『週刊少年ジャンプ』04・05合併号 感想

今年最後の『ジャンプ』。
今年も本当に楽しませてもらった。
『暗殺教室』と『BLEACH』が終わっちゃったのはさびしかったけど、『ワールドトリガー』が休載になっちゃったのにはヘコんだけど。

『ONE PIECE』(第850話 "一筋の光")
サンジが大惨事(←とかくだらないこと言っちゃうくらいの鬱展開)。

『ハイキュー!!』(第235話 解放)
「変人速攻」だの「超速攻」だのいろいろ言われてきたマイナステンポの速攻が全国放送で「リーサル・ウェポン」と呼ばれる日がきたか……。
なかなか感慨深いものがある。

烏野が初戦の相手のビデオを手に入れてたように、当然、椿原の方も烏野の武器を知ってるわけなんだけど、知ってるからといってすぐに対応できるものではない、と二口くんと青根くんは言いたいわけだね。
てか、誰かの家とかじゃなく、学校でみてるんだ。練習の合間なのかもしれんけど。

クールな前主将と、情熱的な前々主将。このふたり、卒業したあとも連絡とりあってたのかな。それとも、春高に出るということで、OBたちにはもれなく連絡がまわったのかな。
大地さんたち3年生ズが1年生の頃を知ってるふたりだから、頼もしく成長した後輩たちをみるのはうれしかろう。
大地さんたちももう少し経てば応援する側にまわるのだろうか、と思うとちょっとさびしい。

ユース候補生の影山くんは知る人ぞ知るみたいな選手だったんだろうけど、これで本当の全国区選手になるのかな。
合宿で影山くんのはやすぎるトスにピリピリしていたアタッカーズも、日向くんをみて「ついうっかり」普通はうてないトスを出しちゃう影山くんの事情を理解してくれたことだろう。

ああ、それにしても、影山くんはどんどんオトコマエになっていくなあ。

『Canvas』
正直なとこ、めっちゃこわかった。
電車のつり革とか、車のシートベルトとか、笑いどころなのかもしれないけど、なんかめっちゃこわかった。

『鬼滅の刃』(第43話 地獄へ)
すべての鬼は元・人間なんだよね。鬼舞辻無惨はどうだかわからんけど。
そして、人間だった頃のことを覚えている鬼もいるし、忘れ去ってしまった鬼もいるということか。
累は中途半端に人間だった頃の記憶をひきずっていた。
ひきずっていたというよりは、記憶がないのに想いだけが残ってた、というべきか。

ゆがんだ形で「家族」を再生させようとしたけれど、無理やりな「配役」ではうまくいくはずがない。だけど、累にはそれがわからない。だから、「役者」たちが悪いんだ、ということになってたわけか。

鬼になり人を殺してしまった息子を殺して自分たちも死のうとした累の両親。
ねずこちゃんと炭治郎もそうなっていたかもしれないし、これからそうなる可能性だって残されている。
今のところねずこちゃんは兄を守ろうと動いているけれど、いつまでもそういてくれるかはわからないし。
そう考えるとせつない。
でも、炭治郎もきっと、地獄まででもねずこちゃんと共に在ろうとするんだろうな。

そして、鬼を滅することに躊躇はないけれど、「悲しみ」という人間の心をもって死ぬのなら、それを悼むことは当然と考える炭治郎の精神は尊い。

ところで、義勇さんが「お前は……」って言ったのは、ここで炭治郎とねずこちゃんが、以前、自分がであった兄妹だということに気付いた、って解釈でよいのかね。
義勇さん、厳しいこと言ってたけど、ねずこちゃんを見逃してくれたこともあるし、鬼は絶対に殺す、というスタンスでもないような気がするんだけどなあ。

『食戟のソーマ』(196 先頭を往く者)
城一郎をみてて、誰かを思い出すな、と思ったら『黒子のバスケ』の青峰だった。
大好きなものがあって、その大好きなものに対してとびぬけた才能を持ってて、だからこそやさぐれてしまうという。

『左門くんはサモナー』(第62話 左門くんは顔がムカつく)
ブーやんがかわいかった。かわいすぎだった。
特に「鬼ゃん子」を出した時のブーやんは最高傑作だった。

ところでベヒモス先輩。万能すぎやしませんか?