『週刊少年ジャンプ』2016年52号 感想

『ONE PIECE』(第847話 "ルフィとビッグ・マム")
表紙で号泣しているキュロスがかわええ。
あと、窓の外からそれを眺めてる国王陛下がなんかこわい(あの方、退位したらレベッカのストーカーになりかねない)。

窓辺で「みんな無事に引き下がってくれ…」と頭を抱えるサンジの悲愴さと、それでもサンジを取り戻すことをあきらめずビッグ・マムにおもいっきしけんかふっかけてるルフィの必死さ。
どうにもこうにもならない感がひどすぎるんですが。

『鬼滅の刃』(第40話 ヒノカミ)
センターカラーだけど、あいかわらず人気あるんだかないんだかよくわからんね。

父から炭治郎に継承された神楽と耳飾り。
それは「約束」だから、炭治郎もいずれ誰かに継承しなければいけない。
「約束」ってのは、父親が誰かと交わしたものなのか、それとも、彼もまた誰かから継承したのか。
それにしても、炭治郎は結構なお父さんっ子だったっぽいな。
炭治郎が自分が長男であること、家族を守ることに強烈にこだわるのは、自分だけが父から託されたものをもっている、だから父の役目は自分が背負うべきだ、ということなのかもしれん。

一方、ねずこちゃんの元には母親が現れていた。
「お兄ちゃんまで死んでしまうわよ…」とはらはらと涙をこぼすお母さんの美しいこと。
ねずこは成長したら、お母さんそっくりの美人さんになりそう。

ついに鬼の術を使うようになったねずこちゃん。
炭治郎は多分それを喜ばないだろうけど、兄妹の力をあわせて勝ったというこの展開は熱いなあ。

ところで善逸、どっかで蜘蛛になってたりしないよね。

『ハイキュー!!』(第232話 戦線)
日向くんの靴が行方不明でパニクる日向くんと山口くん。
武田先生と大地さんと縁下くんはわりと冷静だな。
ということは、いざとなれば買いに走るだけの時間的余裕はあるのか。
でもまあ、履きなれた靴の方がいいよね、多分。

「一人になったら心細いよね」に続く言葉が「だから、慣れてね」ってのがなんかすごい。
もう継承はすませてあるから、って感じで。
「任せたよ」「任されました」という感じのアイコンタクトもかっこいいよね。うん、マネージャーズ、かっこいい。

潔子さんは大地さんにスカウト(?)されてマネージャーになったのか。
ずっと打ち込んでいたものが続けられなくなって、空いてしまった穴を何かで埋めたくて、なんとなく受け入れてしまったんだろうなあ。
終わりを知っている潔子さんが、もうすぐ終わってしまうことを覚悟したうえで、「それがどうした」と言う、その力強さ。
烏野の3年生ズは、そんな潔子さんに支えられて、ここまできたのだなあ、と思うと、この時間が少しでも長く続くといいね、と願うしかない。

『みんなのこち亀×松井優征』
別記事です。

『左門くんはサモナー』(第59話 左門くんは種モミを強奪する側のタイプ)
キャラクター人気投票、案の定、天使ヶ原ちゃんがトップか。
3位が九頭龍くんなのはちょっと驚いたけど。
だって、ネビロス閣下より、九頭龍くんが上って……。
まあ、トンガリをつけるという前提なら、九頭龍くんが一番、無難ではあるけど。

マステマは左門くんのことを、天使ヶ原ちゃんが天国に至るための「試練」であると判断したらしい。
だから、左門くんをこのまま放置すればおのずと自分の望みは叶うだろう、と考えて満足して投獄されたのだろう。
左門くんと天使ヶ原ちゃんの結びつきを強くしたこの事件。それを起こしたマステマは、左門くんにより地獄に落とされそこから天国にはいあがる天使ヶ原ちゃんを夢見ている。
その夢が叶えば、マステマは天使ヶ原ちゃんが天国に至るための道しるべのひとつになった、ということになるんだから、彼は大願を成就したということになるだろう。
まあ、マステマの思惑通りに左門くんと天使ヶ原ちゃんが動くとはとても思わないけどね。

そういえば、天使ヶ原ちゃんは今でも、ナッキーのことを「リーダー」って呼んでるのね。

しかし、シリアスのど真ん中にちょいちょい「売約済」がぶちこまれてて、めっちゃ笑った。
てか、「天使ヶ原ちゃんが左門くんのアレを売約済み」とか書くと、なんかアレだな。

あと、ネビロス閣下の脱け殻がグロい。