『暗殺教室』第87話 吐きそうな時間 感想、もしくは、寺坂グループ入りなのか狭間ちゃんハーレム入りなのか

今号は『ジャンプ』の表紙が殺せんせー!
『暗殺教室』だと、わりとポップ系というかアート系というかなデザインが多い印象なんだけど、今回は普通にマンガな感じですな。
弾丸で撃たれつつ、ちゃっかりコーヒーのんでるとこが殺せんせーっぽい。

しかし、今回、殺せんせーの出番はほとんどなかったのであった(笑)。


「イトナ」って「糸成」って書くんだな、って打ってみたら、なんだかこんな漢字ありそうな感じだ。
「糸色」的な(笑)。


まじめに勉強して誠実にコツコツやっていれば、どんな大きな相手とも勝負できる、と語っていた父親は、圧倒的な財力の前に敗れ去った。
まあ、工場とかだとこういうこともあるかもね。
給料倍もらえて、幸せになれるかどうかは、引き抜いた相手次第だけど。

そして、父親の絶望は、そのままイトナくんの絶望になった、ということか。


寺坂くん預かりになったイトナくん。
しかし、寺坂くん、完全にノープランだった。
で、ここでずいぶんとスマートな提案をする狭間ちゃん。
もしかして、寺坂グループのブレイン的なポジションなのか?

そんでもって、村松くんちはラーメン屋、吉田くんちはバイク屋。
どちらも家業を継ぐ気があるっぽい。えらいなあ。


そうか、殺せんせーは1回も失敗できないけれど、生徒たちは3月まで何度チャレンジしてもいいし、1回成功できればいいのか。
ずいぶんと生徒たちが有利だな、とか一瞬、思ったわけだが、殺せんせーが強すぎて、あんまりたいして有利とも思えない(苦笑)。

でも、1回でも成功すれば、クラス全員で山分けにしても、イトナくんの父親の工場を再建するには十分な資金になりそうだな、確かに。

そんな「希望」を示されても、イトナくんは納得できない。
「希望」を手に入れるまでの時間を待てない。

そして、寺坂くんは提案するわけだ。
待つんじゃなく、遊べばいい、と。

シロに拾われて以来、イトナくんは毎日24時間、絶え間なく戦い続けてたんだろうなあ、とか考えたら、なんかもう不憫すぎた。

「この触手も兄弟設定ももう飽きた」

やっぱり、戦い続けるっていうのは疲れるんだ。
燃料が投入され続けないかぎり、怒りを維持するっていうのは多分むずかしい。
今までは、シロが怒りをあおり続けてたんだろうなあ、きっと。

「疲れた」と言わずに「飽きた」と言ったのは、イトナくんのぎりぎりの意地のような気がするよ。


ところで、カルマくんがめっちゃ寺坂くんのことをわかってる風で、さすが寺坂くんのボスだなあ、と(笑)。

あと、イトナくんは今はどこで暮らしてるですか?