『幽遊白書』 「正体は誰だ!?」の巻 感想

今週の心の叫び
蔵馬はやっぱりコワイ

不親切なあらすじ

ムチのひとふりで巻原を倒した蔵馬。
だが、巻原を動かしていたのは、彼に喰われたはずの戸愚呂(兄)であったのだ。
しかしその戸愚呂(兄)も、怒りに燃える蔵馬の敵ではなかった。
かくして、戸愚呂(兄)は邪念樹に捕らわれ、死ぬこともできないままに、永久に蔵馬の幻影と闘い続けることとなったのだった。

復活の戸愚呂(兄)

さすがにしぶとい戸愚呂(兄)ですね。
なんと、喰った巻原を逆に乗っ取ってしまうとは……だから、あんなゲテモノ喰いはやめときゃよかったんだよ、巻原。
これはもう……白虎じゃないけど、史上最低の食あたりというやつですね。
だけど、こうなってくると気の毒なのは、巻原。
どういう意図で仙水さんたちに手を貸したのかは知らないけれど、やっぱりちょっとかわいそうすぎる。
あっ、巻原がやたらと桑原くんを喰いたがってた理由がようやくわかりましたね。
ほら、戸愚呂(兄)は桑原くんには決勝戦でぺしゃんこにされた怨みがあるから。きっと、なにがなんでも仕返ししてやりたかったんですよ(執念深いヤツだからね~)。
だけど、桑原くんが喰われる心配がなくなって、ようやく安心いたしましたわ(だけど、巻原の腹を幽助か蹴ったら、桑原くんが巻原の口から飛び出してくるという“セルと18号説”がつふれたのは残念だったなぁ)。
ああ、それにしても、あごから上が戸愚呂(兄)で、それから下は巻原という図は、グロくってしかたがない(だいたい、最初のページからしてグロかったんだよ)。
巻原も自分の肉体をこんなふうに扱われては、泣くに泣けないだろうなぁ。
それにしても、蔵馬ったらさすがにお狐さまだねぇ。鼻が異様に鋭いんだ(蔵馬ファンに怒られそうな発言だわね)。

蔵馬を怒らせるな!

以前より、幽遊の最強キャラはもしかしたら蔵馬かもしれないと思っておりましたが、今週の幽遊を見て、その思いをさらに強くしてしまいました。
さすがに、あの飛影ちゃんに「敵にまわしたくない」と言わせるだけのことはありますね。
先号で蔵馬が妖狐になりかけていると書いたんですが、今週の蔵馬はまさに妖狐の本性むきだしといった感じでした(蔵馬が煙を出した時は、本気で蔵馬が妖狐さまに変身するんじゃないかと思った)。
ああ、それにしても今週の蔵馬は美しすぎますね。
もうもうもう……なんなのよ! 綺麗すぎるぞ、蔵馬! なんて貴方はこんなに血みどろな姿がよく似合うのよ!(飛影ちゃんの血みどろの姿は痛々しいだけである)
「今、何かしたか?」
あの蔵馬の凄絶な美しさときたら……もう、くら-っときちゃいましたよ。
蔵馬は本気で怒るとこわいね-(幽助もビビッてたぞ)。
向かうところ敵なし! って感じよ。なんてったって、蔵馬の冷たいまなざしにみつめられただけで、弱い者たちは硬直してしまうんじゃないのかしら。
ところで、はなしはころーっと変わりますが、私、桑原くんの「ふはひゃほんひへりゃもべ、はんひははふへひへひへひ」という謎の言葉がどうしても解読できませんでした。
誰か翻訳して私に教えてくたさいませんか?(それにしても桑原くんてば、結構、すごい縛られ方をしてるなぁ)。

残るは2人

とうとう、仙水さんと樹さんだけになってしまいましたね。
来週はきっと樹さんのご出馬ということになるんでしょうが、一体、樹さんの本心というものは、どこにあるんでしょうか?
樹さんが幽助たちをどうしたいのかではなく、仙水さんをどうしたいのかが、私にとっては大問題です。
樹さんが仙水さんのパートナーだったということは、コエンマさまともお知り合いだったと思われるんですが、コエンマさまはいったい、仙水さんたちをどうするつもりなんでしょうか?
なんだか、ストーリーはクライマックスに近付いてきてるのに、謎は増えるばっかりでちっとも解決しませんねぇ。