『週刊少年ジャンプ』2016年48号 感想

『ONE PIECE』(第844話 "ルフィVSサンジ")
「おれは海賊王になれねェ!!!!」ってものすごい殺し文句だなあ。
明らかにサンジを殺しにかかってる(苦笑)。

無邪気に「おれは海賊王になる男だ!」と言い続けてきたルフィが、本心からそう叫んでるし、サンジにもそれは伝わってるだろうから痛い。
ルフィにそんなことを言わせてしまったのが自分だということとか、じゃあどうすればルフィにそんなこと言わせずにすんだのかとか、これからどうすればルフィをあきらめさせることができるのかとか、いろんなことがうずまいちゃってるんだろうなあ。
ルフィのわがままを折れさせるとか、絶望的すぎるミッションだろ。

ナミもサンジの事情は理解してるんだろうけど、ルフィを傷つけられたら、そこは引くことができないのかな、と思う。
ナミとサンジの絶対的な願いは、ルフィを守る、ということだから、ルフィの意志に背いてでも、ナミはサンジの共犯者になる覚悟なのかもしれない。
そんでもって、ルフィを守るって言ったって、どうすればルフィを守った、ってことになるんだろう、とナミもサンジも途方に暮れてるところなのかもしれない。

『ワールドトリガー』(第163話 「絵馬ユズル・2」)
別記事(お好み焼き屋の密談)です。

『ハイキュー!!』(第228話 変化)
指先とボールの間に0.1ミリでも何かあるとボールがわかんなくなる、というのが影山くんの超絶技巧の神髄なんだろうね。
精密なことをやるためには、緻密なメンテナンスが必要ということか。
そういう手間ひまを惜しまないんだろうな、影山くんは。
黄金川くんも手間ひまは惜しまない覚悟だけどうっかり忘れる、ってパターンになりそう。

烏野はあの黒ジャージがかっこいいんだよ。ピンクになったらやだよ。ノヤさんと日向くんは似合いそうだけど、ツッキーとか絶対ジャージ着なくなるよ。

日向くんと青根くんが、無言のままぺこりと挨拶を交わすとこはかわいかった。
なんかわかりあってるなあ、このふたり。

『鬼滅の刃』(第36話 これはやべぇ)
「家族も仲間も強い絆で結ばれていれば同じように尊い」
家族大事でねずこちゃんを救いたい一心でここまで強くなった炭治郎のこのセリフは、善逸と伊之助も炭治郎にとっては尊い存在なのだなあ、と思わせる。
自分を大事にしてくれる人が欲しくて欲しくてしょうがない善逸に、このセリフをきかせてやりたい。

「考えてる俺なんて、俺じゃねぇぇぇぇ!!」とか言いつつ、いろいろ考えてる伊之助……。
あいかわらずめちゃくちゃだけど、炭治郎の言葉に従おうとしてるんだと思うとかわええ。
キョロキョロリとか、ブルンブルンとか、あいかわらず擬音がおもしろいし。

『左門くんはサモナー』(第55話 左門くんは分かってる)
「彼女が好きだから」って言いきっちゃったよ、宰相。
「そんな心当たりは――一切ない!!」とも言い切ってるし、今回の宰相はゆらぎないなあ。

てか、宰相の技でどうしてもゲートオブバビロンを思い出して笑ってしまうんだが……。

ところで、宰相の「自分ルール」を天使ヶ原ちゃんは現実化してくれるのかね。
と思ったんだけど、自分ルールの内容をきいた時の天使ヶ原ちゃんの顔をみるかぎり絶望的?