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『ワールドトリガー』第106話 「二宮匡貴」 感想

二宮さんが、オサムとチカちゃんを訪ねてきたのは、麟児さんについて尋ねるため。 雨取って名字はめずらしいから、チカちゃんの名前を知ってすぐに麟児さんとつなげるのはありそうだし、ちょっと調べれば妹だってこともわかるんだろうけど、それならチカちゃんにだけ話せばいいだけなのに、わざわざオサムが戻ってくるのを待っていたのは、オサムと麟児さんの間にもつながりがあることを知っていたのか、隊長であるオサムに無断でチカちゃんに接触するのはマナー違反だと考えたのか。 後者だとしたら、いちいち筋を通さないと気が済まない几帳面な性格なんだろうな。 うん、そんな感じする。 元二宮隊のスナイパー・鳩原未来。 二宮さんは「作り笑いが顔に張り付いた冴えない女だ」とか言ってるけど、二宮さんがただの冴えない女を自分の隊にいれるとは思えない。 今のところA級の女性スナイパーって登場してないし、相当に優秀な人だったんだろうなあ。 てか、その写真どこから手に入れたって感じなんだけど、一緒に食事している時にたまたま撮ったのか、鳩原さんの知り合いから、ボーダーの名前を出して譲り受けたのか。 鳩原さんを唆した黒幕を知りたい、と語った二宮さんに、きっぱりと「きっと兄だと思います」と言い切ったチカちゃんに、ちょっとびっくりした。 「多分」じゃなく「きっと」だもんなあ。 めっちゃ確信があるんじゃん。 で、さらに「兄にならそういうことができます」って……。 これは、普通に考えると、麟児さんが天才的に人をまるめこむのがうまい、という意味にとれるけど、麟児さんに人を動かせる類のサイドエフェクトがある、という意味にもとれる。 妹であるチカちゃんは、麟児さんに不思議な能力があることを知っていて、ボーダーに入ってサイドエフェクトの存在を知り、あれはサイドエフェクトだったんだな、と納得したのかもしれない。 だとすると、麟児さんもかなりなトリオン能力者ということになるが……。 しかし、麟児さんは一体、何がやりたいのかね。 これまでは、チカちゃんのためにゲート封印をもくろんでそれに失敗して逆に拉致られた、ということなのかな、と考えていたんだけど、麟児さんはもっと全然違うことを考えていたのかもしれない。 たとえば、ゲートをふさぐ、とかいう局所的な対応ではなく、もっと恒久的に効果がある対応を考えていたとか? なんか、麟児さんラスボス説が急激...

『週刊少年ジャンプ』2015年30号 感想

『暗殺教室』 (第144話 殺し屋達の時間) 別記事(それぞれの迷いと決意と覚悟) 『食戟のソーマ』 (123 辛さを恐れず) 一色先輩、極星寮の畑でとれた野菜をふんだんに使った芋煮会、とか他の十傑に比べて質素というか庶民派というか、ちょっとリキ入った高校生の学園祭でもやれそうな感じだなあ、と思ってたら、「芋煮会といえば川」という理由だけで、川を引く計画をたててるとはさすがです。 よくわかんない方向にスケールがでかい。 アリスちゃんはうんちく好きっぽい。 あと、なんだかんだで、ソーマにちゃんと中華料理についてレクチャーしてくれるえりな様がかわええ。 そういえば、えりな様はまだソーマの父親が、自分のあこがれの人だと知らないんだよね。知った時の反応が楽しみ。 『ハイキュー!!』 (第162話 希望) ノヤさんは完全に牛若のスパイクをとれるようになってるな。 さすがすぎです。 ツッキー、めっちゃ性格が悪い!(←ほめてる) ツッキーは確かに100点を目指すタイプじゃないよなあ。影山くんはそんな感じだけど。 かといって、赤点すれすれの60点でいい、というタイプでもない。 なんとゆーか、敵より1点多く取ることをめざすタイプ? 『火ノ丸相撲』 (第53番 愚直な道化) 「この先」に部長とユウマさんはいない。だから「今」しかない。 潮くんを尊敬するからこそ、潮くんが決してとらない相撲をとる。 蛍くんの強い覚悟がかっこよすぎて泣ける。 当初、蛍くんにまったく期待していなかった桐仁くんだけど、蛍くんはみずからの努力で、その信頼と期待を手に入れたんだなあ。 そして、八艘飛びといえば舞の海! ……なつかしい……。 『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』 (STEP7 ロシアより愛を込めて) 表紙の競技ダンス用燕尾服の解説がめっちゃおもしろかった。 みかけは燕尾服だけど、ダミーだらけなんだな(笑)。 ターニャちゃん、人見知りな感じがめっちゃかわええ。 あと、ダンスのパートナーだけど、ターニャかわいすぎでドキドキするって言ってるミッキーもめっちゃかわええ。 そうだよなあ。普通の高校生なんだもんなあ。 そして、ターニャに挨拶するためだけに、ロシア語について調べていた亘理ちゃんは、えらいです。 言葉が通じてなくても、コミュニケーションとるためにがんばってくれた、という気持ちは通じるも...

