『暗殺教室』第106話 「死神」の時間・6時間目 感想、もしくは、フツーの世界とフツーじゃない強さ

カルマくんに痛いとこつかれてつい本音をぶちまけちゃったイリーナ先生。
「考えた事無かったのよ!! 自分がこんなフツーの世界で過ごせるなんて!!」
イリーナ先生にとって「フツーの世界」とは思い描くことすらしない別世界であったのだなあ。

ロヴロにはお孫さんとかいて、「フツーの世界」ともつながっているように思えるのだが、イリーナ先生はそうではない。
多分、親を失い、人を殺してしまった時に、「フツーの世界」と「私の世界」は断絶してしまったんだろう。

生徒たちを「弟」や「妹」のようにかわいいと思えても、初めての恋に浮かれても、たえまなく、ここは自分の場所ではない、という思いに責め立てられていたのだろうなあ、と思うとせつない。
だって、殺しちゃったものはもう生き返らせられないもの。
イリーナ先生はそうたやすくは「フツーの世界」に戻れないよなあ。


一方、「死神」を追う烏間先生。
緻密にみえて、意外とおおざっぱ、とか思ったんだが、判断と決断がはやいから、はためにはおおざっぱにみえる、ということなんだな。

それにしても、「犬が大好きなんだ」って思ってる顔が凶悪すぎるんですがっ。
「ニコォ…」って擬音にハートマークまでつけてあるのに、この怖さはナニゴトっ。

烏間先生があまりにも生き生きとしているので、なんかちょっと変な笑いがでたよ。


ところで、「死神」と烏間先生の「人類最強決定戦」よりも、警察庁最強の男・笹塚さんとの「公務員最強決定戦」をみたいんですけど、描いてくれませんかねえ。