『アンデッドアンラック』(No.013 Revenge) 感想

ゾンビものは数多いけど、主人公側がゾンビを手ごまにする展開はなかなかみない。
しかも、ゾンビ側が自発的に動いてるし。

アンディの花嫁さん、ゾンビ化する前の姿がかっこいいな。
そして、ゾンビ化しても、夢を忘れず、子供たちのことも守ろうとしていて、みずから爆弾になってつっこんでいく。

抱き着かれて、「わかった…」って言って、普段、絶対にはずさない手袋をはずしてるとこがよいよね。
これだけで、不運ちゃんの覚悟のほどがわかる。
アンディは死なないってわかってるから、これまで能力使いまくりだったけど、ゾンビとはいえ、子供たちに慕われている先生を特攻させるために能力を使う覚悟は重い。

不運ちゃんの能力は、相手に好意を抱いてるほど強くなる、って設定、こうみるとむごいな。
これを逆手にとって、好きな人ほど強力な"爆弾"にしてしまうってのは、それをあらためて不運ちゃんに思い知らせるってことだからね。

つっこんでいく先生をみて、泣く不運ちゃんと、「流石…俺の花嫁だ」と笑うアンディ。
ふたりとも、花嫁さんの覚悟を受け入れている。
だけど、そこで笑えるほど不運ちゃんは割り切れてないし、そこで泣くにはアンディは修羅場を経験しすぎているんだろうと思う。