『暗殺教室』第144話 殺し屋達の時間 感想、もしくは、それぞれの迷いと決意と覚悟

「殺す派」と「殺さない派」に分かれて「戦争」をすることになったE組。 千葉くん+速水ちゃんのスナイパーコンビはそろって「殺す派」か……。 冬休みの間に、ふたりでいろいろと話し合ったんだろうなあ。 茅野ちゃんはお姉さんと同じく「殺さない派」。 「殺し屋を好きになる血筋」って、ゾーンがニッチすぎだろ(苦笑)。 竹林くん+奥田ちゃんの理系コンビは「殺さない派」。 奥田ちゃんの「科学の力は無限です!」はともかく、竹林くんの「当てがゼロってわけじゃない」ってのはどういうことなんだろう。 当てがあるんなら話せよ、って感じもするわけだけど、それはゼロってわけじゃないけど、限りなくゼロに近いので、説得が難しい、ということなんかな。 菅谷くん+三村くん+岡島くんのクリエイタートリオ(?)は「殺す派」。 ここらへんは、作品が未完成のまま終わるのは許せない、という思想なんかな。 木村くんは殺せんせーに「暗殺者を目指せ」って言われたから「殺す派」。 あくまでも殺せんせーの教えに従いたい、という考えか。 神崎ちゃんは殺せんせーとの未来が欲しいから「殺さない派」。 狭間ちゃんはめんどいから「殺す派」って……。 冬休みの間、考え続けて、あまりにも考え続けて、くたびれてしまったんだろうか。 「地球の命」と「恩師の命」を天秤にかけて、どっちも重すぎて、天秤ごとぶん投げたくなった? 「恩師」という言葉で、殺せんせーに対する尊敬をきちんと口にしているあたり、素直になったもんだなあ、と思うけど。 「面倒は止めて殺しましょ」という言葉が、若干、ヤンデレっぽくきこえたんだった。 矢田ちゃん+前原くん+磯貝くんは殺したくないから「殺さない派」かあ。 助けるあてがあろうがなかろうが、「助けたいと思うから助けたい」というシンプルさはこの3人らしい。 渚くんも、これと同じ考えなんだよね。 てか、磯貝くんと前原くんは決裂しなくて本当によかった。 イトナくんが「殺す派」というのは、まあ、そうなるだろうな、と思ってた。 「殺せんせーを殺す毎日は楽しい」と言うけれど、この状況になっても本当に楽しいのか? そこらへん、イトナくん自身も自信がなくて、「理由は…それだけでいい」と、なんとなく自分に言い聞かせてる口調なのかな、という気がした。 律ちゃんは中立かあ……。 律ちゃんがどっちかについたらそちらが有利になりすぎだからなあ。 ...

