『幽遊白書』 「それぞれの一年 蔵馬 後編」 感想
今週の心の叫び
会いたかったよ~!!
不親切なあらすじ
夏休みが終わっても、義理の弟を人質にとられたまま、黄泉のもとで働いている蔵馬。
だが、彼はその裏で着々と行動をすすめ、陣、凍矢、酎、鈴駒、鈴木、死々若丸の6人を、みずからの配下として、黄泉陣営に招き入れた。
そして、そんな行動に警戒心を抱き、襲ってきた鯖を返り討ちにした蔵馬は、黄泉の軍事参謀総長の座におさまったのだった。
策謀の日々
や~ん。表紙の蔵馬が美人すぎるわ(笑)。
なんだか、しっぽと耳をつけて、そのままペットにしちゃいたいくらい(危なすぎる発想だ)。
肩を出してる蔵馬って、超めずらしいなあ……それにウェストが細い! 細すぎる!
なんだか、この扉絵だけでのたうちまわっちゃったわ(やっぱり危なすぎる……)。
しかし、その扉絵をめくった途端に、海藤くんのどアップとは、また気がきいてるなあ(笑)。
やっぱり、冨樫先生って、海藤くんのアップが好きだと思うの。こんなにアップの多いキャラって、滅多にいないもの。
しかし、せっかく念願のトップの座を勝ち取ったのに、浮かぬ顔の海藤くん……う~ん。やっぱりいい子だなあ。小踊りして喜ばず、蔵馬の心配をしてくれるんだものねえ。
しっかり蔵馬と仲良しになってるわ。
それにしても、なぜに義理の弟くんまで、秀一って名前なわけ?
単なる不精なのか、いやがらせなのか、何かの伏線なのか……全然わからないわ。
だけど、蔵馬は名字を変えなかったのね。
うん。私も南野秀一のままの方がうれしいわ。
ところで畑中って、“南野ようこ”の次は“畑中ようこ”……ということなのかしら。
しかし、めまぐるしく変わる“蔵馬”の表情。
1コマごとに“南野秀一”と“妖狐”がいれかわっている時さえあったりして……。
蔵馬が“南野秀一”であるのがいいのか、“妖狐”であるのがいいのかは……私にはよくわかりません。
“南野秀一”でいる時の蔵馬は確かに幸福そうだけれど、“妖狐”でいる時の蔵馬はなんだかすごく生き生きしていて、“南野秀一”であり続けて欲しいと思う一方で、“妖狐”になってもいいじゃない……と思ったりするのです。
たとえ“妖狐”になったって、幽助や飛影ちゃんや志保利母さんを大事にしてくれるのならそれでいい。“南野秀一”の部分を忘れてしまわなければそれでいい……私はそう思うのだけれど……蔵馬はどう思っているのかしらねえ。
蔵馬はね、幽助たちの役にたつ自分であればいいと思ってるんじゃないかと、私は思うの。
幽助たちの力になれない“南野秀一”ならいらない。幽助たちの力になれるのなら、いつでも“妖狐”に戻ってやる……そう思っているんじゃないかと……。
だけど、どちらでもいいのなら、“南野秀一”でいたいんだよね。南野志保利(畑中志保利?)さんの息子の“南野秀一”という姿を、1日でも長く保っていたいんだよね。
だからこそ、無理をおして、魔界と人間界を行ったり来たりして、どうしようもないところまでは頑張って“南野秀一”を続けようとしている……そんな感じがしています。
私は、幻海師範と6人組を巻き込み、みずからの力を増強し、さらにコエンマさまを介して霊界さえ利用しようとする、この蔵馬のしたたかさに、すっごく期待してます。
勝手にさびしがって死にかける飛影ちゃんとはえらいちがい(苦笑)で、蔵馬はちゃんと自分にできること、自分がすべきことをわきまえ、きちんと行動している。
遠く遠く離れても、幽助をどこまでも信用している。
幽助が力を求めてきたら、すぐに応えてやれるようにと、考え得るすべての手をうち、ひたすらに幽助が行動に出る時を待っている……そんな感じ。
「幽助の出方次第」というのは、“幽助の望み通りに動く”という意味じゃないかと、私は思うので。
ところで、コエンマさまもずぶとくなりましたねえ(笑)。
あれだけ閻魔大王を恐れていた人が、平然と霊界を裏切り、さらに特防隊までをもまるめこもうとしている。
再び霊気を貯めはじめたのは、いつか幽助の役にたてるためじゃないのか? とまで勘ぐってしまいますよ。
だって、なんだかコエンマさまって、蔵馬をうらやましそうにみつめてる(私ってば最近、幽助×コエンマのフィルターがかかりだしたみたいです(苦笑))。
いずれにしても、皆が少しずつ、みずからの役割を果たすために動きだしました。
そして、皆が雷禅さまが死ぬ“X-Day”を息をひそめて待っているのです。
復活!
