『ワールドトリガー』第143話 「三雲修・14」

柿崎さんに相打ちをしかけられたユーマ。
めっちゃ脇腹えぐられたけど、なんとスコーピオンでガードしたっ。
トリオン漏れは手で押さえて応急処置できるとかいう話があったけど、えぐられた範囲がひろすぎて手じゃ間に合わないのか。
でも、シュー、ガシャガシャってサイボーグみたいだね。

柿崎隊の二人を片づけたユーマは、オサムの援護に行った。
照屋ちゃんに狙われているチカちゃんの方に行かなかったということは、チカちゃんにはある程度、身を守れる策があるってことなのかな。
チカちゃんがわりと落ち着いてる感じだし。

一方、香取隊の三人はオサムひとり相手に膠着状態におちいって、さすがにいらだってる。
「半隠密」って何かと思ったら、ひとりがカメレオン、ひとりがバッグワームで行動するってことか。
見えないけどレーダーには映るカメレオンと、見えるけどレーダーには映らないバッグワーム。
目視とレーダーが別々の人物をとらえるわけだから、これはちょっと混乱しそうだな。

オサムの気を引くために挑発してみたけど、実際に挑発されちゃったのは香取ちゃんだった件。
いや、オサムほど煽りに強い人っていないよね。
だって、煽られてるってわかってないもん、多分。

オサムと香取ちゃんの会話はまるで成り立っていない。
それを香取ちゃんは、相手にされてない、って感じたんじゃないかな。
オサムはいつも通りに正直に答えただけなんだけど。

そしてっ! オサムが一対一で若村くんをベイルアウトさせたよっ!
おおっ、なんか感動だぞっ。

で、ここにユーマ到着。
ユーマの傷をみて、点を柿崎隊に獲られてしまうことを一瞬、考えた香取ちゃん。
出水ととっきーが即座に「あ」「迷った」って言ったけど、そういう隙を見逃さないのはさすがA級だよね。

オサムとユーマのコンビネーションで、三浦くんもベイルアウト。
残ったのは、三雲隊の三人と香取ちゃんと照屋ちゃんか……。
めずらしく女子の方が数が多い盤面になったな。

ひとりっきりで、しかも片手片足になってしまった香取ちゃん。めっちゃ追い詰められてる。
そこで静かに謝る華さん。
香取ちゃんが怒っているのは、華さんに謝らせる事態になってしまったから、のようにもみえる。

香取ちゃん、若村くんと三浦くんにはあんなに横柄なのに、華さんに対しては丁寧に接してる感があるよね。
香取隊にとって、華さんはどういう存在なんだろうなあ。ただの戦闘員とオペレータって感じにはみえないけど。