『ワールドトリガー』第105話 「アフトクラトル・4」 感想

Twitterで中の人である古川さんまで「エネドラッド」って呼んでたので、それがもう正式呼称ということでいいんかな? な、ラッド型エネドラ。 菊地原はすでに存在を知っていたようなので、少なくともA級3位以上の隊員には公開されている情報なのか? でも、エネドラと戦闘した風間隊だから知らされているという可能性もあるか。 エネドラの角って、めっちゃ脳にくいこんでたんだなあ。 そりゃあ、人格に影響がでてもおかしくないわ。 ミラは平然としてたけど、エネドラをみてて、自分もこうやって少しずつ壊れていくんじゃないか、とか不安に思ったりしないのかな。 エネドラッドのしゃべり方がエネドラそのまんまなのをみて、レプリカも実在した人物の人格を移植してつくられているのかもしれないって思った。 あんなに愛情豊かなメカが、いちからプログラミングされてるとは思えないもの。 ところで、ユーマの嘘を見破るサイドエフェクトのことは、本部にはすでに知られていた。 林藤支部長が話しちゃったんかね。 ユーマがその件に関して無反応ということは、ユーマの了承を得て話した、というところかな? それにしても、嘘を見抜けるサイドエフェクトってのは、ひとつのセリフの中でどの部分が嘘でどの部分が本当とか、部分的に嘘とか、わりと精密にデータがとれるものなのね。 「国」そのものがトリガーで作られているとか、ずいぶんと壮大な設定がでてきた。 世界を支える巨大な力をたった一人で支えていて、その力が衰えてきて世界が大混乱とか、『テガミバチ』を思い出したよ。 軌道に沿わずに自由に飛び回る「乱星国家」があるのは、母体になっているトリガーに飛び回る機能がついているから、ということなのかもしれない。 「神」は何百年も生きるというのは、近界の人たちが長生きする、ということではなく、ユーマみたいに生身を別保存して延命している、という解釈でよいんかな。 トリガーと同化してるあの絵をみたら、チカちゃんがさらわれなくて本当によかったなあ、と思った。 チカちゃんがあんなことになってたら、もう取り戻しようがなかったじゃん。 だって、チカちゃんを取り戻す=国をひとつ崩壊させる、ってことだもの。 てか、チカちゃん、遠征にいって本当に大丈夫なのか? 危険すぎやしないか? 捕虜になったのがヒュースだとすぐに気付いたエネドラ。 まあ、残りのメンバーが、隊長の弟、...

『週刊少年ジャンプ』2015年29号 感想

『ハイキュー!!』 (第161話 刺激) ツッキーの変化を感じ取るお兄ちゃん。さすがお兄ちゃん。 「いつもより目に生気がある感じがしますね!」って、それほめてるつもりなんだよね、谷地ちゃん。 案の定、お兄ちゃんを不安にさせてるし。 弟に友達がいるか心配してるけど、山口くんひとりで友達100人分くらいまかなえてるような気がするから、それで十分じゃないかな(笑)。 『食戟のソーマ』 (122 「麻」と「辣」) ソーマは定食屋のせがれだけど、客にちゃんとした料理を出せるかの心配はしても、店に客が入ってくれるのか、という心配はしたことがないんだろうな。 あのお父さんの料理を定食屋の値段で食べられるとか、そんな二重の意味でおいしい店に客が入らないわけないもん。 いくみちゃんが完全に丼研を仕切ってて笑った。 いまだにソーマの言葉にきっちり従っているんだねえ。 で、丼研のみんなの前ではめっちゃ貫禄があるのに、ソーマの前ではデレるところがまたよい。 一方、田所ちゃんは当然のように、ソーマの手伝いをする気でいた……これはもう田所ちゃんが正妻ということかっ。 ところで、アリスちゃんと黒木場くんと葉山くんのトリオって、何気にドリームチームじゃない? 基本的にローテンションなこのふたりを、アリスちゃんがハイテンションで振り回す構図がなんともかわいい。 『暗殺教室』 (第143話 分裂の時間) 別記事(よろしいならば戦争だ) 『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』 (STEP6 放課後はドレスに着がえて) 練習熱心なのはいいけど、歩道でそれをやるのは危険なんじゃ……。 衣装の費用はペアで折半か……。 やっぱりどうしても女性用の衣装の方が高くつくもんねえ。 カラフルなレディースに比べて、真黒なメンズ。 女性の衣装を際立たせるためにも、男性側は色を抑えた方がいいんだろうな、と思ったら、スタンダードは燕尾服一択なのか。 燕尾服がカラフルはないよね、そりゃ。 と思ってたら、燕尾服が「フリーザ軍の戦闘服」とわっ。 う~ん。燕尾服がスポーツウェアというのはおもしろいな。 と、なんか妙なことに感心しきりな今回だった。 ところで、新キャラの女の子がしゃべってるのはロシア語? 『ワールドトリガー』 (第105話 アフトクラトル・4) 別記事になってます。