『今週の心の叫び』……実は、本気で口にしました(笑)。
あのページを開いた途端に、おもわず『ジャンプ』をパタリと閉じ、「まさか……」とつぶやいた後で、またあのページを捜し出して、やっぱり現実だ……と確認して、『ジャンプ』を胸に抱き「会いたかったよ~」と言ってしばらく感慨にひたった後、今度は『ジャンプ』にほおずりしてしまったという……。
もう、本当にとんでもない大馬鹿!
だけどもう、“夢にも思わなかった”という表現がぴったりのこの6人の再登場が、そんなにもうれしかったのですよ、私は!
ああ、なんだか前よりも童顔になってる陣がかわいい! 凍矢もこの服の方が前の服より断然、似合ってる!
凍矢が「陣」と言ってるだけで、私はもうめちゃくちゃうれしいの!(余談ですが、凍矢が「陣」と言っている場面はたくさんあるのに、陣が「凍矢」と言っている場面を見たことがない……ような気がするんですが、私の記憶違いかしら?)
酎もあいかわらずかっこいいし、その酎の肩にのっかってる鈴駒がまた愛らしい!
しかししかし……驚いたのは鈴木さまの肩にのっかってる変なやつ(笑)。
すぐに死々若とわかったけれど、どうしてこんなにちっちゃくなっちゃったのかしらねえ。
「死々若!! め!!」なんて……ああ、かわいすぎる~!!!!!
蔵馬……あなたってば偉すぎるわ!
この6人を連れてきてくれるなんて……もう、あまりのありがたさに、おもわず拝んじゃったわ(笑)。
だけど、贅沢だとはわかっているけれど、1つだけ苦情を言わせてもらうと……なんで、武威さんも呼ばなかったの?
武威さんも出して~。お願い~(陣と凍矢に会えただけで満足すればいいのに、欲をかく私であった(苦笑))。
それでね、この6人を見て、うれしくなると同時にほっとしましたの。
もう、これからは展開が暗くなるばかりだろうと、予防線を張り、警戒していた私に、この6人の再登場は、暗くなるばかりじゃない、明るい展望だって開けているんだ! という希望を与えてくれたのです。
こうやって安心させといて、またどつぼにはめる気じゃないだろうな、冨樫先生……という思いはありますが(この件に関しましては、私はまったく冨樫先生を信用してません)、とにもかくにも久々に明るい話題を提供してもらえて、本当にほっとしたのです。
ああ、この6人までをも不幸なめにあわせたら……ちょっと許せないかも(特に陣と鈴駒は、いつでも笑っていて欲しい子です)。
黄泉と蔵馬
黄泉と蔵馬って……あれはあれで仲がいいんじやないか? とか思ってしまいました。
互いが互いを裏切ることを承知のうえで、利用できる限りは利用してやるとばかりに、呉越同舟しているこの2人……実はひどく気があってる?
先号のたとえをひきずっていえは、“互いに愛がないと割り切ってしまえば、それはそれでお互いを憎まずに―緒にいられるじゃないか、と思っている家庭内離婚夫婦”といったところかしらねえ(別にこの2人を夫婦にしたがってるわけじゃないです。勘違いしないように(笑))。
で、蔵馬は本当に黄泉のNo.2(軍事参謀総長)になってしまったのね。
蔵馬は多分……“獅子身中の虫”になろうとしている。黄泉にはんぱに利用されるのなら、いっそのことその内側に飛び込んで、黄泉陣営を内側から食い破ろうとしている。
蔵馬と黄泉とどっちが上手になるかはわからないけれど……ギリギリまで蔵馬はふんばるつもりなんだろうねえ。
本当に蔵馬って、けなげな子だわ(だけど、はやく黄泉から逃げてね(笑))。
会いたかったよ~!!
