『黒子のバスケ』3巻&第36Q また…やりましょう 感想

藤巻忠俊先生の『黒子のバスケ』の3巻を買った。
今回、表紙は誠凛メンバー勢ぞろい! とは言っても試合に出てきたことのあるメンバーだけだけど。
だって、試合に出てない部員の描写がほとんどないからなあ、このマンガ(苦笑)。
とにかく先輩ズがめっちゃカッコエエ。
この巻は正邦戦をまるまる収録。
しみじみと、展開が速いマンガだなあ、と思う。

描き下ろしのNG集はあいかわらずとばしてる。
どれもめっちゃおもしろいけど、ミネラルウォーターを買う黄瀬に怒る笠松がサイコー!
「モデルにでもなったつもりか!」って……笠松の場合、マジボケっぽいような(笑)。
考えてみれば、黄瀬って一応、稼ぎがあるんだよなあ。それを考えるとミネラルウォーターもゼイタクじゃない?
てゆーか、黄瀬&笠松がすっかりお笑いコンビになってるような。

さて、『ジャンプ』本誌の方は秀徳戦が終わってスゴイことになってた。
とりあえず先に言っておきたいことは、「高尾、Good Job!」(あらゆる意味で)。

さて、2連戦を戦い抜いてボロボロの誠凛メンバーはお好み焼き店に寄り道。
疲れてる黒子くんに火神をおぶらせるってどんなイジメ? と思ってしまった。
いやいや、いくらなんでも体格差がありすぎるだろう。
火神がドロドロなのに、黒子くんがキレイってことは、ツブされる前に振り落としてるね、明らかに。
てか、そんな萌えるシーンを描かないって、読者に対するイジメ?(爆)

さて、誠凛メンバーがたどりついたお店では、先に黄瀬&笠松がお食事してた。
なんか頬杖ついてもんじゃを食べてる笠松がめっちゃカッコエエんですけど。

ところで、誠凛バスケ部は少なくとも15人いることが判明。うち1人はリコちゃんなんで、選手は14人とゆーこと?
今のとこわかってるのは3巻の表紙に出てる7人だけ……ここから先、出番あるのかなあ、残りの7人。

そして、黒子くん、火神、黄瀬、笠松の4人が顔をあわせることに。
火神と黄瀬が点目で、黒子くんと笠松が涼しい顔ってゆー対比がおもしろい。
そうか、火神と黄瀬の関係が微妙なのか(苦笑)。
黒子くんはクールだし、笠松は試合がからんでなければ特に関心がないってことなのかな?

そして、黄瀬&笠松&誠凛メンバーがたどりついたお店に、緑間&高尾が登場。
これぞキセキの組み合わせ!(←うまくないから)

黒子くんたちを発見して店を出ようとした緑間だが、外は暴風雨。
傘もってる人のポーズがなんか妙に笑えてしかたないんだが。
よく見るとなにげにリヤカーが置いてあったり。

一方、高尾は笠松をナンパ(爆)。
高尾に逃げられた緑間は、黒子くん、火神、黄瀬と相席に。
「オマエ、これ狙ってたろ」「えー? まっさかー」って、明らかに狙ってたね、高尾。
読者思いの気の利くよい子です(笑)。

ところで火神のお好み焼きがやたらでかいのは「いか玉ブタ玉ミックス玉たこ玉ブタキムチ玉」を混ぜた結果なんだろうか。
それって最終的にミックス玉なんじゃ……。

「当然リベンジするっすよ」の黄瀬がまたカッコエエ。
負けた後はずいぶんな落ち込みっぷりだったけど、ずいぶんと澄んだ目になってるなあ。
で、その目を「変な目」と表した緑間。
「戻っただけだ。三連覇する少し前にな」って、黄瀬がバスケを始めた頃の感じに戻ってるってことなんだと思う。
「海常のみんなとバスケするのがちょっと楽しいっス」って言葉は、笠松に聞かせてあげたかった。
笠松が離れた席にいるからこその言葉なのかもしれないけどね(黄瀬って照れ屋なイメージがあるんだが)。

「あの頃はまだみんなそうだった」ってゆー黒子くんの言葉は、緑間に対するイヤミともとれる。
特に「まだみんな」ってゆーとこがね。

四人四様のバスケに対する愛情表現。
性格も考えもバラバラだけど、みんな同じものを好きなんだよなあ、と思うと、それだけですごくうれしい気持ちになってくる。
先輩ズも笠松も高尾もそうなんだと思うとさらに楽しい。

青峰に対して、黒子くんも黄瀬も緑間もふくむものがあるような感じで、ちょっとコワい感じがする。
冒頭のシーンでも、もしかして鬼畜系? な雰囲気かもしだしてたし。

緑間&高尾の帰りはやっぱりリヤカー。
てか、高尾も2連戦のあとで疲れてるはずなのになあ。
あんなおっきな男を後ろに乗せて自転車こぐって、かなり体力いりそうな気がするんだけど。
あれもトレーニングの一環なのかな?
高尾の気遣いにちょっと緑間がうれしそうで萌える。

なんかもう、ものすごいサービス回だった。
ああ、楽しかった。
次回からまた緊迫した展開になるんだろうか。
もう1回くらい遊びをはさんでくれたらうれしいかな?