『暗殺教室』第143話 分裂の時間 感想、もしくは、よろしいならば戦争だ(多分同案多数)

今回はセンターカラー。 ケンタッキーおじさんコスとドナルドコスの謎のツーショット……これは一体……。 殺せんせーへの対応をめぐって意見が対立したE組の面々。 寺坂くんの「具体的にどーすんだ?」って言葉は、正論すぎるんだよね。 E組の子たちが束になって20年くらいがんばれば、どうにかなるのかもしれないけど、約2ヶ月ではなにをどうすればいいのか……。 時間切れで半端なことになるのが最悪パターンだと、寺坂くんたちは考えたのか。 しかし、寺坂くん、意見が対立している相手を理詰めで説得しようとするとは、ずいぶんと成長したもんだねえ。 渚くんの「考えるのは無駄じゃない」というのは正しいと思うんだけど、考えた結果、やっぱり殺せんせーを救えませんでした、ということになってしまったら、子供たちはものすごく後悔するんじゃないかな、と思うから、めっちゃつらい。 と、思っていたら、やっぱり渚くんとカルマくんの対立きちゃったよ。 カルマくんは多分、E組の中で一番、殺せんせーへの心酔度というか依存度が高い。 だから、冬休みの間、ひとりで悩みぬいたんだろう。 おまけに頭がよすぎる子だから、殺せんせーを救う方法を探すことの可能性を、おそらくは早々に放棄したんじゃないかと思う。 そして、カルマくんは多分、E組の中で一番、渚くんに対する評価が高い。 殺せんせーを失う恐怖とか、自分に対する無力感とか、渚くんに対する羨望と失望とか、いろんなものが混ざり合って、もはやカルマくんは自分の感情をコントロールすることすらままならないのかな、と思う。 考えてるだけでも時間は過ぎる。 ならばせめて、自分は殺せんせーのために何かができている、と思い込めることをやって、時間を過ごしたいと思ってるんじゃないかな。 だけどそれって、イリーナ先生が言った「自分の気持ちを殺しながら相手を殺す事」になっちゃわないのかな。 てか、自分の気持ちを殺さずに、誰かを殺すことなんてできるのか? 今更、イリーナ先生が言った愚かな殺し方以外の殺し方ってなんだろう? と考えると、殺すことそのものが愚かだ、という答えにしかたどりつけない。 実のところ、イリーナ先生もその答えを模索中なのかもしれないな。 それにしてもカルマくんテンパリすぎだ。 「小動物のメス」は言い過ぎだろ。 十八番の煽り芸が冴えすぎだから……。 まあ、渚くんの「カルマ君は殺せんせー...