不親切なあらすじ
夏休みが終わっても、義理の弟を人質にとられたまま、黄泉のもとで働いている蔵馬。
だが、彼はその裏で着々と行動をすすめ、陣、凍矢、酎、鈴駒、鈴木、死々若丸の6人を、みずからの配下として、黄泉陣営に招き入れた。
そして、そんな行動に警戒心を抱き、襲ってきた鯖を返り討ちにした蔵馬は、黄泉の軍事参謀総長の座におさまったのだった。
策謀の日々
や~ん。表紙の蔵馬が美人すぎるわ(笑)。
なんだか、しっぽと耳をつけて、そのままペットにしちゃいたいくらい(危なすぎる発想だ)。
肩を出してる蔵馬って、超めずらしいなあ……それにウェストが細い! 細すぎる!
なんだか、この扉絵だけでのたうちまわっちゃったわ(やっぱり危なすぎる……)。
しかし、その扉絵をめくった途端に、海藤くんのどアップとは、また気がきいてるなあ(笑)。
やっぱり、冨樫先生って、海藤くんのアップが好きだと思うの。こんなにアップの多いキャラって、滅多にいないもの。
しかし、せっかく念願のトップの座を勝ち取ったのに、浮かぬ顔の海藤くん……う~ん。やっぱりいい子だなあ。小踊りして喜ばず、蔵馬の心配をしてくれるんだものねえ。
しっかり蔵馬と仲良しになってるわ。
それにしても、なぜに義理の弟くんまで、秀一って名前なわけ?
単なる不精なのか、いやがらせなのか、何かの伏線なのか……全然わからないわ。
だけど、蔵馬は名字を変えなかったのね。
うん。私も南野秀一のままの方がうれしいわ。
ところで畑中って、“南野ようこ”の次は“畑中ようこ”……ということなのかしら。
しかし、めまぐるしく変わる“蔵馬”の表情。
1コマごとに“南野秀一”と“妖狐”がいれかわっている時さえあったりして……。
蔵馬が“南野秀一”であるのがいいのか、“妖狐”であるのがいいのかは……私にはよくわかりません。
“南野秀一”でいる時の蔵馬は確かに幸福そうだけれど、“妖狐”でいる時の蔵馬はなんだかすごく生き生きしていて、“南野秀一”であり続けて欲しいと思う一方で、“妖狐”になってもいいじゃない……と思ったりするのです。
たとえ“妖狐”になったって、幽助や飛影ちゃんや志保利母さんを大事にしてくれるのならそれでいい。“南野秀一”の部分を忘れてしまわなければそれでいい……私はそう思うのだけれど……蔵馬はどう思っているのかしらねえ。
蔵馬はね、幽助たちの役にたつ自分であればいいと思ってるんじゃないかと、私は思うの。
幽助たちの力になれない“南野秀一”ならいらない。幽助たちの力になれるのなら、いつでも“妖狐”に戻ってやる……そう思っているんじゃないかと……。
だけど、どちらでもいいのなら、“南野秀一”でいたいんだよね。南野志保利(畑中志保利?)さんの息子の“南野秀一”という姿を、1日でも長く保っていたいんだよね。
だからこそ、無理をおして、魔界と人間界を行ったり来たりして、どうしようもないところまでは頑張って“南野秀一”を続けようとしている……そんな感じがしています。
私は、幻海師範と6人組を巻き込み、みずからの力を増強し、さらにコエンマさまを介して霊界さえ利用しようとする、この蔵馬のしたたかさに、すっごく期待してます。
勝手にさびしがって死にかける飛影ちゃんとはえらいちがい(苦笑)で、蔵馬はちゃんと自分にできること、自分がすべきことをわきまえ、きちんと行動している。
遠く遠く離れても、幽助をどこまでも信用している。
幽助が力を求めてきたら、すぐに応えてやれるようにと、考え得るすべての手をうち、ひたすらに幽助が行動に出る時を待っている……そんな感じ。
「幽助の出方次第」というのは、“幽助の望み通りに動く”という意味じゃないかと、私は思うので。
ところで、コエンマさまもずぶとくなりましたねえ(笑)。
あれだけ閻魔大王を恐れていた人が、平然と霊界を裏切り、さらに特防隊までをもまるめこもうとしている。
再び霊気を貯めはじめたのは、いつか幽助の役にたてるためじゃないのか? とまで勘ぐってしまいますよ。
だって、なんだかコエンマさまって、蔵馬をうらやましそうにみつめてる(私ってば最近、幽助×コエンマのフィルターがかかりだしたみたいです(苦笑))。
いずれにしても、皆が少しずつ、みずからの役割を果たすために動きだしました。
そして、皆が雷禅さまが死ぬ“X-Day”を息をひそめて待っているのです。
復活!
