『ぬらりひょんの孫』コミックス完結によせてちょこっと感想

『ぬらりひょんの孫』の最終巻が出た。
全部で25巻か。長いような短いような。
最終回、読んだあとでちょこっと書いたんだけど、最終巻の描き下ろしマンガがやたら楽しかったので、ちょっとばかし書きたくなった。


表紙は奴良組三代揃い踏み。
こうやってみると、初代はやっぱし派手だなあ(←それなのに子連れという)。
リクオ様も鬼纏ヴァージョンでいつもより派手なんだが。初代には負ける(笑)。


描き下ろし1本目は、リクオくん、鴆、猩影くんのおはなし。
そうか、この3人はおさななじみなんだね。
長寿揃いの奴良組の中で、幼い次期統領3人がなかよしさんな姿は、組の中でさぞかし愛でられていたんだろうなあ。

ところで、本当に鴆はいつまで生きられるの?(泣)


描き下ろし2本目は、リクオ様が遊び人(?)になるおはなし。
てか、リクオ様×ささ美とか誰得ですか?(←完全に私得)

「何百年たっても毛倡妓とのことをハッキリさせられないヘタレ」
リクオ様! よくぞ言ってくださいました!
いや、私もそこんとこはっきりしようよって思ってた(苦笑)。


描き下ろし3本目は、花開院家のおはなし。
やっぱり、事実上の当主は竜二兄ちゃんなんだなあ。
確かに、ゆらちゃんに諜報活動はできそうにないけど、あんなうさんくさい風貌で諜報活動やってる竜二兄ちゃんもどうなんだ(うさんくさいのがデフォルトな世界なんで逆に目立たないのかも)。

そういえば、クライマックスになったら破軍がくりだされて、13代目秀元が再登場するんじゃないかと思ってたのに、結局、出番がなかった。あれだけは本当に残念だった。


描き下ろし4本目は、二代目と羽衣狐様のおはなし。
描いていただけて本当によかった、と思ったおはなし。

二代目は腹を刺されたくらいでなんで死んじゃったんだろうと思ってた(リクオ様はからだがあんなに削れても生きてたのに!)んだけど、その理由がわかって納得した。
かなりせつないけど。

若菜さんのことがあるんでちょっとひっかかる部分もあるんだけど、二代目と山吹乙女に関してはこれが一番きれいな幕引きのしかたなんだろうと思う。


さて、最後のおはなし。
リクオ×つららで確定なんですね! そうなんですね!
としか言いようがない。めっちゃうれしい。

椎橋先生、ありがとうございました!


最後の椎橋先生のコメントはとても興味深かった。
「神」である作者も迷う。
「神」であるからこそ迷う。
私はその「世界」を与えてもらうだけだけど(たまにコミックスとかグッズとか買ってお布施はするけど(笑))、いつもいつも、楽しみをつくっていただけて、本当に感謝しています。

リクオ様も、つららちゃんも、鴆も、羽衣狐様も、ぬらりひょん様も、牛鬼様も、他のみんなも大好きです!

椎橋先生、本当にありがとうございました!