『週刊少年ジャンプ』2015年28号 感想

『暗殺教室』 (第142話 迷いの時間) 別記事(想いはひとつ、答えはふたつ) 『食戟のソーマ』 (121 辛味礼賛) センターカラーでキャラクター人気投票結果発表! てか、一色先輩10位? もっと高いかと思ってた。 全体的に女性キャラが高いのは、男性ファンが多いってことなんかね。 さりげに四宮先輩が制服姿で出てて、めっちゃ笑った。 いや、まだまだいけるよ、四宮先輩なら! 堂島先輩だったらちょっとキツかっただろうな(苦笑)。 ソーマはひとりでお店やるのか。 一色先輩とのコラボの方をみてみたかったなあ。 でも、一色先輩、ランキング的には久我先輩より上なんで、久我先輩との食戟を実現させるために手を組むってのはありえないのか。う~ん、残念。 そして、ソーマの行動に対するみんなのリアクションがいちいち楽しい。 とくにアリスちゃんが! まあ、一番、楽しそうなのは久我先輩だけどな。 ところで、赤字出したら退学って……この学校、あいかわらずなんでもかんでも退学のネタにするな。 『ブラッククローバー』 (ページ16 死闘) ユノが熱くなってんなあ、と思ってたら、アスタはもっと熱かった(笑)。 ユノの心中、悔しさとうれしさでいっぱいだろうに、アスタにはすーんってとぼけた顔向けてるのが、めっちゃかわええ。 『火ノ丸相撲』 (第51番 怪物の産声) 潮くんの笑えない気持ちを心の底から理解した沙田くん。 あの軽やかな沙田くんも好きだったんだけど、潮くんのライバルとしての重みを増して、これからぐいぐい潮くんにからんでくるんだろうなあ、と思うと楽しみ。 『BLEACH』 (BLEACH 629. Gate of the Sun) めずらしいマユリ様のびっくり顔がみられてうれしかった。 マユリ様と更木隊長の組み合わせってうまくいけば無敵くさいんだけど、どうやったらうまくいくのかわからない(苦笑)。

『暗殺教室』第142話 迷いの時間 感想、もしくは、想いはひとつ、答えはふたつ

茅野ちゃんの呼び名に迷う渚くん。 まあ、そうなるよね。 「茅野」に戻ってくれて本当によかった。 やっぱり、自分がしでかしたことが結果的にみんなを苦しめていることに苦しんでいる茅野ちゃん。 「クラス皆が…全力で背を向けてきたんです」という奥田ちゃんの言葉が、E組のみんなの想いを代弁しているような気がする。 全力で背を向けてきたものを、真正面からガンと突きつけられて、E組の子たちは、それぞれに考えている。 殺せんせーの想いに応える道を。 射撃練習で銃をかかえてたそがれてる千葉くん&速水ちゃんの絵が、なんかよいなあ、と。 完全にペア扱いになってるよ、このふたり。 つきあってるんだかつきあってないんだか、って感じのボーダーラインで互いの距離を決定付けられずにいるところなのかな? と妄想している。 キスの件で謝る渚くん……いや、それは謝るのも微妙だと思うんだが(苦笑)。 「怒ってる…?」のコマの渚くんの唇のアップが色っぽすぎる……。 そうか、もはや茅野ちゃんの目には渚くんがそんな風にうつっているのね(爆)。 で、ベッドでじたばたしている茅野ちゃんがかわいすぎるっ。 あうっ。 なんか突然、ラブコメになった。 まさか、触手でヒャッハーやってた茅野ちゃんが、目をぐるぐるさせて恋心にもだえる展開になるとわっ。 茅野ちゃん、完全に渚くんに落ちてる。 なのに、渚くんは変わらず「友達」でいられることを喜んでる始末。 罪作りすぎやろ。 そして、茅野ちゃんの想いを察してあげる神崎ちゃんが、ステキだった。 イリーナ先生は生徒たちに「散々悩みなさい」と言った。 イリーナ先生もいろいろいろいろ考えて、答えを出せなかったのかもしれない。 そして、生徒たちの行動を最後まで見届けようと決意したのかな。 イリーナ先生は、生徒たちを苦しませる前に、自分がなんとかして殺せないか、とか考えたのかな……とも思ったんだけど、殺せんせーが生徒たち以外の誰かに殺される、という結末は殺せんせーと生徒たちがもっとも望まない展開のような気がするし。 そして、ここでE組が分裂する展開か……。 渚くんの、なんとかして殺せんせーを助ける方法を探す、というのは、雪村先生と同じ考えだよね。 もちろん、それが叶うのなら一番いいけど、柳沢たち研究者が、そのルートをまったく模索してないとは思えない。 だから、超望み薄なルートだとしか思えない。...