『今週の心の叫び』……実は、本気で口にしました(笑)。
あのページを開いた途端に、おもわず『ジャンプ』をパタリと閉じ、「まさか……」とつぶやいた後で、またあのページを捜し出して、やっぱり現実だ……と確認して、『ジャンプ』を胸に抱き「会いたかったよ~」と言ってしばらく感慨にひたった後、今度は『ジャンプ』にほおずりしてしまったという……。
もう、本当にとんでもない大馬鹿!
だけどもう、“夢にも思わなかった”という表現がぴったりのこの6人の再登場が、そんなにもうれしかったのですよ、私は!
ああ、なんだか前よりも童顔になってる陣がかわいい! 凍矢もこの服の方が前の服より断然、似合ってる!
凍矢が「陣」と言ってるだけで、私はもうめちゃくちゃうれしいの!(余談ですが、凍矢が「陣」と言っている場面はたくさんあるのに、陣が「凍矢」と言っている場面を見たことがない……ような気がするんですが、私の記憶違いかしら?)
酎もあいかわらずかっこいいし、その酎の肩にのっかってる鈴駒がまた愛らしい!
しかししかし……驚いたのは鈴木さまの肩にのっかってる変なやつ(笑)。
すぐに死々若とわかったけれど、どうしてこんなにちっちゃくなっちゃったのかしらねえ。
「死々若!! め!!」なんて……ああ、かわいすぎる~!!!!!
蔵馬……あなたってば偉すぎるわ!
この6人を連れてきてくれるなんて……もう、あまりのありがたさに、おもわず拝んじゃったわ(笑)。
だけど、贅沢だとはわかっているけれど、1つだけ苦情を言わせてもらうと……なんで、武威さんも呼ばなかったの?
武威さんも出して~。お願い~(陣と凍矢に会えただけで満足すればいいのに、欲をかく私であった(苦笑))。
それでね、この6人を見て、うれしくなると同時にほっとしましたの。
もう、これからは展開が暗くなるばかりだろうと、予防線を張り、警戒していた私に、この6人の再登場は、暗くなるばかりじゃない、明るい展望だって開けているんだ! という希望を与えてくれたのです。
こうやって安心させといて、またどつぼにはめる気じゃないだろうな、冨樫先生……という思いはありますが(この件に関しましては、私はまったく冨樫先生を信用してません)、とにもかくにも久々に明るい話題を提供してもらえて、本当にほっとしたのです。
ああ、この6人までをも不幸なめにあわせたら……ちょっと許せないかも(特に陣と鈴駒は、いつでも笑っていて欲しい子です)。
黄泉と蔵馬
黄泉と蔵馬って……あれはあれで仲がいいんじやないか? とか思ってしまいました。
互いが互いを裏切ることを承知のうえで、利用できる限りは利用してやるとばかりに、呉越同舟しているこの2人……実はひどく気があってる?
先号のたとえをひきずっていえは、“互いに愛がないと割り切ってしまえば、それはそれでお互いを憎まずに―緒にいられるじゃないか、と思っている家庭内離婚夫婦”といったところかしらねえ(別にこの2人を夫婦にしたがってるわけじゃないです。勘違いしないように(笑))。
で、蔵馬は本当に黄泉のNo.2(軍事参謀総長)になってしまったのね。
蔵馬は多分……“獅子身中の虫”になろうとしている。黄泉にはんぱに利用されるのなら、いっそのことその内側に飛び込んで、黄泉陣営を内側から食い破ろうとしている。
蔵馬と黄泉とどっちが上手になるかはわからないけれど……ギリギリまで蔵馬はふんばるつもりなんだろうねえ。
本当に蔵馬って、けなげな子だわ(だけど、はやく黄泉から逃げてね(笑))。