『暗殺教室』第127話 演劇の時間 感想、もしくは、杉野くんの演技力が高すぎだと思う

アニメは1学期の中間試験のおはなしだった。
「問スター」との戦いはアニメ映えしてよいねえ!
あと、分身した殺せんせーの中に魔人様コスと弥子ちゃんコスがまぎれこんでて、アニメスタッフさんありがとう! ってなった。
しかし、一番目立っていたのは高杉コスだったような……。


『ジャンプ』本誌にキャラブック宣伝用のコラ(?)が登場。
あの理事長先生のコマは汎用性が高すぎると思うの。


さて、本編。
ここにきてまさかの演劇発表会。
セットを山の上の校舎から持ち込まなくちゃいけないということは、あんまりかさばるものは不可だし、そもそも予算も少ないし、公演時間は意図的に食事時間とダブルブッキングだし、E組の差別待遇はあまり変わってない様子。
でも、空気感は確実に変わっている。

「どうせ君たちだ。何とかするだろ」とか、浅野くんがツンデレモードになっとる。
昔はただのツンツンだったのに。

一方、狭間さんもただのホラー娘(?)じゃなくなってきてるね。
寺坂グループ以外の人にも当たりが柔らかい。


殺せんせーを主役ってどうするんだろ、と思ってたら「桃」になってた。
なるほどっ。

それにしても、こんなにド暗い『桃太郎』ははじめてみたですよ(苦笑)。
神崎ちゃんが美人なだけに、暗い顔をしてると迫力があるというかなんとゆーか。
なぜか、効果さんをやってる茅野ちゃんや矢田ちゃんまで暗い顔してるしっ。

竹林くんと片岡ちゃんの弁護士はハマりすぎっ。
中学生とは思えない貫禄である。
片岡ちゃんとか離婚専門弁護士になったらめっちゃ繁盛しそう(笑)。

あと、イトナくんの雉もめっちゃハマってると思います。


それにしても、どこまでもドス黒い『桃太郎』を展開して、どうオチをつけるつもりかと思っていたら、最後が一番、ドス黒かったという。
「畜生共はエサをもらって無邪気に従っているだけです」が、私的にめっちゃツボった。
なんだ、この救いのない話。
いや、おばあさんだけは幸せになってるけど。


これぞ真のメシマズ話(笑)。
食事時に上演されることを考慮したうえでの、素晴らしい脚本ですよ、狭間ちゃん!

殺せんせー、一言もセリフがなかったんだけど、本人が満足しているようなので、狭間ちゃんは殺せんせーのオーダーにもしっかり応えたことになる。
狭間ちゃんの才能が素晴らしすぎる!

ところで、ヒロインが神崎ちゃんなのは、キャラ的にぴったりだから、というのはよくわかるけど、その相手役に杉野くんを選んだのが、杉野くんの気持ちを応援しようという、狭間ちゃんの配慮だったりしたらうれしいな。
まあ、ピッチャーやってて、人に注視されなれてるから、という可能性もありだが。


シロが再登場したり、理事長先生が何かを察していたり、3学期という名の山場を控えて、いろいろとネタが仕込まれているようで、E組のみんながこんなに楽しそうにしていられるのも年内限りなのかなあ、とか思いつつ、でもまあ、松井せんせーならしっかりした結末を描いてくださるだろう、と安心もしているのです。
『魔人探偵脳噛ネウロ』の時と違って、打ち切りにおびえずにすむしな(爆)。