『ワールドトリガー』第104話 「玉狛支部・7」

今週は『ジャンプ』の表紙&巻頭カラー! 『ジャンプ』の表紙でもぼんち揚かじってる迅さんが、さすがすぎです! 巻頭カラーはお約束(?)のフォーショット。 前回は鳥さんで、今回はお魚さんかあ。 アニメでちょうどハイレインが無双してる関係で、どうしても、ハイレインの魚を連想してしまう。 空、海ときたから、3周年突破の時はサバンナを動物が駆け抜けてたりするのかな、と妄想している。 どうか3周年に無事に到達できますように(←かなり深刻)。 読者ランク戦はずいぶんたくさんの項目を募ってるなあ。 希望ポジションはトラッパーで、希望隊長は風間さんなので、風間隊にトラッパーとして入って、風間さんに厳しく言われて、菊地原に嫌味言われて、歌川に慰められたい(爆)。 それにしても、好きな場面の複製原画をプレゼント、というのはかなり魅力的。 さて、本編。 本部に行くという林藤さんとユーマについていくオサム。 オサムはどうしても、城戸司令とユーマが会うことに警戒しちゃうのかなあ。 ユーマがヒュースを「捕虜1号」って呼んだのはどういうことなんかね。 捕虜は1人しかいないはずなんだが。 でもまあ、このマンガ、玉狛にチームがひとつしかなかったころから「玉狛第一」だったし、深い意味はないのかもしれん。 ヒュースは車ん中でひとりでおとなしくしてたけど、さすがに脱走する気はないのかね。 この世界に関する知識がほぼない状態では逃げきれないし、逃げ切れたとしてもアフトクラトルに戻る手段がないし、あの角がある限り普通に生活はできないしで、逃げるメリットが思い当たらない。 衣食住が整ってる状況で、チャンスを待つ方が賢いよなあ。 捕虜への食事を運ぶという「任務」を陽太郎は嬉々として引き受けたんかな、と思うと微笑ましいが、その食事をつくったのはもしかしてレイジさんか? と思うと、ちょっとヒュースがうらやましい。 そして、ヒュースはやっぱりアフトクラトルの情報については黙秘か。 割と荒っぽいことを言っている鬼怒田さんを「ふむ……?」とユーマがみているのは、鬼怒田さんが嘘をついていたから、ということでいいのか? で、どうしてこんな嘘をつくのかな、と思っていた? 鬼怒田さんは、拷問をする気はなくても、脅すくらいのことはしておきたい。その程度の憂さ晴らしはさせろよ、的な感じだったんじゃないかな。 情報目当てで拷問はやらない、...

