「可能性」なんだよね。

3年後の吾代が登場。弥子ちゃんのサポートをしてくれてるらしい。
髪がちょっと伸びた。そして、眉間のシワが消えたっ!
きっとあれだよ、魔人様とゆーストレス源がいなくなって、羽根伸ばしまくっちゃってるんだよ(笑)。
もっとも、モッチーとゆーストレス源はまだそばにいるけどね。
調査会社の副社長の座に留まって、魔人様のためにせっせと「謎」を含む可能性のある事件を収集してくれてるんだよ、きっと。

実質「交渉人」の仕事をしてるのに、「探偵」を名乗ってる弥子ちゃん。
弥子ちゃんが「探偵」の肩書きを残してるのは、魔人様が戻ってきたときのためだと信じてる!

生きてたよ、葛西!
なんか、そんな気はしてた。松井センセはめっちゃ葛西を気に入ってると思う。
そうか、この人は「血族」じゃなかったから生き残ったのか、と思ってみたり。
ルックスちょっと変わっちゃってるし、足もいためてるようだけど、人格はまったく変わってない。
とりあえず「シックス」より長生きするとゆー野望は叶ったわけだ。おめでとう(笑)。

等々力さんと石垣は3年後も刑事さんでがんばってる。
早坂兄弟もあいかわらず仲良くやってるっぽい(ユキは葛西につけられた火傷跡が残っちゃってるのかなあ)。
叶絵ちゃんは大学に進学したらしい。
遥ママは陳アイコ料理教室で料理修行中。一応、料理にみえるもんをつくってるなあ(←今までのに比べればはるかに!)。

そして、弥子ちゃんは飛行機で日本に帰国中(多分)。
あかねちゃんは弥子ちゃんの髪の一部になってた。
あかねちゃんはずっと弥子ちゃんと一緒にいるんだね。かなり頼もしいボディガードだよ、これは。
ところで、事務所から長時間、離れても大丈夫なのか?

そして、ついに戻っていらっしゃいましたよ、魔人様が。
飛行中のジャンボ機の横っ腹に立っているとは、魔力チャージも完了しているもよう。
なんか、髪飾りがちょっとデコラティブになってるし。
これはあれだよ。飛行機が空港に到着するのを待ちきれずに、お迎えにいっちゃったんだよ。
人間界に戻ってきたからには一秒でもはやく弥子ちゃんに会いたいんだよ!
どんだけ魔人様、弥子ちゃんが好きなの~!(←ネウヤコ脳ですみません)

ところで、「ドッ」って擬音はなんなんだ? 魔人様、ジャンボ機に穴開けちゃったの?
普通の鳥がエンジンに飛び込んだだけで大変なことになるのに、鳥魔人がつっこんできた日にゃ(苦笑)。
きっとこの後、弥子ちゃんは外にひきずりだされて、ホントにギリギリのところまで落下させられるのよ。
うん、そうに違いない。
ところで「この「謎」は…我が輩の舌の上だ」って台詞は、ただの決め台詞と考えるべき?
この世界の「謎」は自分の食糧だと宣言してるんだ、と解釈すべき?
弥子ちゃん=「謎」=「「まじんたんていのうがみネウロのゆいいつにしてさいこうのしょくりょう」とかゆー解釈もありだと思うんだけど、だとすると、「我が輩の舌の上」が……エロすぎる(←最後まで暴走してすみません)。

最後のページは、ページいっぱいに「完」の文字。その字の中に松井センセ独特の字でタイトルとサイン。そしてはじっこに「Thank you」。
「ドッ」って擬音と「完」の文字がつながって「ドッカン」って読んじゃったのは私だけ?
う~ん、これって狙ってるのかなあ。それともマジボケかなあ。

伏線を華麗に回収しながらも、まだまだ先がつくれそうな、そんな満足感と期待感を抱かせてくれる最終回でした。
最後の最後まで楽しませていただきました。
「さようなら」と「ありがとう」に、もう一つ、言葉を付け加えたいです。

おいしいマンガを「ごちそうさまでした」。