『暗殺教室』第32話 絆の時間 感想、もしくは、調整と教育

1人学級崩壊してるイトナくん。
てか、学級よりイトナくんが崩壊してきてる感じなんだけどっ。

「俺は強い」「この触手で誰よりも強くなった。誰よりも」

この、イトナくんの強さに対する執着ってなんなんだろうね。
なんか、あの触手改造(?)をみずからすすんで受けたみたいな感じなんだけど。
それとも、そういう風にシロたちに思い込まされてるのか。

対して、殺せんせーはどうして改造を受け入れたんだろう?
だまされたって線もあるけど、理事長先生の台詞からして、みずからの意志で改造を受け入れたみたいな気配もあったりで……まあ、そこらへんがこの作品の肝になるんだろうね、多分。


それにしても、転校初日で休学って!
まあ、戦略的撤退って感じかね。

シロはイトナくんを「調整」すると言った。
殺せんせーはイトナくんの「面倒をみる」と言った。

「調整」という言葉で思い出すのは、『魔人探偵脳噛ネウロ』でシックスがサイの再教育(?)してたシーン(あのカプセルん中に浮かんでたとこね)なんだけど、まあ、どちらの保護者もろくでもないことは確実で、そんな保護者見捨てて、「E組に残って学校生活を楽しもうよ!」と言いたいところなんだけど、殺せんせーの場合は、殺せんせーが地球を破壊する「悪者」という立場にあるわけで、そんな人類の敵を倒すためなら、非人道的な行いも許される、という言い訳がたっちゃうわけなんだよね。

でも、シロは地球を救うために動いてる感じはしないんだよなあ。なんとなく。


それにしても、シリアスな展開に加担したことを恥ずかしがる殺せんせーがめっちゃかわいいっ!

殺せんせーがギャグキャラのまんまで、E組のみんなときゃっきゃうふふなほのぼの学園生活を送り続けてくれればいいのに、と真剣に思い始めてたりするんだけど……そうはいかないだろうってわかってる……(泣)。