『週刊少年ジャンプ』2015年27号 感想

なんかまた土曜日更新に戻ってしまった……。 『ワールドトリガー』 (第104話 「玉狛支部・7」) 別記事になってます。 『デビリーマン』 (第2話 平和) 和くんがマドギワーに渡したメモの「汗かくな」「噛むな」「カンペ見るな」「本気出せ」って指示がなんかじわじわくる。 和くん、マドギワーの性格をよく把握してんなあ。 ところで今頃になって、握手した相手のこれまでに犯した罪を知ることができる、という能力は、まだ小さい和くんだからこそ使いこなせる能力なんだな、ということに気づいた。 まったく見知らぬ大人が「握手してください」って言ってきたら、絶対にあやしまれるけど、和くんくらいの年ごろの子供が「握手してください」って言ってきたら、それに応えないのは大人げない感じになっちゃうから手を出すよね、やっぱり。 しかし、7歳にしてアンダーザブリッジの住人とは……。 『暗殺教室』 (第141話 終業の時間・2時間目) 別記事(リアルとリアリティ) 『火ノ丸相撲』 (第50番 人生という「心・技・体」) 50話目か……なんとかここまで続いてくれたなあ。 ところで、沙田くん、人間やめちゃったみたいな感じになってるんだけど……。 『ハイキュー!!』 (第159話 一環) 自分は烏野を野次るくせに、他人が烏野を野次ると怒る観戦おじさん。 こういうプロ野球ファンならみたことある(苦笑)。 「せっかくの5セットマッチだ」と笑い飛ばしてくれる鵜養さんが、めっちゃ頼もしい。 初期の頃に比べてかなり安定感でてきたのは、烏野のみんなと長い時間を過ごして、いろんな試合を乗り越えて、合宿とかで他の学校の監督さんからいろいろ学んで、経験とか覚悟とかいろいろ身についたからなんだろうなあ、と思う。 成長しているのは選手たちだけじゃない! ということだ。 おっ、ツッキーがみずから周りの協力を求めてきたよ、と思ったら、烏野最強3枚ブロックからの、ノヤさんのスーパーレシーブ! なにこれかっけー! と思ったら、さらにツッキーのスパイクとか、気持ちよすぎる流れに、うぉ~っ! ってなった。

『暗殺教室』第141話 終業の時間・2学期、もしくは、リアルとリアリティ

いつかはこういう展開になるんだろうな、と思ってた。 やっぱりこれはキツイ。 E組のみんなが春に思った「この先生を殺さなくちゃならないのか…」は、超難易度のゲームを無理やり突きつけられた感じだったんだと思う。 でも、烏間先生だって、その上のえらい人たちだって、子供たちがゲームをクリアできるとは思ってなかったから、そんなにプレッシャーは感じてなかったんじゃないかな。 クリアできたら超ラッキー! くらいな感じで。 でも、子供たちはどんどん殺せんせー暗殺にのめりこんでいった。 だって、それは楽しいことだし、何より、殺せんせーがほめてくれたから。 子供たちには、ちゃんと逃げ道が用意されていたんだと思う。 ものすごくがんばって、ぎりぎりまで殺せんせーを追い詰めれば、殺せんせーが「きみたちに免じて地球を爆るのはやめます」と言ってくれる、という期待があったんじゃないかと思う。 殺せんせーはいつでも子供たちをめいいっぱい愛してくれるから、そんな殺せんせーが自分たちを巻き添えに地球を滅ぼすなんてことはしないだろう、と。 でも生徒たちに示された未来は、殺せんせーが死ぬか、殺せんせーと死ぬか、の二択しかない。 せいぜい、殺せんせーの死因に、他殺、自殺、暗殺、死刑、自爆というバリエーションがあるだけのこと。 そして、冬が来て、子供たちは再び想う。 「この先生を……殺さなくちゃならないのか!!!」 殺せんせーの暗殺は、唐突に「義務」になった。 絶対に失いたくない存在を殺すことを義務付けられる。 そんな過酷な現実に、生徒たちはうちのめされる。 すべてを話してしまえば、生徒たちがこんな状態になることを、殺せんせーはわかっていたはずだ。 それなのに話した。 それを望んだのは確かに子供たちだったけれど、ここまで過酷なものを呼び寄せるとは、誰も思っていなかっただろう。 殺せんせーは、子供たちに何を望んでいるんだろう。 ひとりだけ「やっぱりこんなことになっちゃうのね」って感じの表情をしていたイリーナ先生。 「殺す」ってどういう事か…本当にわかってる? 烏間先生にそう問いかけていたイリーナ先生だったけど、本当はずっと、子供たちにそう問いかけたかったのかもしれない。 こんなありえない先生と過ごし続けた生徒たちは、現実との折り合い方をみつけて成長し、ただひとつ、殺せんせーの最期、という現実からは目を背けていた。...